30日
日曜日
和央もって貴しとなす
和央ようかファンクラブ憲法。
※長野から帰京
朝、7時に目が覚める。
よく覚めた、という感じ。
窓外は雨。涼しくてよく寝られた。
まだ同室のマド、Tくんは熟睡。
風呂が8時までなので、とりあえず行って朝湯。
部屋に帰り、ちょっと横になって、8時に朝食。
納豆、湯豆腐、焼海苔、地元の漬物くらいしかない
バイキングなのだが、案外これがおいしいのである。
みんなも、うまいうまいと食べていた。
ヒコク氏が迎えに来るのが10時半。
それまで、また部屋で寝る。熟睡。
10時ころ目が覚めたら、隣の布団で寝ているマドの
上にK香ちゃんが馬乗りになって遊んでいた。
ロビーで宿代支払って、雨篠つく中、ヒコク氏の車と
タクシー分乗で『末廣庵』へ。
雨の山道も風情あり。
大将のバンザイ像、駐車場の拡張により、
ちょっと移動させられていた。
顔が紫に変色しており、塗り替えればいいのに、という
感じ。
入り口のところに、山で捕れたのだろう、熊の毛皮が
飾ってあった。
マイタケの天ぷらでビール、それから蕎麦。
私は例によって三枚相盛りの『末廣』を頼むが、
今日はさすがのヒコク氏も
「昨日、飲み過ぎた」
と、二枚盛り。あの“部奈の酒”のせいではないかと。
アルコール度数が高いのに、あっさりスイスイ、
喉を越してしまうのである。
あそこで声ちゃんがみんなにお酒をついで回っていたが、
私のことはまあ簡単に説明つくが、ヒコク氏が声ちゃんの
説明に苦労していた。
K香ちゃん、相変らず大はしゃぎ、子供が楽しがっているのを
見るのはいいものだが、一番優しいマドを相手に、もう熱狂して
殴る蹴るのありさま。
親になるって大変だなあ、とつくづく思う。
jyamaさんの息子二人の写真を見せてもらう。
なかなかの美少年。
末廣、さすがに途中でヘバるが、何とか完食。
口で味わうととても食べきれないので、喉に流し込むように
ツルツルと。そうすると新蕎麦独特の香りが鼻を抜ける。
考えれば新蕎麦に新米、いい時期だなあ。
K保さんと声ちゃんがマイタケと辛味大根とに感心、さらに
蕎麦アイスクリームを頼んで、オイシイ! と叫ぶ。
一口いただくが、なめらかさと粉っぽさの微妙な混淆の口当たり。
おいしさは長野の牛乳の美味さに起因するものだろう。
そこからみんなのリクエストに応えて貧乏神神社へ。
以前来たときは加藤礼次郎夫妻などと一緒だったな。
あのときはまだ、素朴な木造の周囲を板塀で囲っただけ、
みたいな感じだったが、その後マスコミ等で取材され有名に
なり(『ムー』が飾ってあったのに笑った)、いろいろ
アイテムが追加され、貧乏が退散したというお礼状などが
周囲にずらりと張り巡らされていた(具体的なお参り法に関しては
http://www6.plala.or.jp/karip/binbo.html
↑こちらを参照)。
みんな、苦笑しながらもお祓いを受け、豆を投げて貧乏退散
祈願。あと、マドを相手に合気道の力抜きを実演してくれるのも
同じ。追加アイテムとして、巨大な黄金色のウンコ像が置かれていた。
“大金ウン”だそうで、さわればウンがつくとか。K香ちゃんと
声ちゃん、大喜びでペタペタ。手に金粉がいっぱいついていた。
社主さん、私のことを覚えていたか、“先生、先生”と
言って色紙を持ってくるので、サイン。それと、手のひらに
奥様がパワーをいれてくれた。
これにて長野の全行程、つつがなく終了。
雨にはたたられたが、肝心の花火の時だけ晴れていたのは
われわれの強運。他は雨でも別に関係なし。
あ、ひとつ忘れていた。ヒコク氏の店『しなの路』で
小春(犬)に会わねば。店に立ち寄り、小春とヒコク氏の奥さん
に挨拶。奥様、イクラが大好物だそうで、おみやげを
喜んでくれた。よかった。
小春には犬のビールをおみやげ。
時間がないのですぐそこからバスの発着場に移動、
しばらくおみやげタイム。やがて来たバスに搭乗。
今回は凄まじく楽しい旅だったが、K香ちゃんパワーに
振り回されて、体力の衰えも感じた旅だった。
バスに乗ってすぐに座席を倒して、沈没。
双葉SAを発車するとき、運転手さんが
「日曜ですので渋滞があり、かなり遅れます」
とオドしをかけていたが、遅れるどころか、
道は非常にスムーズで、スイスイと。
途中で『しなの路』名物ソースカツ弁当を食べ、
おみやげのおかえしで奥様がくれた梨、リンゴ、ブドウなども
堪能。気がついたら、わずか15分遅れで新宿に到着。
いつもはこの先、有志でチャイナハウスか虎の子へ
乗り込むのだが、今回はみんなもう表情がうつろな
ほどバテていたので、早々と撤収。
K香ちゃんがハタ目にもわかるほど寂しそうな顔をして
いたのが印象的だった。
帰宅、旅装を解く間もなく、ベッドに横になって
しばらく気絶的睡眠。目が覚めると8時半。
サントクで惣菜を数品買って、缶ビール。
酔うということもない程度。
それから風呂に入って、しばらく半身浴。
洗い場で、泥ハネはなはだしく、スポッティング模様に
なってしまったスニーカーを洗濯。
本を片手にベッドに11時半ころ入り、数ページも
読まずにまた沈没。
ここまでくたびれれば文句なし。