17日
土曜日
ルゴシは私に愛をください
ドラキュラの花嫁。
※幻冬舎原稿、アニドウ上映会
朝8時45分起床、また寝坊。しかしよく飲んだ。夢で、昨日行った二軒の店がそのまま出てきた。最初の鳥源では何故か鳥でなく牛肉を昨日のメンバーで食べており、次の店では、木造の店内がかなり奥まで広がってそこでクラシック・トイの展示即売会をやっている。みんなが“唐沢さんの好きそうな古オモチャがあるから買いなさい”と言うので見てみると、本当によさげなオモチャがたくさんあり、全部買うといくらになるだろう、とサイフの中身を心配する、というもの。
入浴して、9時45分朝食。コーンスープとリンゴ、ミカン。今日から青汁の代わりに、スキムミルク飲料にクエン酸を混ぜたもの。
テレビで『ぶらり途中下車の旅』、今日は小倉久寛が旅人なのでお笑いネタ中心。日本珍道具学会、エクストリームアイロニング(日本でこのスポーツの紹介本を持っている数少ない人間の一人であろう、私は)、インスタントラーメン専門食堂など。
ほぼずっと家に籠り、原稿。もう長くかかっている幻冬舎新書だが、そろそろ目鼻がつきかけてきた。昼はキャベツチャーハン(干し貝柱入り)。
書いている最中に急に鬱になり、眠くなり、少しベッドに横になって、1時間ほど寝てしまう。果然、外は雨になった。すこぶる正直な肉体である。
6時までに半分の量かきあげ、編集のトテカワにメール。それから近距離ではあるがタクシーに乗り、中野芸能小劇場。アニドウ上映会。今日は“ハガキを出していない”とのことで、8分の入り。まるさんさざんかさん++ungoodさんなど、いつもの面々(植木さんは会社の遅番とかで来らず)。
上映作品、今日は『健全な機械大特集』というタイムリーなもの(?)。要は赤ん坊の出てくるアニメ特集である。猫のフェリックスの『Sure Lockd Homes』がサイレントモノクロアニメの特色であるグルーミーさを存分に出していて傑作。タイトルも含め、英語ダジャレのオンパレードであるが。
あと、日本アニメということで『魔法使いチャッピー』の“赤ちゃん泥棒”を上映。35年前のアニメであるが、ストーリー展開が全く現在のアニメとは違う。シュールとすら言いたい進行である。ちょっとショックを受けた。テレビアニメ史の断層はいったい何年くらいにあったのだろうか。
帰るとき、なみきに“おっさん、太ったね!”と言われる。壇上での彼の言によると、これまで毎月やっていた上映会も、そろそろ飽きたので3月を以てやめるとのことだが、惜しい。クラシックアニメの本を私が出すまでは続けていただきたいというのが本音である。
まるさんたちと、“とらじ”で焼肉。やたらマニアックな映画話になり、しばし浮世のウサを忘れる。中村雁治郎の名前が出て来ずにイラついたりしたが。こういう飲み会が出来るだけでも、アニドウの上映会は
存続が望まれる。
帰宅、あまり飲まない人ばかりだったので、ホッピー二杯、ひっかけて寝酒に。古いSF映画のトレーラー集など見つつ。