裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

4日

日曜日

ギラン・バレー! ロボコン

難病に負けずデンガラガッタ、デンガラガッタ。

※台本書き 『アストロ劇団』本読み

目が覚めたら1時半。また寝て起きたら3時半。喉がカラカラだったので起き出して水を飲み、パソコンの前に座って、台本を書き出す。このあいだから書き始めていた、夏の企画用の台本である。書き出したら止まらなくなって、6時になってしまう。一旦筆を措き、ベッドに。9時まで寝る。朝食を延ばしてもらおうと思っていたら、ちょうど母も寝坊したということで、風呂入って9時半、朝食。グレープフルーツ、イチゴ、青豆スープ。

耳の奥の痛みとか頭クラクラとか、心配だったが全部治る。深酒のおかげか、などと考える。何にあれ、健康であることはは結構。

久間防衛庁長官のイラク戦争&ブッシュ内閣批判に対し、サンプロで田原総一朗が石破元・防衛庁長官にインタビュー、なんとか
「久間さんもバカなこと言った。困ったもんだ」
という言葉を石破氏から引き出そうとカマをかけまくっていた。きちんとした話をしようと筋道だって話すとまず大抵、テレビ的には長すぎる話になる。『朝まで生テレビ』のときに田原氏は司会の権限で勝手に人の長い話を中断させて結論を求めたり、話を別の方に持っていってしまうという荒技を用いていた。そうなると、発言者はそれをされないために、テレビ向けに、短いフレーズで、わかりやすく結論から話す、という話し方をイヤでもマスターしなければならない。多くのテレビ向け政治評論家がこの番組から生まれたのは、この、田原氏に鍛えられたたまものだろう(まったく田原氏の横やりをものともせず延々と話し続ける芸風だった西尾幹二というような人もいたが)。

とはいえ、世の中にはきちんと筋道を立ててことわけた話をしなければいけない場合もあるし、タレント文化人でない場合はそんなにテレビ向けに自分の発言を調整する必要もない。この番組の中で、最初こそ長い説明をしようとするたびに田原氏の横やり発言が入っておし黙ってしまった石破氏だったが、途中で田原パターンに気がついたと見え、最終的には、田原氏が何と口を挟もうと最後までしゃべり終え、かつまとめを短く話して視聴者にわからせる、という手をマスターしていた。それにしても田原総一朗、老いたりとの印象が強い。

昼はキャベツチャーハン。自室で。ムシャつきながら、また台本続き。いろいろ遊びの入った内容で、これが楽しい。もちろん、遊びの方に力が行ってしまうとストーリィがおろそかになる。バランスを考えて、何度も最初から読み直して書く。

5時半に、やっと書き上げ。原稿用紙に直すとほぼ、400字詰めで70枚という枚数になる。そのうち35枚は今日のうちに書いたもの。ふう、と息をつく。

そこから荻窪へ。『あぁルナティックシアター』稽古。荻窪地域区民センターに行ったら、掲示板にあぁルナの文字なし。確認したら西荻センターの方だった。ぎゃっ。しかし、タクシー運良くつかまって、1000円かからずに到着。入ったら、ひげ面の橋沢さんが手をふっていた。

台本、半分だけ完成。私のキャラはなんと……いやいや、これは本番までのお楽しみ。読み合わせを三回、やるが、渡辺シヴヲさんがやはり凄まじくうまい。あと、なんと……いや、これも本番で驚きたまえ。

9時、終わって荻窪駅の土間土間で、渡辺克巳さんと橋沢さんと飲み。太秦での撮影がいかに楽しいか、ということを渡辺さんに話してうらやましがらせる。台本完成したので私も大変リラックス。渡辺さんが帰ったあと、また少し、橋沢さんと飲み足し。タクシーで帰る(新中野とは近い!)。飲む方は飲んだが、居酒屋メニューで腹にたまっていなかったので、鍋焼きうどんを作ってすする。キャベツダイエットをはじめてから、キャベツの酵素のせいか胃腸が無闇に健康になり、夜に腹が減ってどうしようもない。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa