26日
水曜日
玉音放送
「朕、ジャラジャラ……」
※原稿チェック3本。
朝9時起床。
もっとも寝床の中で『南北全集』を
目が覚めては手にしていたので、睡眠時間は不足気味。
入浴して、“人間洗濯ボディソープ”なる凄い名前の
液体石鹸で体を洗う。
朝食、ネクタリンとキウイ。青豆のスープ小カップ一杯。
『わかってちょうだい』の傑作選、また佐藤祐一さんが
大活躍。これの再現ドラマには案外知り合いの役者さんが顔を
出しており、これが今月で最終回というのは、やや残念。
オノからメール、『ピンポン!』から出演依頼。
さて、今回は何を着ていけばいいか?
雑用片づけ多々。
http://jp.youtube.com/watch?v=8mBDQXWflbM&mode=related&search=
↑サイレント映画風『スターウォーズ』。いろいろ考える
ものである。
http://jp.youtube.com/watch?v=qwirWWnzJKM&mode=related&search=
↑サイレント喜劇と言えばパイ投げだが、あまりいい映像が
YouTubeにはない。サイレントではないが
『三馬鹿大将』シリーズの中から、かなり大掛かりな
パイ投げシーンを。
パイ投げがなぜサイレント映画であれだけ流行ったかというと、
淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で
表現が許される最大の陵辱行為シーンだったからである。
現在でも女性の顔にパイを投げつけるシーンで興奮する
人はたくさんいるようで、“パイセクシュアル”とこれを
呼ぶ研究者もいるらしい(本当か?)
http://jp.youtube.com/watch?v=XgncLPRLd2E&mode=related&search=
↑やはり、エリザベス・モンゴメリーみたいな美人がパイを
ぶつけられると興奮しますなあ。
新宿に地下鉄で出て、昼飯をどこかでと思うが、またいろいろ
迷って、結局ニギリメシとイナリズシだけ買って事務所へ。
オノ、バーバラと雑談しながら食べる。
駅で買った東スポに、最近グラビアイドルの間で
岡田斗司夫の『いつまでもデブと思うなよ』が
大流行、という話が出ている。
文字通り身を削って書いただけのことはある本である。
例の大手広告代理店からの仕事、聞いていたのとは
別個の新しい仕事になるかもしれない。何にしてもよくまだ
わからない。
仕事場にこもって幻冬舎原稿、増刷用のチェック。
『創』対談チェック、『婦人公論』原稿チェック。
原稿チェックで一日が暮れる。
バーバラが話を聞いて欲しいというので、誘って
『華暦』へ。新人ライターのグチを聞く。
ライターに限らず、今の若者の特徴的性格は、ある程度
仕事の出来る人間すべてが同じことを言っているような。
私の次の著作についてもいろいろ。
「私とオノさんは口が固いから、若い愛人を作って下さいよ」
というので、
「キミらの口は固いけど、こっちのチンチンが最近柔らかくてねえ」
と答えたら、
「そういう面白過ぎることを言うから愛人が出来ないんです」
と叱られる。
10時前、タクシーで帰宅。さすが早いので
メール連絡いくつか。ミリオンの打ち上げの件など。
紀伊國屋の新宿本店で『泣ける猟奇』、“話題の新刊”
の棚に並べてくれているそう。担当のYくん、
「芥川賞受賞作の『アサッテの人』と並んでいるのがなんとも」
とのこと。確かに。