28日
木曜日
硬直の興廃この一戦にあり
途中で柔らかくならぬよう奮励努力せよ。
※G社原稿語り下ろし
朝10時起き。
自分の自堕落に呆れる思い。
ベッドで谷崎潤一郎『柳湯の事件』読む。
変態小説家谷崎の本領躍如。
起きて雑用一束。
朝食は抜かす。
事務所の引っ越しについて
いろいろサジェスチョンいただく。
意外なところ(以前、住居の候補だったところが
最近は事務所用として貸し出されていたり)の名前が
出たり。
昼はタイ風汁ビーフン。
鳥肉団子が冷凍庫にあったので、それと香菜、もやし、
黄ニラが具。
ちょっと進行中の企画のことで目をシロクロさせることあり。
対応する。
これまた嬉しい依頼がメールであり。
速攻でOKを出す。
さて、すぐに出かけなくては。
着替えなどしている間にも連絡いくつか、
バスや地下鉄で行く時間なくなり、
タクシー使用。
車内で編集のN田くんに少し遅れる、と留守電。
事務所で少し待つ。
やがてバーバラ来て、録音の準備を始める。
聴いたら今日はN田くんは呼んでないらしい。
おやおやである。
G社語り下ろし本収録。
1時から6時まで5時間ぶっ通しであるが、
話しまくって、ほとんど疲れを感じない。
われながらおしゃべりである。
合間々々に入る休息時間にまで雑談でしゃべり、
話が雑談から本筋に入ってしまい、バーバラがあわてて
レコーダーのスイッチを入れる騒ぎにもなった。
途中でN田くんも駆けつける。
6時までしゃべり続けて、さすがにノドが渇く。
近くのビアバーで少し雑談。
N田くん内容を絶賛してくれる。
私としてはもう少しインパクトある切り口をつけた方が
いいかと思ったのだが、バーバラによれば、それでは
読者がついてこれなくなる、と。
それは真理。
N田くん相変らず超多忙で(こないだまでの日記では
アイスランド、ロンドン、ドバイ、ロスと、世界中を飛び回って
いた)、7時にまた次の予定が、と出ていく。
私とバーバラはその後も少し打ち合せ続け、
8時ころ店を出る。
バスで新中野。
届くべき郵便が届いてないのが心配だったが、差出人が
黒ネコメールに確認して、明日到着予定とわかる。
しかし、案外時間かかるものだな。
少し含み笑い含むメールを書いて(何人かにメールは出したので
自分のことではないかと思う知人連は多いと思うが、なに、
他愛ないことです)、ホッピー二杯飲んで、
ベッド読書(書評用)改めてして、1時半就寝。