29日
日曜日
トリモツもレバも山となる
ホルモン屋の厨房。朝7時半(8時近く)起床。朝食、スープと卵。K子には開田あやさんからもらったポテトをベイクドして。TVはどこも巨人日本一。意地で見たくないので、テレビ東京でパーキンソン氏病の解説番組などを見る。ためになったが一体なにをしておるのかという気にはなる。
母から電話。今度の帰省ではなをき夫婦ともどもグランドホテルに泊まる予定、と言ったら“豪勢だわねぇ”と驚かれる。今はグランドホテル以上の高級ホテルも札幌にはいくらもあるが、古い札幌市民には、グランドホテルがとにかく東京で言う帝国ホテルのようなイメージがあるのである。週アス原稿書き出す。まとめるのが難しいネタだったが、なんとかカタチにして1時に完成。K子の仕事場へFAX。
雨はそれほどしげくもないが、いかにも冷たい感じで、氷雨一歩手前というところである。完全に冬だなあ、という感じ。このパソコンの置場が窓際なので、これまで冬の仕事は窓側の左手が凍えて痺れるほどだった。今度G4にすれば部屋の中央のデスクにおけるので、少し楽になるだろう。こういう利点もあるか。
1時過ぎ、ドリー&テリーの映画ガチンコ兄弟来宅。おみやげのケーキを食べて昼代わりにする。ジェリー・ゴールドスミスの講演取材に来たとのこと。映画ばなしをいろいろ、私のビデオコレクションの棚をみて、コレクターばなしいろいろ。そろそろ二人で上京を、と考えているらしいので、そのアドバイスを少し。ドリーの尾崎氏が、この日記を読んでライターの執筆時間のことをちょいと突っ込んで質問。知っている人達の実例を話す。
話がはずみ、5時過ぎまで。それからすぐ買い物に出かけ、雨の中青山まで。それから渋谷にとって返し、HMVを回って、『ファンタスティック・プラネット』のサントラCDなど数万円、買い物をする。
BWP、哭きの竜さんの書き込みを読む。伊藤剛に怒鳴って怒鳴って怒鳴られた、とのこと。例の『伊藤さんの物語』の件で、である。要は彼のスタンスが唐沢寄りであったということが伊藤氏のカンにさわり、それを取材段階で竜氏が伊藤氏に告げていなかったのが問題、ということだろう。・・・・・・だが、私が(私はこの同人誌作成に依頼されて原稿を書いただけであり、一切タッチしていない)現物を見た限り、この同人誌のほとんどは、竜氏がそれ以前にBWPウェブで報告していた内容と(コメントも)ほぼ同じで、新しい見解などしめしていない。竜氏が同人誌を作る、という段階で、伊藤氏も彼の基本スタンスは知っていた筈だ。それを伊藤氏が確認して、竜氏 が“いや、この本は伊藤サイドの見解で作ります”と言っていたのなら話は別だが、 そうでなければ、単なる自分の状況判断の甘さ以外の何物でもないではないか。何にせよ、部数一○○部の同人誌のことで、相手を怒鳴って怒鳴って怒鳴りまくる(まくれる)というその精神構造が、私には理解できない。彼の行動理念はすでにスミスやシンジくんからはるかへだたってしまった。こういう人物を一時とは言え身内扱いしていた自分の不明を恥じるばかりだ。竜氏の書き込みを見ると、ギリギリのところで踏みとどまっているとはいえ、かなりヤバそうな精神状態のように思える。それについて、私と竜氏の関係の度合から言って、これ以上踏み込むのは越権だろうが、すでに裁判によって和解という結果が出た件における第三者の感想に対し、ここまで伊藤氏が暴力的にその意見を封じようとするなら(これまでは氏が何を言おうとそれは氏の自由、と思っていたが)、そろそろ当事者の私が、私なりの見地から取材・総括した、『伊藤さんの物語』を発表しなければなるまい、と思う。
夜8時半、夕食。アサリ御飯、蟹入りオムレツ、鶏とナッツの炒めもの。ビデオで『パワーパフガールズ』。リスペクトもされていないのにこのポップさ。内容がゼロというのもうれしい。缶ビール一本、日本酒二合半。そのあと、眠田さんのリクエストで次のオタアミでやる(かもしれない)戦時中のディズニーアニメの資料ビデオなどを見る。これで大笑いするのは、ちょっと無理かな、という感じ。