裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

22日

土曜日

クロレラに告ぐ

平田弘史渾身の葉緑素物語。
元ネタは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%AE%E3%82%8C%E3%82%89%E3%81%AB%E5%91%8A%E3%81%90

※書評原稿一本 DVDデラックス原稿 『御利益』稽古初日

朝8時起床。
昨日書き上げた書評原稿をいろいろいじくっていたら
半分以上の書き直しになった。
外は春の光キラキラとまぶしく、家の中にいる人がバカに
見えるような好天気。
しかし今日は昼間はずっと仕事の予定。

9時朝食。コーンスープ、瀬戸香一顆。
小青竜湯二服、麻黄附子細辛湯。
さらに単語など入れ替えてこの文字列で読みやすいように
形を整えて、原稿メール。
それから今度はDVDデラックスに移る。
400字詰め原稿用紙6枚ちょい、という中途半端な
枚数だけに、雑誌(昭和戦後期のもの)一冊紹介の、どこに
コンセプトをしぼるか、が問題。

昼は原稿書きで無茶苦茶に血糖値アップを体が求めているので、
一日ダイエットはお休みして、卵かけごはん。
我ながら意志の弱いことに呆れるが、しかし驚くことに、
たった二日、昼をピルボックスダイエットに変えただけで、
今朝体重を計ったら二キロ、落ちていた。

岡っちから、本日の稽古場についてのメール。
「女子にだけおみやげを持っていきます」
という返事を出したらさらに返事、
「実は俺、女なんです」
と。そう来たか。

あと、“萌え”についてメール、少しやりとり。
これは原稿書きに疲れたときの頭休め。
書き上げて4時、K子と編集K谷くんにメール。
K子とちょっと原稿受け渡しにつき連絡。
以前転送した図版見本は無事届いたとのこと。
何か体から気力が抜けたような気分になったので、本を片手に
少しベッドで横になる。
30分ほどウトウト。
文字遊びをえんえんしているような夢を見る。

5時、家を出て荻窪へ。
昨日はれつ氏から預かったクリスピークリームのドーナツ
持ってなので、実に動きにくい。
車中、井上靖『ある偽作家の生涯』(新潮文庫)を読む。
荻窪で今回ご一緒する、古舘事務所の女優さん鈴木希衣子さんに
会って、バスでご一緒に稽古場へ。
車中で私の荷物を見て希衣子さん、
「わぁ、クリスピークリームじゃないですかぁ!」
と声をあげる。なるほど、女子には絶対の強みを持つブランド
なのだな。

希衣子さんはかなりの方向音痴だということで、
おまかせなさいと胸を叩いたが、見事に迷った。
20分くらい近辺をうろつく。
何度も来ているのだがおかしい。
彼女のマネージャーさんに迎えに来てもらってやっとたどりつく。
初日から面目をつぶして非常に恥ずかしい。
で、これだけ苦労してたどりついて、今日はまだ希衣子さんの
出演部分は台本が出来てないのであった。

今日はかなり稽古の出席率よく、いま別の舞台に出演している
麻見拓人くん以外、全員来る。
私は今日を除くと、あと一日くらいしか3月は出られない。
まったく、月末までドトーのような込みようである。

出来ている部分まで、台本の読み合わせを行い、その後立ち稽古。
かなり今回は吉本新喜劇である。
もちろん、設定がそうなだけで、徐々に後半、ルナティック式に
なっていくのではあるが。

稽古終わり、三々五々みんな散っていく。
麻衣夢ちゃんと由賀ちゃんと横断歩道で一緒になるが、
ここから荻窪まで歩くとかなりある、バスに乗った方がいいよと
自転車の由賀ちゃんに言われ、急いでバス停まで走るがすでに
出たあと、先に乗り込んだハッシーとナベさんをうらめしく
見送る。もっとも、その後麻衣夢ちゃんとバス車中で
いろいろ話せた。うーむ、こうなると二人でちょっとデート
だな、と下心を抱いたところで、ハッシーから電話、
駅で待ってまーす、と。そりゃ私でも絶対そうするから
文句も言えない。

ハッシー、ナベさん、麻衣夢、私という濃いメンツで
荻窪駅前の居酒屋まる八。
昔ながらの駅前の居酒屋、という感じだが、料理はみんな
手作りで結構だった。カレー肉じゃがともずくトマト(もずく酢の
中に刻んだトマトが入っている)は、家でも試してみたいと
思う一品。
ご飯大好きな麻衣夢ちゃんはおにぎりを頬張ってごきげん。
その様子と、私との2ショット、それにハッシーとナベさんの
2ショットを携帯で撮影。

ハッシーと私だけ、ちょっと後まで残って、今回の公演の
さらに先の件、打ち合せ。
タクシー途中まで相乗りして帰宅。
車中で、さっき撮った写真をメールに添付しようとしていたら、
指がフロイト的な行動を起こしたか、ハッシーとナベさんの
2ショットだけを、間違えて削除してしまった(笑)。
いや、故意ではなくて、本当にウッカリであって、
思わずあー、とか叫んで、とはいえ、ホントに削除してしまった。
いやあ、むいしきってじつにおそろしいものですね(棒読み)。

家で、さっきハッシーと話した内容がらみで、某人と電話。
これはちょっといい結果が出るかもしれないと期待する。
あと連絡メール数本書いて、焼酎蕎麦湯氷ロックで一杯。
季節柄担当の交代あり。大手との仕事はこれがネックだと思う。
また翻訳小説続き持って、ベッドへ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa