裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

21日

日曜日

古きよき未来、の記

朝6時45分起き。
寝床読書、都市伝説関係。

六花マネからの連絡、ジオサイトに撮影で篠山紀信氏が入るとのこと。おぐりアリスが紀信に激写されるか、と笑うが紀信といえば激写というのも古すぎか。
とにかく役者なんだから、ありとあらゆる体験はするべき。私と組んでいるうちに。
11時家を出て、新宿小田急百貨店、アンドリュ−・ワットコレクション『100年前の未来画』展。

レトロ・フューチャー好きなら行かねば、の展示会である。これの原形みたいな画集は大学時代によく神田の源喜堂で買っていたなあ。会場前にワット氏御本人がいてサインしてくれ、ついでに並んで写真撮ってもらう。着用しているコートもシルクハットも100年前のものなのだそうな。しかし並んでみると、さすが英国人と感心するが、私のマッドハッターもなかなかだよな、とはこっそり自画自賛。展示の古きよき未来、私はもう涙が出てきて仕方なかったが見ているお客達のどれくらいがそのよさに痺れているのか?

渋谷へタクシーで。
昼はクルミ御飯。まだこれ、かつての札幌の家のクルミなのか? とにかくうまい。週プレ『名もニュー』一回分片付け、それから明日ジオサイトに渡すトーク進行台本。ワンフェス、行くつもりが時間的に期を逸す。開田さんに電話して、夕食のみ御一緒することに。今回は人数的に幸永予約OK、ざまあみろ。しかし“7時半から”という予約は“7時からにしてください”と。狂牛病のとき、閑古鳥だったこの店を救うために30名以上の友人連れて乗り込んでいってやったのに。まあ、だからと言って特別室を用意するわけにもいくまい。苦笑。

また鶴岡から電話。雨は降っていないが全体的にどんよりとしてダルい。気圧に見合ったダルな話。ゆうべ聞いた情報も考えあわせて、確かに思い切って関係整理が必要かも。そのうちいつか、というような希望だけで関係を続けていくような、若かったころのような先行きへの楽観派にはなれない。

7時、幸永。開田さんたち待ちながら猫三味線の資料など見る。
10分遅れで御一行着。とりあえずカンパーイ。本がかなり売れたようで開田夫妻も御機嫌。京撮のことなど話しながら食うわ食うわ。特典映像のアナウンスはもとNHKアナウンサーの声を見込んでYくんの奥さんに頼むつもり、と言ったら
「友達の奥さんでいろいろ間に合わせるねえ!」
とあやさんに言われた。人妻好みか?

9時に出てタクシー相乗りで帰宅、今日で京バテ完全解消を期して早くに寝る。

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