24日
木曜日
日記予定地
※『南極(人)』三日目(中日)マチソワ
クリスマスイブなれどその気配まるでなし。
年末もコミケも今年はなし。
それもまあ、いいか。
コーヒーのみで朝食代わり。
昼はちょいと早めてもらい、母の室でカキフライ5ケ。
白菜の漬物、油揚げとキャベツの味噌汁。
牡蛎は能登のこうでんさんからの到来もの。
柔らかくて美味。
12時、下北沢。
衣装のセーターを忘れたので今日は黒シャツでやる。
家の近くのジーンズショップで買った白のマフラーを
冒頭のシーンで用いる。
昼は70人以上のお客様(席数80)。
ほぼカンペキに出来たが、冒頭に大きな噛ミあり。
なかなか傷なくは出来ないもの。
鈴木希依子ちゃんが来てくれる。
夕幾子ちゃん、楽屋で悔し涙にかきくれていた。
今日、見てほしい先輩が来ていたのに、会心の演技が
出来なかったのが口惜しいらしい。
うーん、役者魂だなあ。
彼女を誘って、みんなでサイゼリアに。
一哉、ハッシー、シヴさん、私。
食べているうちに気も落ち着いた模様。
早さんが舞台チェックしながらジングルベルの替え歌を
口ずさんでいる。
「♪チンコの毛、チンコの毛、いつ生える、12月24日にちょと生える……」
うわあ懐しい、小学校時代にクラスの男子が合唱していた歌だぞ。
声がかすれてきている、という夕幾子ちゃんに、克己が
声帯マッサージをしてやっている。
ギャーとかギエーとかわめきつつマッサージされている図は
なかなか面白い(笑)。
夜はイヴに取られて、予約がなんと4人という惨状。
聞くと、某大劇場では客が客席の半分だったとか、
某小劇場では入りが少なすぎて公演を中止にしたところも
あるとか。ウチは3人でもやるぞ、とハッシー。
飛び込みや、やっと時間が空いたというマイミクさん
含め、最終的には10人になった。席をわざときちんとおかず、
来た人間に合わせて置くというヘンテコな方式。
セリフを今回はあえてゆっくりやってみようという実験。
夕幾子ちゃんはこれでかなりやり安くなった模様。
私は前半、椅子を間違えて暗転中に全く別のところに置いて
しまった。まあ、何事もなかったかのように進行させたが、
そのクソ落ち着きでみんな“ワザとか、このおっさん”的な目で
みていた模様。かなり内心で笑い転げた。
抜ケ、別にストーリィに支障を来したり、観客に気付かれるところ
ではなかったがやたら多し。直前に週刊新潮から仕事がいきなり
飛び込みで来て、その件で心ここになかったのかもしれん。
いかんいかん。とはいえお客様、10人とはいえ
温かく、笑いがビシビシ伝わってきた。
終って、さあクリスマスだ、といつものメンバーでいくどんへ。
ホルモンを食いながらワイワイ。こういうイヴもまたよし。
12時過ぎ、ハッシーとトムズ製麺でウニ焼きそば食いつつ、
来年の件など打ち合わせ。今日はやってよかったね、と。
*マッサージ受けて悲鳴をあげている夕幾子ちゃん。