裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

4日

火曜日

ミル・アシカラズ

素顔をわけあって見せられませんが、悪しからず。

※グラナーテ打ち合せ 阿佐谷ロフト『オタクアミーゴス』

朝、喫茶店の店員がこちらの注文に対し、あまりに暴言(というかイヤミ)
を言うのできつく叱って土下座させてあやまらせる夢。
その店員、サエキけんぞうさんと寒空はだかさんを足して二で割ったような
顔だった。

何度か目を覚ますが、そのたびに“もうちょい、もうちょい”と
寝て、9時まで。
入浴等済ませて、9時半朝食。
リンゴ二切れ、洋梨一切れ、スープ。
朝の糖分補給でやっと眠気が覚める。

自室で日記つけるが、ふと気がつくと鍵がない。
新聞受けから新聞とって、母の室の鍵をあけてから
どこにも行っていないのだから、無くなるわけがないのだが
どこを探しても見つからず。
宇宙人にでもピックポケットされたか、と思うほど。
仕方なく、母の鍵を借りておく。

弁当、シャケと卵焼き。
2時ちょっと過ぎ、バスで渋谷。3時、時間割にて
グラナーテとオタク大賞打ち合せ。
引退したいしたいと言い続けながら、後任がいないので
という理由で慰留されるという、民主党の小沢サンみたいな
状況である。

打ち合せ終わり、ちょっと調べもの。
某件で、小さいことだが非常にスッキリしたことあり。
気分がよくなる。

5時、タクシーで新宿、中央線で阿佐谷。
パールセンターを進み、“あのお肉”を売っている吉澤肉店の
一軒おいた先の地下、『阿佐谷ロフト』へ。
眠田さん来ていた。打ち合せあるので遅れると言っていた
岡田さんも案外早く来た。店は新宿ロフトをちょっと
こじんまりさせたという感じの店。
平野店長がいろいろと説明してくれる。
バー部分の壁はアメリカの古家を解体した廃材を買って
装飾したとか、天井に何故か取り付けられた車輪は本物の
19世紀の蒸気機関車の車輪だとか。
「オレのプロデュースする最後の店だからね、凝ったんだよ」
と。

で、私と眠田さんに挨拶して帰っていくが、すぐに戻ってきて
岡田さんを指して
「岡田さん……だよね?」
と。痩せていて全くわからなかった、と平身低頭。
いや、大笑い。
楽屋にNくんとMさん、来る。
ちょっと驚く話も聞く。そんなことがあったのか。
IPPANさん、しら〜さんなどと、さいとうさん交え
アンドナウの会の打ち合せ。
某所、上の方がワカランチンなことを言っているというので、
別の会場を探すことにする。

やがて開演、東京でやるのは二年ぶり、前回の札幌では
ちょっと私の調子がよろしくなかったので、今回はトバす。
冒頭ネタは眠田さんのチャージマン研、続いて私のゴッドマン&
レッドマン。集団心理か、お客さんというのは満席だと、
見ていてつらいB級ものほど大爆笑してくれる。
岡田さんもネタ持ってきていたが、
「この二つのあとだとショボく見えるからいいや」
と。

その他のネタ類でYouTubeで見られるもの。
●チャージマン研『頭の中にダイナマイト』
http://www.youtube.com/watch?v=g5UwqDfnTUQ&feature=related
●『恐怖! 精神病院』
http://www.youtube.com/watch?v=MUwOlBMt_us&feature=related
●レッドマン 残虐シーンベスト10
http://www.youtube.com/watch?v=IbWWuMG4o4w
●クレクレタコラ『独裁者の巻』
http://jp.youtube.com/watch?v=fe9MuzIyv64
●ジューイッシュ・ニンジャ
http://jp.youtube.com/watch?v=OJPjTfBpoiA

それ以外では大食いの小林さん(ホットドッグ大食い大会のチャンピオン)
のサタデー・ナイト・ライブでのアニメ化作品、大陸書房のSF(?)
エロアニメなど。

〆は季節ネタで。
●夏コミのスタッフを300人のスパルタ人に任せてみた
http://www.youtube.com/watch?v=5DaEess66N4&feature=related
でした。

山崎さんなど文サバの人たちも来てくれ、さらにNHKのYくんや
rikiさんなどの姿もあったが、取り込みで挨拶もロクにできず。
終了後の物販も順調。サインと握手に追われる。
片づけを待って、ギャラを支払っていただいて、
で、オノ&マド、バーバラ、しら〜、さいとうさんと出る。
阿佐谷は打ち上げの店に不自由しないというところがいい。
獺祭を飲ませるという居酒屋があったので、そこに入って乾杯。
鶏の白レバ刺し、湯豆腐、ノドグロ一夜干しなど。
オノが“そんなニヤラフンチャなこと”と口走るので、
それは何語だ、と言ったら、母親が使っている言葉、とのこと。
マイ北海道弁、らしい。

しばらくして、仕事終わったハッシーも来る。
店の名前を言ったらすぐにわかった。さすが阿佐谷歴20年。
ワイワイと騒がしく楽しく話し、看板まで。
支払いが新宿の半分以下なのも阿佐谷らしくて嬉しい。
そこから、“日高屋行こうかあ”になり(二年前の池袋での
悪夢のような日高屋飲み会から、これが癖になった)、
ラーメン、ギョウザなどでまたビール。
舞台の延長みたいな感じ。
タクシーで帰る。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa