裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

27日

木曜日

カッタリーナ・スフォルツァ

「あーかったりー、ガキなんかマ×コがあればいくらも作れんだよ!」(レディース風)

※大和書房原作 『社会派くん』対談 新刊打ち合せ ゲラチェック

朝8時起床。
起きだして入浴。
このあいだ東急ハンズに行って見たら、
やはり貝印の使い捨てカミソリはもう終売なのか
置いてなかった。これからどうやってカカトを削ればいいのだ
とちょっと悲嘆に暮れた。
帰って試みに貝印のサイトを見てみたら、嬉しや、まだあって
通販もしている。さっそく100本ほど買い込む。
一ヶ月に一回削るとして、使い回しもあるから
100本あれば10年は保つ。
もう100本買えば(買ったって3000円しない)
私が70まではカカトを削れる。
悠々自適である(何が)。

9時朝食。
二十世紀梨にキウイ。スープ代わりに素麺入り吸い物。
日記をつけ、いろいろ雑用。
計画性が必要だな、何ごとも。
午前中に大和書房のマンガ部分原作一本、書いてK子に。

YouTube、“おっぱいの大きいハーマイオニー”。
ハリー・ポッターのサタデー・ナイト・ライブでのパロディ
だが、そういう名称でアップされたものより、
“Harry Potter porno”というタイトルでアップされた
ものの方が画像がいい。
http://jp.youtube.com/watch?v=lYexLnBtZ7k&mode=related&search=

2時、地下鉄で新宿。万世のパーコーつけ麺を食べるが
量を少々持て余す。
事務所に入ろうとしたところでどどいつ文庫さんと
出会って、一緒に。
「これ、翻訳して出したら当たると思うんですが」
という、癒し系のマンガを見せられる。
当たるかどうかわからないが、オモシロイことは面白い。
ハッシーが弟さんの結婚式で富山に行って、送ってくれた
うどんを一束、おすそわけ。

すぐに時間割、アスペクト『社会派くんがゆく』対談。
新総理、ナタ・オノ事件、相撲関係、ドラッグ関係。
ゴスロリ少女に殺された警察官の父親がエロチャットを
やっていたという件について盛り上がる。

対談終ったあと、アスペクトのK瀬編集長と私と、
ちょっと打ち合せ。新しい本について打ち合せ。
ほう、そういう立ち位置に私を置いた企画か、とちょっと
驚き、くすぐったい気分になる。現在のスケジュールから
考えると出版は来年春くらいか。むしろそっちの方がいい本。
内容案、思いつくままに少し話す。
すでに6時半を回り、時間割は表のシャッターを
閉めてしまっていたので、エレベーターを使って出る。

事務所に戻り、幻冬舎の最終ゲラチェック原稿に赤入れ、
文字数チェック。山田風太郎の直筆原稿が発見されたそうだが
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070927/wdi070927015.htm
メール世代の物書きの記念館というのはこういう
ものが展示できなくて困るだろう。こういう赤入れチェック稿
がせめて直筆がわかるものと言えるか。
しかし、作家の生れ故郷の記念館なんてものに、最も皮肉な言を
吐きそうな作家が山田風太郎だと思うが。
まさに『人間臨終図鑑』で本人が言っているように、
「死んでしまえば、生きている奴に何をされても無抵抗である」
である。

作業終って事務所を出たのが9時過ぎ。
久しぶりに、と、『和の○寅』へ。
常連さんらしきYさんという人が来ていて、テレビドラマの製作
の人だとか。京都の撮影所にいる若い子を連れてきていた。
特撮やアニメに詳しい人で、飲みながら特撮ばなし、映画ばなし
で少し盛り上がる。ちょっと気恥ずかしい気分ではあるが、
やはりオタ話は楽しい。
うわの空がらみで私を知っていて、コミビアや週プレ連載も
見てくれていたそう。
その話の最中にハッシーから電話あり、苦笑。

あまり食わず。コハダとコノシロ、岩牡蛎、焼き茄子、
それに松茸ご飯。これは土鍋炊きで、至福。
それほどお値段高くないので、是非来て食べるように。
日本酒とビールで、ちょっと酔っぱらった。
タクシー拾って帰宅。

※写真はコハダとコノシロの一皿。
酢締めの具合が絶品。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa