9日
木曜日
たったひとつの前田利長
あの時は母を人質に出すしかなかったのじゃ。
・ちなみに、地味な武将だと思っていたら高岡町のマスコットキャラに
なっていた。
http://takaoka400th.com/index.php
※フィギュア王原稿 K社コメント 食事会
朝8時までグー。
寝ている間は咳もバクバクも何もなく、起きると多少、あり。
まあ、五十年も使っていると人間の体、どこかにガタがくるもの。
医学が発達しすぎると人間、加齢によりる体の弱りを理不尽なものと
思いがちである。歳をとり、肉体が衰え、そして安らかに死んでいくのが
正しい人生。いつまでも元気では簡単に死ねない。
「私は医学の進歩しなかった時代の人々の病苦災難に対する態度の
泰然たると、其の生活の簡易なるとに対して深く敬慕の念なきを得ない」
(永井荷風)
9時45分、朝食、服薬。
自分自身こんなに長期間体調が崩れていたのは初めてなので、
いろいろと気がつくことあり。
呼吸器というのは日記などを見返すと、案外自分の見落としていた
ウィーク・ポイントなのだな、とわかる。
東北芸術工科大のY先生から電話、例の件の打ち合わせ。
土曜に新宿で。
この分野でこの頃あまりなかった吉報なので、喜ばしい。
原稿、うっかり〆切を大幅に遅らせていたのがあり、
大慌てで書く。ネタは幸い、格好なものを用意していた。
途中で弁当使い、そのままがりがり。
途中でK社『F』誌から電話。
鳩山由紀夫氏が帯文にでかでかと顔写真つきで推薦文を寄せている
オカルト本『語られたくなかった2012年創造説』(しょうりん)
についてコメント依頼。こないだ眼について立ち読みしたところだった。
鳩山氏はちょうど大槻義彦氏のブログで、オカルトがかった
『人間サイエンスの会』という議員連盟を作っているということが
話題にされていたが、やはり根っからのオカルト好きらしい。
国策捜査といった陰謀論をすぐふりかざすのもむべなるかな。
鳩山氏がスタンフォード大に留学していた時期はアメリカの
ニューエイジブームまっさかりのことで、いかに工学部であろうと
その息吹は大きく受けたことであろうし、政治家という板子一枚下は
地獄の商売をしていれば、何か超自然的なことに頼りたくなる
気持はわかるが、しかし推薦するにことかいて、という気はする。
編集部に聞いたら、いろいろ裏ばなしはあるみたいだが。
原稿書き上げて編集部とK子にメールしたのが6時15分。
それから外出して、ちょっと買い物。
7時半、母の室に行く。
母の料理サイト開設準備に、オノが写真を撮りに来てくれている。
彼女は今日が誕生日なので、ちょい高級なワインをプレゼント。
サイト開設と言えば、ルナを退団した乾恭子がいよいよ個人ブログを
開設した模様。
http://inu-kyon.at.webry.info/
みなさん、ご贔屓に。
サイト用の料理を撮影後に片づけるのが今日の食事なので、
オムライスが最初にあり、それからメンチカツ、ステーキなどという
変則的なことになる。いろいろと話ながら、マッコリの炭酸割を
やる。こないだ談笑とも話した料理会(店の厨房を借りて料理する)
もやろうやろうと盛り上がる。
マドも来るが、助ちゃんとつけめんのハシゴツアーをやったそうで
食い物は入らないという。コミケの話とかしつつ、飲んだり食ったり。
11時過ぎ、ワインとスープ五種(!)の瓶の入った重い紙袋を持って
二人、帰っていった。
自室に戻り、メール連絡、その他いろいろ雑用。
その間に、バラエティミート・アサヒから買った豚タンを茹でる。
ネギ、ニンニク、パセリの茎などと一緒に45分ほど茹で、
薄くスライスして、自家製のネギニンニク味噌でつまみにし、
黒ホッピー。旨いうまい。
DVDで『夕陽のガンマン』。吹替えバージョンは
イーストウッドが山田康雄、リー・ヴァン・クリーフが納谷悟朗、
ジャン・マリア・ボロンテが小林清志というルパントリオだが、
ボロンテの部下・グロッギー役で大塚周夫(ファーストシーズンの
五右衛門!)までが出ていた。
有名なイーストウッドとヴァン・クリーフの帽子飛ばしシーン。
イーストウッドの飛ばしが水平方向、ヴァン・クリーフのが垂直方向
という対比もいいが、どんどん撃たれて上に舞い上がっていく
イーストウッドのその帽子が最後に落ちてくるとき、(弾痕がたくさん
あいているので)“ヒューッ”と笛みたいな音が響く、というあたりの
ナンセンスなシャレっ気が最高である。
それにしてもリー・ヴァン・クリーフ、カッコいいなあ。
彼は右中指の第一関節から上が欠損しているが、そんなハンデすら
カッコよく見える。
ベテラン西部劇俳優だけに、アクションシーンでの事故か、または
小道具の銃の暴発でか、と思っていたら、ウィキペディアによると
「娘にオモチャの家を作ってあげている最中に、はさんで」
だとか。
サントリーの85年のCM。
http://www.youtube.com/watch?v=aj4Tz9mIdoU
↑ショート・バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=pbFqYtxOmYw&feature=related
↑ロング・バージョン
私にとり、この『夜が来る』(小林亜星作曲と知ったときは
驚いた)はヴァン・クリーフのテーマなんである。