7日
金曜日
「ウルトラマンさん、長いことおつきあいありがとうございました」「ジャアッ!」
ウルトラマンシリーズ大団円(?)
※佳声インタビュー原稿アゲ 某プロジェクト打ち合わせ
よく夢の中に出てくる、巨大な室内ゲームセンターがまた夢に。
私はゲームセンターなどにあまり足を踏み込まないのに、なぜ
夢にはしょっちゅう出てくるのか。
そこにペチャパイの外国人の双子の女の子がいて、
何か彼女たちと話していた。
9時起床、日記つけなど。
9時半、朝食。
桃、バナナ、コーヒー。
湿気凄く、体中ベトつき、嫌な感じ。
佳声インタビュー原稿、いよいよラストスパート。
と、言ってもこういう仕事はスピード上げるわけにもいかず。
粛々と進める。
芸能界本日も波高し。最初、霞んだと思った酒井法子、本人に
逮捕状ということでニュースバリュー押尾を完全逆転。
不謹慎だが何か好レースという感じすらしてしまう。
酒井法子に関しては80年代のデビュー時に、
「新しい形のアイドルだな」
と思った記憶がある。アイドル乱造期だった80年代、
単に清順でほがらかで……という70年代的イイコのキャラ
から80年代は脱皮してありとあらゆる試行錯誤的売り方が
なされたが、酒井法子は、あの“のりピー語”を武器に、
ユニークな発想で同じ世代が“何を面白がるか”“その面白さを
どう表現するか”という、視線と、表現法のナビゲーターと
なることで他のアイドルたちから一頭地を抜いた気がする。
これだけ今、騒がれているのも、単なるアイドルではなく
ある時代を旗を振ってリードしてきた存在だからなのではないか。
昼は母の室にてサンマ塩焼きで。
思えば今日は立秋か。
さっぱり夏らしくない7月だったので実感もなし。
ただ、旬のサンマは抜群に旨し。
自室で原稿続き。
2時、4時二回に分けてやっと完成(あと、私のまとめ記事が
残っているが)。
ふうと息をつく。
肩先がしびれるようである。
資料として読んでいた波多野栄一の聞き書き自伝『ぼくの人生、
百面相』(小島貞二 学藝書林)の、残りの部分を拾い読み。
志ん生のエピソードで、何か用事があった志ん生が、波多野の
出番を譲ってもらって早くに上がり、『後生うなぎ』を
何と3分で演じて降りてきた、というのがある。
その後で出た波多野が客席を見ると。客は30分たっぷり聞いたような
満足しきった表情でいた、という。
何か凄みのあるエピソードだ。
5時、外に出て、こないだからの某プロジェクト打ち合わせ。
相手方事務所での打ち合わせだったが、ちょっと船頭多くしてに
なってしまった感あり。
だがアイデアはずいぶん出た。
ちなみにこの事務所の入ったビルがいかにも昭和という感じの
エントランスで懐かしい。守衛さんに
「ここ、いつごろの建設ですかね?」
と訊ねると、
「建ってまもないときに田中角栄総理が来たのを覚えているから、
その頃」
とのこと。
会議中、外に大雷雨あり。
出たときには幸い、雨も小降り。
近くのニュー浅草でスタッフ一同、お疲れさまのカンパイ。
鯨の竜田揚げが素朴な感じで結構だった。
話はずんで、原稿上がったせいもあるか、ちと狂騒的となり
梅干しサワー、黒ホッピーなどがぶがぶやって、
ちと足下がフラつくまでになってしまい、
タクシーで帰宅する。