19日
水曜日
マリリン・モンロー・ノー・リタリン
彼女の愛用はバルビタールですね。
※幻冬舎原稿 会合1件
朝8時起床、6時くらいに起きて寝床で洋書を
ずっと読んでいたので、目が疲れる。
風呂を入れようと思ったら昨日の湯がまだ
抜いてないまま。追いだきで熱くして入る。
この夏で使い過ぎた甚平、二着始末。
9時半、朝食。
ロザリオ・ビアンコ、ネクタリン。
安倍総理の入院中も臨時代理はおかれないそうな。
日本ってそんな平和な国だったのか。
いっそ、しばらく首相ナシでやってみたらどうか。
案外、大して支障ないかもしれない。
それに気づかれるのがイヤで総裁選とかやっているけど。
『特ダネ!』のアマタツ氏は海外取材ということで
休み。そういえばオグラ×アマタツ本は談笑に見せる前に
気楽院さんに返してしまった。
昨日の某件で、その業界にいる友人に問い合わせ。
彼はしきりにオイシイと繰り返すが、まだ半信半疑。
だったらいいのだが。
日記付け、新刊案内作成などやっていたら
時間はどんどん過ぎる。
汗をかいたのでシャワー浴びていたら、
幻冬舎トテカワから電話、例の原稿早くアゲてくださーいと
言われ、ハイハイ今日じゅうに、と。
とはいえ資料類は仕事場。
3時に事務所へ出る。途中新宿でメシを食おうと
思うが、ラーメン屋、丼もの屋、カレー屋と、どこも
店の前に立つと、あまり気乗りがしないなあ、になり
食いあぐねる。西口地下をぐるぐる彷徨、
最後に小田急地下でカニ弁当買って、事務所で食うことにする。
こういう心理というのは何か。
カレーだってラーメンだって、はい、と目の前に
出されたら喜んで食うだろう。
人に出されたものだから、こっちはそれに従って食べれば
よろしい。しかし、自分でいくばくかの代金を支払って
食べるとなると、そこで自分の選定責任というものが
生じる。食って満足しなかった場合、しばらくの時間、
自分の判断を責めねばならない。
それを思うと、ままよの決心がつかないのである。
スケール極小なれど安倍サンの気持ちがわかったような。
で、最終選択で買ったカニ弁はまあまあ。
今日はオノは母親の入院で休み。
杉鉄事務所から、花のお礼をしたいという
電話。花もいろんなところに送ったが、お礼というのは
(お礼状はあったが)はじめて。
律義な事務所である。見習わないとな。
仕事場で原稿。と、言っても長過ぎるのを縮める
という仕事である。文字数の計算に手間取る。
なんとか2時間ほどで書き上げ(縮め上げ)送る。
連絡しようと思い、携帯を自宅に忘れてきたことに
気づく。まあ、今日は大して切迫した件もないしいいか。
5時半、某所会合。
道がやたら混んで遅れるが何のことはない、
集りも遅れぎみで席に着くのはトップだった。
前回、前々回と休んだので
新担当のKさん、新トップのTさんに改めて挨拶。
旧担当(これもKさん)との引き継ぎ。
新担当K氏のノリ、軽くて結構。
いろいろシステムにも変更あってちょっと
以前より会合、長引くようになった。
雑談中は安倍辞任のニュースをどこで聞いたか、という
ような話。一番早かったのは某氏で、ちょうどアメリカ滞在中
で、辞任発表の前日、ウォールストリートジャーナルの
編集者から極秘情報として聞いたという。
私とメンバーのK・R女史、口を揃えて
「カッコいいー!」
終って、幡ヶ谷まで車で。
チャイナハウス。常連の某氏来ていて、
雑談いろいろ。東浩紀氏の『キャラクターズ』の話がウケる。
私がエレベーターで蒸し焼きになって殺されるシーンで、
その肉が“中華料理の蒸し鳥”と表現されているのは、
私の日記にしょっちゅうこのチャイナハウスが出てきて
いるからじゃないかね、とか。
それにしても実にわかりやすい人ではある。
桐生祐狩の『物魂』を思いだす。あの作品では私や植木不等式、
皆神龍太郎などと学会メンバーが主人公(伊藤剛くんがモデル)
に惨殺されるのだが、みんな大喜びで、こぞって
「もっと派手に殺してください」
と作者に要望していたのが笑えたことであった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758431140/karasawashyun-22
以前ここの厨房内で働いていた(今もか?)Hくんが
彼女を連れてきていた。可愛い子で、帰りがけに
「いつもテレビとかで拝見しています」
と私に挨拶。大いにくやしがり、分不相応な彼女を
持つとロクなことにならんぞ、と口走ったら、後ろの席にいた
常連さんたちにバカウケした。
燕の巣のスープ、腸詰め、野生のスッポンの炒めものなど。
野生と聞いて某氏、
「野良スッポンですか」
と。私はゲゲゲの鬼太郎の、『オベベ沼の妖怪』を
思いだす。蟻酒の味がいつもと違うと思ったら、今日のは
ジュンさんが漬けたものだとか。
料理は某氏におごり、タクシーおごらる。久しぶりに
午前様でなく帰れた。