裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

15日

日曜日

三好清海ヌード

 清純派アイドルみよしきよみ、ついにヘアヌード写真集刊行! 朝7時半起き。5時ころ目をさますがまた眠れる。寝すぎも困ったもんだが。朝食、昨日と同じくダイエットポタージュ、それとバナナ。腹持ちがするのはさすが。母から電話。父をヘリコプターで運んではどうか、という提案があるという話に大笑い。大統領じゃないんだから。結局、飛行機派と汽車派の双方の顔を立てて、行きはJR、帰りはJALに したとか。

 昔、ジョン・ウェインという短編作家がいたが、デビッド・ニーブンという物書きもいるらしい。新聞に、デビッド・ニーブン著『ハッピーな自分になれる100の魔法』という本の広告が載っていた。まあ、自己啓発的ポジティブシンキング的中谷彰宏的な内容の本らしいが、広告に掲載されていた、主な内容というのがちょっと目を引いた。ハッピーになるための具体的なアドバイスの一部なのだが、これが、どうも自分にあてはまる。
・テレビのスイッチを切ろう(朝以外ほとんど見ない)
・目的をもって生きていこう(フリー職業なので目的は常に眼前にある)
・「もし、あのとき〜」と考えるのはやめよう(そういう考えは滅多にしない)
・いつも微笑みを(微笑みどころかしょっちゅうゲラゲラ笑っているぞ)
・毎日、フルーツを食べよう(日記読んでいる方はご承知の通り)
・夜寝る前に考えることは、一つに絞ろう(寝る前にはあまり考えない)
・遊びを忘れない(最近、遊びすぎ)
・家事を日課に組み入れよう(食事作りは日課である)
・解釈に困るときは、よいほうに考える(それでいつも“甘い”と女房に怒られる)
・ハッピーな思い出を大切に(楽しかった時の日記はときどき読み返す)
・毎日ほんの少しでも、何かをなしとげよう(原稿がほんの少しづつ・・・・・・)
・人生最良のときはこれから(この程度で最良ではたまらない)
 なんか、ほとんどを実行しているようである。それで、果たして私は今、ハッピーなのであるか?

 昼はパックの飯を温めて、ミソむすびにして食べる。それと、ゆうべ寿司屋からもらってきた、マグロの掻きおとしの煮付け。汁がゼラチンのようになっていて、これがンまい。あと、水ナスのおこうこ。天気具合あやしく、食べた後、頭に血がいかない感じがして、寝転がって本を読む。ジャン=クロード・シュミット『中世の迷信』(白水社)など。

『漂流街』批評、明日〆切。書き出すが、気圧のせいか、今いちノリ悪し。インターネットで検索してみると、案外この映画評判悪そうで、特に女性でノレなかった、と言っている人が多いようだ。人を食ったギャグ的演出手法が女性には受け入れられないのだろう。吉川晃司と及川光博、片っぽを褒めている人はなぜか片っぽをケナシている。私も、今回に関しては吉川派だが(及川がキライなわけではない)。中断して買い物に出かける。小雨。

 帰って続き書き、一応仕上げる。8時、夕食の支度。半に食べる。金華ハムとタカベの蒸しもの、ナスとエダマメの炒めもの、鳥わさ。今日はビデオでなく、テレビでNHKニュース見、長野知事戦の結果確認。その後のNHKスペシャル『ロボット』を見る。アメリカが人工知能を、ある単語にからむ概念を全てプログラミングすることで、人間と会話が出来るまでに育てあげようとする(十八年だかかかってまだ出来ない)プロジェクトに熱中しており、対する日本は同じく十数年かかって、最初は板一枚超えられなかった二足歩行ロボットを横歩きまでやってしまうP3に仕立てあげた。どっちがエラい、というのでなく、ロボットというものに対する基本的イメージの差か。言ってしまえば、HALと鉄腕アトムの違い、なのだな。・・・・・・そんなわけで、今日はテレビを見てしまい、私のハッピー度はいささか下がった次第であった。缶ビール一本、日本酒二合。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa