裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

19日

水曜日

♪照屋照屋照屋照屋照屋照屋るゃ〜

♪日曜日は沖縄に行き りんけんバンドを聞いてきた〜

※書類書き 樋口かずえ退団記念コントライブ

朝、ベッドの中で喉が渇き、足が攣り、展転反側。
8時、起きて書類に書き込む事項をまとめる。
ホントに苦手だ、こういう作業は。
神経がイラつく。
まあ、必要なことなんだが。
私は公務員とかにはなれないなあ。

9時半、朝食。
コーンスープ、バナナジュース、ミルクティー。
朝は流動食ばかりにしてから、胃の負担が軽くなった感じ。
自室でまた作業、なんとか10時半にまず第1回の完成した
ものをサキサマに送る。

K子にメール、数回やりとり。
何となくご機嫌うるわしいよう。
頼んだこともすぐOK。
D社の打ち合わせが起動したからか、仕事場移転が決まった
からか(引っ越しの好きな女なのである)、あるいは頼みごとが
気に入ったからか。

メールで送った先から返事、書き足し何個所か指示。
頭をしぼって文案をひねりだす。こういうのは大得意。
いちいち細かく、“何年”というところを“何年何月”まで
とか、“金額は千円を単位に”と修正あり、またイライラ。
しかし、山を越えてくると、何となく爽快な気分になってくる。

弁当、カレイのムニエル。
皮の部分が実に美味。
マヨネーズだけだと飯の菜に不向きなので、ちょっと醤油をかけて。
朝日書評原稿、小ゲラ出たものに手を加えて送り返す。

資料読書。フィルムノワールの研究書だが、
ここで紹介されている未見のB級ノワール映画が、実に面白そうで
魅力的。夢オチだったり、事件に一切解決が示されてなかったり。
実際に見るとタルいんだろうが。

マイミクさんお二人(どちらも実際におつきあいあり)の
父上が、お一人は亡くなり、お一人は危篤状態。
立て続け、という感じだが、そういう年齢なのだな、と思う。
お二人の心情は察するにあまりある。
私などは大変に忙しい最中で、ずいぶんドライに父を送ってしまったが
あと五年、健康で生きていてくれたら、と思わないではない。
いろいろ話もしたかったし、周囲の状況がだいぶ変わっていたと
思うのだが。

各原稿〆切チェック。
文藝春秋からの依頼原稿の〆切がいつだったか、すっかり
忘れていてあせる。某新聞の短期連載は早まったのだったっけ?
中国で発見されたという“水怪”に興味を持って検索していたら、
『中国水怪調査』というビデオを見つけた。
中国製ビデオの日本向け販売サイトらしい。
ここで言う水怪はネッシー的なUMAのようだが、面白そうである。
ただ、サイトの中国文の機械翻訳らしい文章が……
「あんなにしてこれらの水の怪は一体に何かで、目撃者は全部
何でもが見えて、水の怪は底入れして怪は怪などの問題はすぐ
私たちになってこのシリーズ番組は報道する動機を求める」
なんて文章はいっそシュールで頭がクラクラする。
http://shopping.jchere.com/detail-id-886-q--qj-.htm

夕方6時、新宿に出て、買い物。樋口かずえちゃんの
退団の贈り物。
そこから中央線で阿佐谷ロフトA。
開場直前に楽屋を訪ねて、プレゼントを渡す。

さすがに退団興業なのでお客の入りが凄い。
奥の方でS崎くん、オノ&マド、T田くん、音響Mくん、
それとなべかつさんの関係者席。
早川さん夫妻と、久保夫妻、親川も駆けつけてきた。
演劇仲間というのはいいな。

コントいきなり9連発、それからデビュー当時の公演のビデオ、
さらに歌とコント。赤英からの熱烈なキスあり、
ハッシーからのキスあり(どちらも本気で嫌がっていた)に
会場爆笑。コントもしゃくれ姐さん、フィリピンバーなど
おなじみのネタ、これらがもう見られないのは寂しいもの。
同期入団組でも、へにゃへにゃ系の乾きょんとストレート系のかずえちゃん
という対比が凄く際立っていていいコンビだった。
後でちょっと話し、今後も仕事などあれば受けてくれることを確認。

もちろん、他のコントもよかった。
おなじみ“タケシさん”はなべさんと二人、涙を流して笑ったし、
“お見合い”では松下あゆみGJ、という感じ。
声優声のネタだったが、『御利益』でやった峰不二子とは雲泥の差。
いや、『新・地獄』から格段に彼女、よくなっていたが、
これはあと少しで“化ける”かも。じゅんじゅんもうかうかしては
いられないぞ。

オノからスケジュール予定、明後日に(すっかり忘れてた)
某国家機関からのお仕事、さすがに国のものだけあって
お話あってからまとまるのに時間かかったがやっと動き出した
とのことで、打ち合わせあり。

終って打ち上げ、隆鍋綿さんら常連さんと話し(鈴木美潮さんの歌手
デビューのことなど)、テリーと乾きょんにちょっとお願い事。
それからいつものじげもん、と思ったが初めてここの大テーブルに
先客あり、じゃあ、と並びの沖縄料理の『瀬戸海人』まで。
T田くん、しら〜、オノ&マド、後でハッシーも合流。
いろいろ今後の打ち合わせなどオリオンビール飲みながら
やっていたが、泡盛入ったあたりでやはりベロになり、
放談連発、わけわかんなくなる。

※かずえちゃんと。この後、このシャンパンをラッパ飲みしていた。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa