裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

13日

木曜日

それでもクボはやってない

あの久保竜彦選手が痴漢なんて、そんな!

※NHK−BS打ち合せ 雑用いろいろ

朝8時、もう寝ている気分でなくベッドから跳ね起きて
ゴミ出し、風呂場掃除などする。
外は好天気。
日記つけなど。

9時朝食、こうでんさんからいただいた加賀屋朝食セットの
ゆずはちみつをヨーグルトにかけたもの。
非常に上品な味で喜ぶ。
それとブロッコリのスープ。
新聞で根岸明美さんの死去を知り驚く。
「根岸明美さん(ねぎし・あけみ=女優)11日死去。73歳。
1950年に日劇ダンシングチームに入団し、スタンバーグ監督の
日米合作映画『アナタハン』の主役に抜てきされ映画界入りした。
黒沢明監督の『どん底』『赤ひげ』などに出演。2004年まで
『近松心中物語』の舞台に立った。個性的な脇役として数多くの
テレビドラマでも活躍した」
                    (毎日新聞ニュース)

確かに『どん底』『赤ひげ』にも出ているけど、それを代表作と
言われるとちょっと。
やはり何と言っても大きく観た者に印象づけられる役は、
『キングコング対ゴジラ』で、ファロ島で眠れるキングコングを
あがめるダンスを踊っていた、あの原住民役だろう。
役名は“チキロ(原住民の子供)の母”だったが、母にしては
色っぽ過ぎた。あれは姉だろう、と思う。

『キンゴジ』のヒロインと言えば、後に007映画でも共演した
浜美枝と若林映子とみんな答えるが、もうひとり、重要な女性を
忘れてはいけない。当然のことながら、肌の露出も含め最も色っぽ
かったのはこの根岸明美。私は小学校の体育館でこの映画を観たの
だが、記憶こそしていないが“性のめざめ”みたいなものを初めて
感じたのはこの根岸明美の濃艶なダンスではなかったか。

他のダンサーたちがみんな、土人メイクはしていても日本人まるだし
の顔・体形だったのに比べ、彼女ひとりのみは、顔も肉体も
とにかく当時の時代の平均を大きく引き離していた。
大学に入ってからオールナイトでやっとお目にかかれた幻の東宝
特撮、『獣人雪男』。映画自体はひどいものだったが、根岸明美の、
山刀を振るう山娘、チカはよかった。
彼女主演で和製女ターザン映画などが企画されれば最高だったのに。
いや、そりゃ『どん底』など黒澤映画での演技派女優開眼もよい
ことではあったろうが、しかし、おかげで女優としての根岸明美
の存在は地味になってしまった。
演技力なんてのはしょせん、後から身につくもの。
神が彼女に与えてくれたのは、その肉体の素晴らしさだったと
思うのである。女優であれば、それをまず、活かさねば。
映画館の暗闇の中で、私の青春時代を彩ってくれた根岸さんに
心から感謝と追悼を。

関連してマイミクさんからのコメントで、『隠し砦の三悪人』の
雪姫、上原美佐さんも5年前に亡くなっていたことを知る。
『隠し砦』で雪姫、『日本誕生』でクシナダ姫、『戦国群盗伝』
で小雪姫。その数少ない出演歴で、これほど“姫”率が高い
女優さんは他にいなかったろう。

書評用読書、再読して取り上げる部分などを
チェック。著者は1960年代の伝説の編集者。
遊ぶにしても仕事するにしても、現代のわれわれなどは
ここまで徹底できない。
モバイルや携帯の出現で、仕事が遊びの先までついてくる
ようになってしまい、スイッチングが出来なくなって
しまっているんだろう。

ピンポンから電話、またビデオ取材、今日事務所に
入るという。今度はツチノコでなかった。
昼は弁当。おかずを少なくしてもらい、
朝飯のときと同じ加賀屋セットの中の野沢菜のり(佃煮)で
食べる。シンプルな味だがうまいこと。
冷凍のカニ爪でカニ味噌汁作って。

直近の仕事がいろいろあって、いろいろ手をつけるが
みんな半チクになる。4時、渋谷へ。
地下鉄で新宿〜バスで渋谷というコース。
途次、コンビニで週刊新潮買って車中で読む。
DVDデラックスのKくんから次号原稿につき電話。
『ピンポン』から、取材は来週に延びたとのこと。
今日はゴチャゴチャしているのでむしろありがたし。

