巧妙な登山とは言えなかった（急いでいるのでヤッツケなタイトルで失礼）

※ラジオライフ原稿　ルナ１〜９稽古

朝８時起床。
寝床の中で台本を読んで、あやふやなところ
をさらう。案外覚えられるものである。

好天、寒けれど気分よし。
朝食、カットフルーツと牛乳。
ラジオライフ原稿の残りをカリカリと。
あと、すばるの衣装新調についてメールやりとり。

昼食は母の室で鴨南蛮。
食べてまた原稿。何とか書き上げるが、その後雑用で
ドタバタ。１２時４５分に家を出て、２０分遅れで
本天沼の会議室へ。

今日は音楽合わせ、ハッシーのセリフ稽古、夕方からは
効果音担当のMくんとの打ち合わせが主で、稽古は抜き抜きで。
とはいえ調子よく、冒頭シーンの中大岡は出色と自分でも
思い、ハッシーにもよかったねえ！　と言われた。
この調子が最後まで続けば私もいっぱしの役者なのだが
エネルギー続かず、後半になるに従ってバテる。

松下あゆみは小道具製作者としてもかなりの腕を
持っている。徹夜で作ってきたという南極夏彦の新刊
『ウォンバットの体臭』（写真）、オビまで作ってあって
凝りに凝っているのだが、大きすぎて衣装に隠して
おけない、という理由であえなくボツ（？）。

好不調の波というのは役者さんによって違ってくるようで、
今日は遅れてきた渡辺克己さんが不調、ハッシーに何度も
演技直されるのだが、なかなかうまくいかない。
無田弥念役の渡辺シヴヲさん（写真）、これまたセリフがなかなか
入らない。克己さんはプロ、シヴさんはベテランで、
この二人の不調は珍しい。

一方で、古舘プロジェクトの藤田由美子ちゃん（写真）も、
何か元気がない。訊いたら、事務所からダイエット指令が
出て、食べていいもの、よくないものの一覧表を
渡された、とかで、それを見つめながらため息をついている。

絶好調（？）なのは渡辺一哉と鳥越夕幾子のコンビ。
二人ともまだカミカミなのだが、息が合っているので
気にならない。夕幾子ちゃんが一度、セリフがなかなか出て
こなくて、無意識に
「ふにゃーん」
と言ったとき、私と佐々木輝之の二人が口を揃えて
「可愛い〜」
と。萌え演技でなくふにゃーん、という声を地で聞いたのは
初めて。

１１月の芝居で主演してくれた別府明華ちゃんが陣中見舞
に来てくれる。で、ワンシーン特出してくれることになる。
どこに出るかは、お楽しみ。
５時、克己さん、明華ちゃん、夕幾子ちゃんの４人で
稽古場近くの蕎麦屋へ行き、いろいろ話をしながら食事。
私はミソ煮込うどん。
私の知りあいで、ゲーム会社の人間で、以前夕幾子ちゃんと
一緒に仕事をしたことがある、という人がいた。
世間は狭い！

６時半、音響王子来てまた抜きで稽古。
1時から連続でやっていると、足下がフラつき、頭がクラクラ
してくる。これは私ばかりでなくみんな同じらしい。
克己さんなど稽古場の隅で熟睡していた。

借り時間延長して９時半まで音アタリ。
音響王子はそこで帰る。ハッシーが飲みに誘ったが、
奥さん（候補）と新居に移ったばかりで、
「カミさんがカレー作って待ってるので」
という究極のセリフで逃げられた、とか。

ダイエットでも蕎麦は許されている、という
由美子ちゃんがいるので、蔵の木へ行こうかとシヴさんの
提案があったが、土曜日で満席。
その先にある『あ麺んぼ』という海戦居酒屋へ。
ハッシー、明華ちゃん、夕幾子ちゃん、シヴさん、
一哉、早さん、由美子ちゃん。
ホタテとツブ貝のバターニンニク炒め、旨し。
他にいろいろ。

ハッシー、レゲエみたいに（南極の簾ハゲ用の）つけ髪を
後ろに垂らしている。シヴさん曰く“ハゲたプレデターみたいだ”
と。明華ちゃんと夕幾子ちゃんが、由美子ちゃんにダイエットの
方法をいろいろ伝授している。

ゆうべとおとといはハッシーがいなかったので終電組の帰りと
共におひらきで健康的だったが、今日はそうはいかず、
「明華がいるから」
という理由でまたラーメン屋まで。途中で“カラサワさん！”
と声をかけられて、見たら玉袋筋太郎さんだった。
何かかなりもうメートルがあがっているようで、いろいろ話したが
「あれ、明日は覚えていないね、きっと」
と話しあう。

日高屋にハッシー、一哉、明華ちゃんと。
なんだかんだ話したがこっちも覚えていない。
かなり大声でワイワイやっていて、明日の声がちょっと心配。
タクシー相乗りで帰るが、ハッシーも自宅の鍵を車中でどこかに
飛ばしてしまい、またまた大騒ぎ。
２時、脚本手に持ったまま就寝。