27日
木曜日
師走だなぁ。ぼかぁ、君といるときが一番師走なんだ
♪僕は死ぬまで君を年末進行から離さないぞ。いいだろ?(よくありません)
※オタク大賞打ち合せ 『社会派くん』対談
5時ころ目を覚まし、それから布団の中で展転反側。
明け方頃ぼんやりした頭で夢を見る。
有名タレントから昔の友人まで、入れ替わり立ち替わり
出てくる夢。それがみんなチャーリーハウスのカウンターに、
なのである。
8時50分起床、入浴。出がけにチャイム。
昨日、シカトしてしまったクリーニングだった。
あわてて体を拭いて対応したが、財布に細かい紙幣がなく、
一万円では釣りがないという。
硬貨をかき集めたら、何とか支払い出来た。
しかし、なぜ財布にこんなに硬貨があるのか。
ゆうべはそんなに酔ってなかったはずだが。
9時半、朝食。
リンゴ、洋梨、ホワイトアスパラガスのスープ。
自室で日記つけ、原稿。
木原浩勝さんにお願いごとをしていたのだが快諾を得る。
ありがたし。
1時半、家を出る。マンションの入り口に門松が立った。
新宿西口までタクシー。
運転手さんと国際政治論議(の、ようなもの)。
降りがけにその運転手さん
「あ、そう言やテレビに出ている人だあ。ずるいや」
何がズルいのか?
思い出横丁の入り口にあるマグロ屋でヅケ丼でも喰おうと
思っていったら、貴金属店になっていた。
有為転変定まらぬご時勢である。
仕方なく、つるかめ食堂でソイ丼を食べる。
ソイ丼というのは、大豆入りキーマカレー(の、如きもの)
を丼飯の上にかけて、なぜかハムが半切れ乗っている
料理である(あなどれないことにこのハムが自家製だったりする)。
決してうまい! と勧められるものではないが、それだけに
癖になる。それに、ここにしかない。
うまいものは飽きる。
まずいものは(個性あるまずいものは)飽きない。
味噌汁がついて500円。
しまった、今朝クリーニングで小銭を使い果たしてまだ
くずしてなかった(タクシーはカード支払いだった)、
ここで万札出すのははばかられるなあ、と思って財布の中を見たら
まだ十二分に小銭がある。
いったい、昨日いくらくずしたのか。
昼なお薄暗い思い出横丁、見るともうこの時間からモツ煮込みだので
酒くらってゴキゲンになっている女性とかがいる。
落ち着くいい世界だ。
バスで渋谷まで行き、タントンマッサージ受ける。
終わって2時55分。大慌てで渋谷駅東口の貸し会議室まで。
ちょっと迷って10分遅れ、オタク大賞打ち合せ。
グラナーテNくん、キャプテン岡野、司会役の鶴岡と
いったスタッフの他、ドリー尾崎さん、東海村源八さん、
石黒直樹さんなど、いつものメンバーに、今回は腐女子コーナー担当で、
倉田マスミさんが参加。
ここはルノワールの会議室でなくカフェ・ミヤマの会議室なので
ガラナがない。仕方なくレッドオレンジジュース。
毎度そうなのだが、私はもうオタとしては引退状態なので
この番組に出るのはやめたい、とこの数年思いつつ、後継者がいないと
慰留されて残っている。“オタク権益にしがみついている”などと
バカ極まる(オタク権益なるものがある、と思っている時点で)
批判をされるのも面白くない。
じゃあ、打ち合せとか本番が憂鬱かというと、
さすがに各分野のオーソリティが話すこの一年の業界事情、と
いうのが面白くて面白くて、聞き入ってしまう。
マスミさんの話で、腐女子のディープな生態に大いに興味を
持つが、また、美少年業界で、腐女子に支えられている
2.5次元モノ(2次元のアニメ、コミックを舞台化や映像化
して3次元にしたものをこう呼ぶそうな)の業界の、実は凄まじい
状況に男ども、驚嘆。オタク業界の各種問題が一挙に吹き出てきた
ような感のある今年、全部のジャンルの状況が有機的につながって
変動が起きつつある。これは緊急提言として書籍化してはどうか?
少なくともこの打ち合せのみでも録音しておけば(あまりに
オフレコばなしが多すぎるが)貴重な記録になるだろう。
時間を見るともう5時10分過ぎ、急いで辞去して、
今度は公演通り、時間割にて『社会派くん』今年最後の対談。
こないだ出た新刊も変わらぬ出足だそうで、まず目出度し。
対談はいつも通り、鬼畜に進む。しかし、終わって外へ出て、
携帯でニュースを見たら、ブット暗殺、ローレライ中枢部結婚、
叶姉妹脅迫で実父逮捕と、凄いニュースがどっと。
タクシーで急いで帰宅。
7時過ぎから、Yくん夫妻、小梅さん(佳声先生の娘さん)と
家で食事会。一旦帰ったあと、ビール買いにコンビニまで走る。
ここで初めて万札をくずした。
今日は豚祭だそうで、ウェスティン豚、インゲンの豚肉巻、
角煮、豚汁、豚丼など豚肉尽くし。
エロの冒険者さんからだいぶ前にいただいたワインを開ける。
ニュージーランドものだそうだが、口当たりよく美味。
もっとも、Yくんは酒飲めず、小梅さんも今日はあまり
過ごさず、で、ほぼ一本を私とユキコさんで開けた。
他にもおみやげの越寒梅、博多のファンからいただいた五人番と
いう焼酎などあけ、さらに、一缶だけだがこないだ仙台に
行った帰りに買った岩手の活性原酒『雪っ子』もあける。
雪っ子はにごり酒で、甘めでクイクイ行けるがアルコール度数は
極めて高い。仙台で鬱々としていた時代、この原酒にどれだけ
助けられたか。
4月の番組の話、周囲の人物の話などいろいろ。
飯があらかた終わったところで“まだ9時前だよ”などと
言っていたのが、話に夢中になって気がついたらもう11時。
みんなを送った後、部屋に帰ってメールのみ確認し、
ベッドで週刊文春の海老名家の裏事情の記事読んだだけで
すぐ寝る。