『御利益』の私的DMつくる。
橋沢座長から電話、懸案だった件、決定とのこと。
そうなるとなったでまたいろいろ動かないとならんが。
5時、ベラミでNHK−BS『とことん! 石ノ森章太郎』
打ち合せ。プロデューサーのU氏以下5人を前に
石森作品のことを語る。
私の出演の第三夜は、放送時間的には一番短いが、
実はトーク部分が一番長い日なのだそうな。
1時間しゃべって、ぐるりと大きく円環を描くように
冒頭とラストがつながる。
聞くと私が大変論理的で頭のいい人間に思えたのでは
あるまいか。声をあげて感心している人もいた。
実際は私が一番オドロイていたのである。

途中携帯に一件、アルゴH氏から催促。
催促されないと延び延びになるので、これは嬉しい催促。
『靖国YASUKUNI』が騒ぎになっている話などちょっと。
マスコミがこれだけ騒げばヒット間違いなしなのでは
ないか。日記にも書いたが、靖国に集うコスプレ集団を
これだけ記録に残しただけで価値がある、と言ったら、
撮影中、みんな非常に協力的、積極的に映してもらうことを
喜んでいたそうだ。

事務所に帰って、DMの送り先を調べていたら
電話、平山先生。
このあいだお〜いくんから頼まれた件について。
非常に喜んでくれて、ちょっと興奮気味。
さっきNHKの人たちと平山さんの話もしていたが、
そのご当人からこうして電話あるのがちょっと不思議。
思い起こせば潮さんと初めて出会った平成2年(もう18年前か!)、
あのとき梶ケ谷の虎ノ門病院分院に潮さんは入院されていて、
潮さんにオノプロの仕事を頼みにお見舞いがてら出かけた折り、
偶然平山先生ともお会いしたのだった。
それから、お話を聞くたびにその情熱と人柄に魅せられた。
潮さんと私の関係を考えるに、いま、またこういう関係が
平山先生との間に出来る。
縁というかなんというか。
とはいえ、先生のお電話は例によっていつ果てるとも知れなく、
電話しながらバイク便を受け取ったり、子機の電池が切れたり。

メール、すぐお〜いくんに。
他にも仕事の件でいくつか確認事項メール。
原稿書こうとしたのだが行数と文字数がわからず問い合わせたり。
知人の意外な素顔のことを聞いて驚いたり、また
いい報せに喜んだり。

坂本頼光くんからも電話。
しかし、私が事務所にいる時間というのは決して長くないのに
よくこうつかまるものだ。
トンデモ本大賞の話。
師匠の山本竜二さんから、
「わしの弟子なんやから、ウケて来んとあかんで」
と言われているそうである。
新作が非常に楽しみである。
打ち合せを実行委員会ととることを約す。
ちなみに頼光くん、昨年からテレビ東京のアニメ
『かくざ父さん』の声(全てのキャラ)をやっている。
http://jp.youtube.com/watch?v=wTP0onG1a84
http://jp.youtube.com/watch?v=30mnaGTCSbU
http://jp.youtube.com/watch?v=OzpxRRUeh4k
http://jp.youtube.com/watch?v=iMBECaJCU6o

バスで帰宅。
サントクで買い物。
電話一本受けて、それからレシピも何もないままに
冷蔵庫の中のあまりものなどを使って自家流ナシゴレンを。
タマネギ、ニンニク、ショウガをみじん切りにして
いため、鶏肉、海老もくわえる。胡椒、ウスターソース、
ケチャップ、しょうゆ、チャツネで味付け、ご飯とコンソメキューブ
を投入して炒める。
生パインがあったのでそれも切って一緒に。
出来上がったものに、目玉焼きと、バレンタインデーにもらった
坂角のえびせんべい(バレンタインせんべいというのがあるのである)を
乗っけて。多く作り過ぎたかと思ったが酒のさかなにして結局全部食べて
しまった。

DVDなど見ようと思ったのだが、トンデモ本大賞台本を
MLにアップしようとしてうまくいかなかったり、
メールやりとりして1時半まで。
送って嬉しいいい報せが多かったので、それだけで楽しく
酒が飲めた。

某知人の日記でmixiの規約改訂につき、私の言っている
のと同じことをずっと簡潔に表現していたのに感心する。
要は“規約が法文を上回ることはできない”ということ。
こんな簡単な原則をどうしてみんな忘れて騒ぎ出したのか。
騒ぎのモトを起こした男(これも知っている奴なのだが)、
あちこちで最近オカシイと聞いているが、やはりそうなのか。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa