裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

29日

火曜日

メンヘルだな、ポエムだな〜

現代において詩をつむげるのは狂気を措いて他にない(山城新伍談)

※『GOETHE』原稿 高円寺飲み会

朝、目が覚めたらまだ5時半。6時に風呂使って、また横になって9時まで寝てしまった。最近、妙にストーリィのはっきりした夢ばかり見るのだがそのとき見たのは、どこかのビル内のステージでトークショーをやることになり、その前にトイレに入ったら、床が水びたしで、小さいシャワー台みたいなものが並んでいる変なトイレだった、という、いかにも夢らしい脈絡のないもの。

朝食9時半、母と松岡農水省のことなど話しながら。パンプキンスープとリンゴ、パイン。自室に戻り、仕事、とすぐいけば偉いのだが、YouTubeめぐりひとくさり。
今日のお題(検索ワード)は“アクシデント”。
http://www.youtube.com/watch?v=0DPhtnhqX9s&NR=1
↑ゴムボートアクシデント。うまく出来てる。
http://www.youtube.com/watch?v=72pk-EsnYBg
↑ペンギンアクシデント。これはホンモノだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=x4g-3VG1hxU&mode=related&search=
↑それを元にツクった2。
http://www.youtube.com/watch?v=x4g-3VG1hxU&mode=related&search=
↑その3。これももちろんツクリなんだけど笑える。

昼は鶏そば、母の室で。
母は朝食後、銀座に行って、最近お気に入りの、朝から並ばぬと買えぬ空也最中を買って帰ってきたところだという。元気なことだ。

『GOETHE』(この綴り読めるのかな、買っている人)原稿。書きはじめるが時間間に合わなくなり、途中で家を出る。3時、時間割で楽工社H社長と。本の形式についての打ち合せ。ひとつ、提案。

いつものことながら、Hさんと話すと“人生とは”というような話に何故かなってしまう。最近の私のペシミスティックな人間観など話す。人間は愚かであり、その愚かな状態が基準状態であるとすれば、啓蒙などという行為は不毛かつ不遜であることになる。これは『社会派くん』の対談などをずっと続けていっているうちに醸成されてきた感覚だろう。

事務所に戻り、バーバラにその対談の結果(仕事の)を報告。オノといろいろ打ち合せ。某出版社から本を寄贈してくれる。こないだ、書評委員会で取り上げることを決めた本だった。高価な本がダブるのはもったいない。どうしようか。

5時45分には事務所を出なくてはならない。30分で、『GOETHE』原稿、残りを書き上げて送る。オノと、タクシーで新宿南口。そこから総武線で高円寺まで。

高円寺でマドと待合わせ。またマド、ティッシュペーパーの包みを下げてくる。いつぞや、五反田であぁルナの舞台を観たときも安いのを見つけて買って下げてきた。主婦的感覚旺盛である。

自転車で来た開田夫妻と、沖縄料理屋『きよ香』で食事。とても店があると思えぬ狭い路地にある。いいシチュエーションである。オノが、自分の持っている古いモバイルのマックをあやさんにプレゼントするので、ついでに食事を、ということでの会。

マドはこの店のスンシー(メンマ炒め)が楽しみだった様子だが、残念ながら品切れ。テビチ、ヒージャ、クープイリチ、ゴーヤチャンプルなど。どれも美味。なかんずくジーマミ豆腐が結構だった。

それからもう一軒、と、これまた古い市場のような中にあるモツ焼きや『四文屋』。“毎日、と場(屠場)から新鮮な肉を仕入れています”とある。いつわりなくさすがに新鮮。ワイワイ話しながら、梅割焼酎かッくらってごきげん。あやさんは某掲示板では私と不倫していることになっているらしいので、じゃア証拠写真を、と抱きあっているところを亭主の開田さんに写真にとってもらうが、顔がもう、酔ってしまりがなくて、そっちの方が恥ずかしく、公表はNG。タクシーで帰宅、珍しく衣服をそこらに脱ぎ散らかしたままベッドに入る。よほど酔っていたのだろう。久しぶり。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa