16日
金曜日
♪アンドレ・カイヤット、ドッコイジャンジャンコーラヤット
社会派監督、ドリフ映画を撮る!
※ポケット収録、『アストロ劇団』稽古
朝7時50分起床。入浴、歯磨。8時半、朝食。今日のポケット用に80年代事件リストをネットから拾う。80年代が60年代、70年代に比べまだ語られないのは
「生々しい」
からなのだな、と改めて理解できる。われわれの現在享受している文化はほとんどが80年代生れ、なのだ。
10時家を出て、時間ピッタリにTBS。黒服、ネクタイの若い人たちがたくさんいたのは入社希望の学生たちへの説明会が本日、あった模様。何だろう、こういう人たちの間に混じって感じる
「申し訳なさ」
というのは。好き勝手なことをやって食っていくというのはまあ、それは大変なことなのだが、日本人の大部分を占める会社勤めの人たちが真面目に企業の歯車となってやっているからこそ、われわれが好き勝手で飯を食うことが出来るのだなあ、という思いを忘れてはいけない、と、常に思う。
スタジオ収録。風邪がこもっているせいか、頭も口もまわらず。しかし内容は面白い。笹さんのリクエストのたのきんトリオ『君に贈る言葉』(トシちゃんの『哀愁でいと』のB面)がやはりこの“生々しさ”で爆笑。つまり、80年代の“やったやった、俺もこういう恥ずかしいこと”的な記憶全開なのである。この羞恥がまだ残っているから、80年代は語られること少ないのだ。
ネットを探したら歌詞があったのでコピペしておく。
※※
『君に贈る言葉〔アフター・スクール)』
企画 近藤真彦 / 構成 田原俊彦・近藤真彦・野村義男
マ : 俺達、3年B組を卒業して、今思いっきり飛び出した。
俺達と一緒に突っ走ろう!
ヨ : ♪砂煙が舞う 野村義男 俺のギターで歌おうぜ。
マ : ♪バイクを倒して 近藤真彦 朝日を二人でまとおうぜ。
ト : ♪いい人ねとささやかれ 田原俊彦 ポストが俺の恋人。
差出人は君。
三 : 俺達に今日はいらない。燃えてる明日があるぜ!
マ : 君、何泣いてんだよ。涙なんか似合わないぜ。
俺と一緒に走るんだ。汗をかいて何もかも忘れようぜ。
ヨ : ラブレターなんて書くなよ。俺達はそんなのいらないぜ。
君の笑顔があればそれで最高さ。
ト : グラウンドの隅で夕日を見ている君。そんなの見るな。
俺達には朝日しかいらないんだ!
ト : 街のざわめきも君しか感じられないんだ。俺はもう君しか
見えない。
マ : 海のきらめきも君の微笑みにかすれて見えるぜ。ねえ、
俺だけのために笑ってくれよ。
ヨ : 星の輝きも君の瞳に写れば俺だけのものさ。もう君を
離したくないんだ。
ト : テストの成績が何だって言うんだ。そんなもので俺達の
青春は燃えないぜ。
さあ大声で叫べ!愛してるって!
ヨ : 俺達の楽しい夜に机になんか向かうなよ。ラジオから素敵
なリズムが聞こえてくる。さあ踊ろう。くたくたに
なるまで。
マ : 制服なんか脱ぎ捨ててレオタードを来てみな。
そして俺達と一緒に街を歩こう。君のまぶしさにみんなが
振りかえるぜ。
いかすレオタードギャルにな!
ト : 俺達はみんなこれから辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、
そんな今日のことを忘れるために、今君に贈った言葉を
もう一度聞きなおす。
そして明日に向かって突っ走ろう。なあ、マッチ、
ヨッチャン!
ヨ : オウ!
マ : トシチャンも一緒にな!
ヨ : そしてみんなも一緒だ。
マ : この「君に贈る言葉」がみんなのために忘れられない楽しい
思い出になるといいな。
ヨ : 俺はやるぞ!
マ : 君もやれ!
三 : みんなでやろう!
<以下三人のコーラス>
三 : 一度きりの 人生なら 恋のために 傷ついたって構わない
二人だけの スリル抱いて 心のまま 恋のわなに
落ちてく放課後
※※
ポッドキャスティングは片づけと風水。たまの石川さんが、タイでずっとこの番組のポッドキャスティングを聞いていてくれているそうである。ワールドワイドなわけだ。そう思うと、ポッドキャスティングの方により力を注ぐべきかと思う。
今日は海保さんに一日取材で、子供番組のスタッフがくっついてカメラを回していた。海保さんが珍しく、両手で髪をかきあげるしぐさをしたとき、ちょっとゾクッとした色気を感じる。やはり美人なのだな、この人。もっとも一年一緒に仕事して、初めて感じたのであるが。
笹さんと、メキシコ料理『アンベ・クアトロ』へ。話がいろいろと盛り上がる。笹さんも『40語の会』に入会希望の由。別れてタクシーで事務所へ。メールやりとり、いろいろ。首が凝って凝って、頭を持ち上げていられないくらい。これはどうしようもない、と判断し、タントンに電話、30分だけ首を揉んでもらう。大したもので、おかげで大分楽になった。
そこから西荻。いつも行く西荻区民センターだと思ったら、西荻南区民集会所なるところだった。あわててそっちへ向かう。今日は集まる人数少なく、10人ちょい。私の出のところ、かなりオーバーワークにやってみたら演出の橋沢さん爆笑、渡辺シヴヲさんにまで
「まさか唐沢さんがこの線でくるとは」
と感心(?)される。
8時にオノとマド、来る。オノの差し入れが餅アイス。大和さんの某モノマネにオノマネが驚いていた(これが言いたかったのか)。
稽古9時に終わり、橋沢さん、オノ&マド、大和さんと橋沢さんオススメの店、『鳥源』に入る。オノは稽古場に来るとき、この店の前を通って
「私は今日、この店に入る!」
という霊感を得ていたそうである。
店名、新宿の鳥源と同じだが、あの店に勤めていた店主がのれん分けしてもらって始めた店だそうな。つくねとか、モツ焼きとか、そして水炊きとか、なるほどあの鳥源のスタイルだが、それをもう少し大衆的・西荻的にアレンジし、ニンニク味噌をつけるなど、味にも工夫をしている。そして何より、お値段が新宿店の半分くらいだ。
うまいうまいと食べながら、いろいろと話出る。人物論から演議論まで。それと打ち上げ論か。あぁルナ同人誌の話、それから『トンデモホラー』のDVDで、おかっちが意外にいい演技している、という話など。大和さんは自衛隊の予備だそうで、日本の軍事の裏側の話などもしてくれる。
雑炊まで食べて満足、それから船橋に帰る大和さん送ったあと、恒例の“もう一軒”。いい感じの居酒屋に入って、マッコリなど飲みつつバカ話(文字通りのバカ話と、バカについての話)。トイメンの小上がりで飲んでいたグループのうちの一人で、美容師だという若い子が、かなりもうでき上がっていて、
「みなさん、カッコいいですね、オシャレですね、サラリーマンじゃないでしょう」
とか、ごきげんでからんできて、ちょっと相手をする。オノを
「可愛いですね、可愛いですね」
とやたら褒めるので、亭主のマドも悪い気はしなかった模様。タクシーで帰宅、2時半過ぎ。嗚呼。橋沢さんは明日はカウンタックーズの営業でやたら早いと聞いたが、大丈夫か?