裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

3日

水曜日

オタアミ、ロフトに帰るの記

朝6時半起床。暑いぞ、もう。
昨日、K子は新事務所に自分のパソ(お絵書き用)などを移し、私はマックminiに。
辞書類など新しく入れつつ日記つけ。
本日のひっかけメール。

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Subject:暴露します。
今日でこのサイトのネカマを辞めます。理由は菊田(上司)の給料ばかりが上がって私達アルバイトの時給は全然上がらないからです。本当にムカつきます。このまま菊田だけ美味しい思いはさせません。そこで当社の売上げ?1のサイトの内部情報を全て暴露するのでご協力ください。(以下略)
※※

“ご協力”とは何を、と笑う。
入浴、服薬などして9時朝食。夕張メロン。
六花マネと某イベントの件でメールやりとり。私の大ファンだという担当さんがどうもやや、頼りないというか使えなげというか。
さすが私の大ファン的な人物である。

京都の山田さんとの長電話などで午前中に仕事一本すますのが最近の日課だったがそれもできず、11時半出勤。
ブックファースト寄ってから仕事場。
『トンデモUFOの世界』(洋泉社)買う。週プレSくんから電話、アサ芸Kさんからゲラファックス。
週プレの件をおぐりにメール。

おぐりからは“お財布見つかりますように……”とメールがきており、マッサージで言われたときと同じくかえってメゲたのだが、それ読んだあと、居間でテーブルの下をのぞいたら、なくしたと思った財布があった!
思えば仕事用の資料を広げるためにテーブルの上をざっと片付けたのだが、そのとき、隙間から下に落っこったらしい。

……やはり彼女には
「一億円拾いたいのだが」
と頼んでみよう。神さまエスさまおぐりさま。これは別にその御利益かどうかはわからぬがラジオ仕事連続で、文化放送『浜美枝のいつかなあたと』に出演以来。
つなげてくれた放送作家のMさんはNHKで『ふれあいラジオパーティ』を担当した人。

逢阪剛さん、林あまりさんなどと出演した番組だったが、
「二年前にあの番組で……」
とあって驚く。もうそんな前のことになってしまっていたか?そう言えば仕事場と住居を分離させた直後だったような。月日の立つのはとにかく早い。
ぼんやりしているとすぐ老境だ。
それはともかく、浜美枝と仕事で顔をあわせられる果報を思う。あたしゃこの仕事やっていてよかった。

道新書評欄原稿、今回は日本トンデモ本大賞のレポのようなもの。
書いて送ろうとして新担当者のメアドをメモし忘れていることに気がつき、スケマネに転送しといてと送る。
5時半、タクシーで新宿、ロフトプラスワン入り口前でおぐりとモナぽさんと落ち合い、オタクアミーゴス楽屋へ。

岡田斗司夫さん、眠田直さん。モナぽさんに『ひよこのパジャマ』チラシを配ってもらう。おぐりからはチケット受け取り。彼女はそのまま稽古へ。斉藤さんと大阪公演の話など。
『二次元美少女論』の著者・吉田さんなど来て挨拶。楽屋の冷房が調子悪くて暑い。
少し早めに壇上にあげてもらう。
ロフトプラスワンでのオタアミ公演も2年だか3年だかぶり。お客さん満員の状況。岡田斗司夫が「さあ、今年は『電車男』のおかげでキミたちがモテる千年に一度のチャンスだぞ!」
とカマし、しばしトーク。

プライムタイムのテレビなどで“いい人”トークしているとやはりタマるか、オタクの血が騒ぐか、いっさい縛りのないトークというのが楽しくて仕方ない。前半はそれでも「HappyTreeFriends」などの上映でまあおさえていたが後半に眠田さんが80年代18禁アニメを上映したあたりでこっちもタガが外れ、いや岡田さんを呆れさせるほど下ネタ満開でトバすトバす。

満場狂乱。女性たちが大笑いしていたのが印象的。
今回の会場は女性客、それもやや質の高い女性たちがかなり目立ったが、これも『電車男』効果か?眠田さんの復調も嬉しい限りで、いや、やっぱりオタクアミーゴスってスゴいわ、と我ながら思う。あっと言う間の3時間半だった。

まゆたんさん、幻冬舎ヌカダくん、開田裕治さんなどと青葉で打ち上げ。
後からあやさんも加わる。

バーバラ・アスカさんを岡田さん絶賛。「“柳瀬くんターボ2号”と命名したい」と。
斉藤さんが今日の私を見て曰く「私の知ってるカラサワさんと違う〜!」だそうな。
12時までワイワイ。
ヌカダくんが幻冬舎で落としてくれた。感謝!

開田夫妻と相乗りでタクシーで帰宅、K子は今日はキミちゃんと飲んでどうせ午前様と思っていたら案外早く3時ころ、べろんべろんになって帰宅。
「苦し〜、死ぬ〜、キミに負けた〜」
と七転八倒。

介抱したいがこっちも大笑いしながらなので如何ともしがたく、服着せたまま寝せておく。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa