裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

11日

火曜日

テンバツ高校野球大会

敬遠サインを出した監督に雷が直撃!

※大阪ネタ作り

朝5時ころ、何ということもなく目が覚めて、二度寝か読書に
するかあぐねていたあたりで、突如ぐらり、と揺れた。
一瞬遅れて、驚いたカラスの群れが飛び立つギャアギャアという
鳴き声。……しかし動物は鋭いカン持っているとかいうけど、
やはり予知はできないのだね。

地震がおさまったあたりでまた寝て、8時半、起床。
ゆうべメール送った方から大変好意的な協力の返事が来ていて
心底感謝に堪えず。

今日は母が眼科の検診なので、朝食は自室で。
イチジクとプラム。
それから、おとつい買ったパン、沖縄のアグー豚のソーセージ
とミニトマト。

コミケ売り同人誌の通販分が届く。
なかなかの出来にて、満足。
マドにすぐ電話して、ちょっと頼みごと。

それから一日かけて、大阪でのネタ作り。
快楽亭の会だから好きにできる。
とはいえなかなか作業が大変。
昼はラーメンでも、と思ったが面倒くさくなって抜かす。
夏バテか食欲がないのでちょうどいい。

20あまりの画像を作るのに半日、かかる。
それでもこれで気にかかっていた件、ひとつ解消。

『私の一冊 日本の100冊』、DVD化の作業が進んでいるが
今度書籍にもなるそうである。
まあ、あまり金にはならないが目出度し。

サントクで買い物。
カツオ刺身が値引きしていたので買って、手こね寿司。
あと、餡かけ豆腐を作る。

DVDで新東宝『海女の戦慄』(1957)。
『女真珠王の復讐』のヒットで前田通子主演で作られた海女もの
だが、前作より役者もシナリオもずっと安っぽくなって、ただ
前田通子のグラマーぶりだけは当社比3割増というところ。
子役の太田博之以外、男性陣はこのグラマラスな肉体に全員、
影が薄いこと。若杉英二(天城竜太郎)なんてヒーローなのに
(いかにもヒーローというメバリ入れまくりメイクなのに)
途中で腕を負傷してから、最後までずっと三角巾で吊りっぱなし、
しまらないったらありゃしない。
船員や港の労働者が集まる、ホテル兼営の酒場がまるきりウエスタンの
セット。これだけ実物大の豪華なものだった。あるいはどこかに
実在したものか。
この経営者役を演じていたのが小倉繁。
ああ、懐かしいと思ってしまうがこの映画がそもそももう44年も
前のものなのに、あの『子宝騒動』の主役がと思うと、さらにその
古い映画の中でも懐かしい存在なのである。
『女真珠王』にも出ているそうだが
印象薄く気がつかなかった。
今回はいろいろ見せどころ多し。

マッコリのサワー一杯、黒ホッピー二杯、まだ飲めるゾとばかりに
焼酎をグレープフルーツジュースで割って一杯。
暑気払いとはいえ飲みすぎである。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa