2日
火曜日
白い肌に狂う餅
その洋館からは、夜な夜な餅つきの音が……!
※『ポアロ』漬け、原稿
夢で、巨大な地下道を探検。出口に到達して出てみると、神田か池袋近辺の住宅街のウラで、なぁんだと思うが、その探検記を本にしたら売れたからまあいいか、てなもの。二日に見る夢が初夢、という説に従えば、これも縁起がいい夢なのだろうか?
朝、8時半起床。入浴、カカトの皮削り。9時朝食、お雑煮。母、ちょっと今日は文句モード。確かにねえ、とは思う。
TBSパナソニックスペシャル『地球新世紀』を見る。マヤ文明が水の循環を取り入れたシステムで自然と調和して栄えたが、やがて調和を捨て都市建設にばかり走ったことで滅亡した、と説くあたりはまだよかったが、次第にエコ思想の押し付けみたいになっていくのがちょっと。ヤマギシ会みたいな集団有機農法グループを賛美しているのを見て、なんじゃこりゃと思った。あのやり方で収穫できる量で人間を養うとすれば、地球全体の人口を、今の三分の一くらいに減らさねばやっていけないだろう。農業という行為そのものが反自然である、ということをもう少し認識すべきなのではないか?
http://members.at.infoseek.co.jp/gregarina/I1D.html
↑ここらが参考になると思う。
昼は母の室でカレーライス。昼は何が食べたい、というので何かあるもので、と言うと、何か言ってくれないと、とのことでカレー、と言っておいたら、作り置きがないのでいま、作ったというものを出されるが、これが急場のものとは思えない出来。お雑煮に入れるためのものなのでニンジンが梅花型なのがご愛嬌。こういう、何でも客のリクエストで即座に作ってしまう店でもやったらどうか。
食べながら見るとMXテレビでポアロをやっている。自室に戻って、『エンド・ハウスの怪事件』と『アクロイド殺人事件』を続けて見てしまう。『アクロイド殺人事件』は、あの原作の大トリックをどう映像化するのかと思っていたが、無難にそこはこなしていて、しかしながら出来もまあ、無難なものになってしまっていた(酸の工場はどこで撮影したのか、凄いシーンであるが)。『エンド・ハウス〜』の方は犯人役の役者さんが非常に印象的な演技と顔立ちで意外性も抜群、傑作。最後の最後まで疑惑をかけられるふしだら女役の女優さんが知りあいの某女性にソックリだったのに笑う。
面白かったがしかしおかげで何も手に付かず。今年の正月は家に籠って書籍一本、脚本一本仕上げるのがノルマなのに。いかんなあと思うがまあ、仕方ない。またテレビで『ダーウィンが来た!』のダイオウイカの映像など見る。
あっと言う間に夜になって、また夕食に9時、母の室。大阪から到来の牛肉ですき焼き。ビールと日本酒。いろいろと話して、どうにか母の鬱モードも晴れたかという感じ。自室に戻って、時代劇ビデオなど片端から見つつ、酒。ふぐのひれ酒、ホッピーなど。少々飲みすぎて1時ころ、倒れるようにベッドへ。