裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

1日

日曜日

飯島愛か、飯島愛か

「AV出身でもいいじゃないか、飯島愛か」

※一日中休養

夢の中に小説家が出てくる。
彼の皮膚がちぎれて、その血まみれの切片が原稿用紙の
上を動き、血で文字をつづっていく。
と、いう夢を見た、という話を起きてK子に長々とする夢。

9時に目が覚めるが、今朝は朝食は10時だった、と
思い直し、もう一回布団にもぐる。
心臓がやはり調子悪いようである。
左足がむくむのはいつものことだが、今朝は右足もむくむ。
今日はじっくりと休息しよう。

10時、朝食。サーモンとトマト、ローストビーフのサンドイッチ。
体重は公演終り、やっと減少へ。まだ1キロ減だが、あと2キロ、
間食さえしなければ落ちていくだろう。

救心のんで、じっとしている。
左腕にしびれのような痛みを感じる。
神経の位置が近いため、心臓の痛みを左腕の痛みとして
脳が認識してしまうのである。
チベットに行ったとき、酸素不足で旅の後半、常に左腕が
痛かった。今回も、気管支炎で心臓に酸素が行ってないのだろう。
午後にはおさまる。

食欲がないわけではないのだが、つい、雑用にかまけて、
今日も食べそびれてしまう。
入浴後、ベッドで3時から6時ころまで昼寝。

某社スタッフからメール。
ちょっと納得いかず、返信。
この業界の一番の問題点が浮き彫りになっているという感じだな。

サントクで買い物。
してから、今夜は遅くに母の室で紀子姉と食事だった、と思い出した。
企画原稿だらだら書きながら、『ダーウィンが来た!』を見て、
『天地人』を見る。その後のNHKスペシャル『プーチンの
リスト』も後半をちょっと見る。

『天地人』に新井康弘が北条高広役で出ている。最初に彼を大河で
見たのは『武田信玄』の小笠原長時だったが、その後も『翔ぶが
如く』、『信長』、『徳川慶喜』、『葵徳川三代』、『義経』と、
凄まじい連続出演ぶりである。昭和の大河ドラマでは米倉斉加年が
“またか”というくらい毎回出演していた記憶があるが、
それに匹敵するな。まあ、メイン助演の多かった米倉に比べ、
いずれも微妙な大きさの役なのだが。

10時過ぎになったがいつまで経っても呼び出しがない。
11時半に、もう今日はいいね、と電話をしたら、呆れたことに
話に夢中になっていて、私を呼ぶのをすっかり忘れていたという。
まあ、ちょいと行って久しぶりに話をし、12時、自室に帰る。
ビデオでフレッド・オーレン・レイの『ファントム・エンパイア』
を見る。『火星から来たデビル・ガール』のリメイクだというが
話はいろんな要素を詰め込み、ロビーまがいのロボットやら
人形アニメの恐竜やらを大した意味もなく出し、オーレン・レイの
映画らしくダラダラダラダラと緊張感なく続く。
とても探検に行くとは思えない(ピクニックみたいな)服装の
女性二人が、恐竜が跳梁する世界を見て
「『ロスト・ワールド』みたい」
「ええ、大スターは出てないけどね」
と楽屋オチを言うシーンがあって笑った。
シビル・ダニングのドSぶりがまあ、見物か。
結局、寝られずに昼の弁当をまた夜、サカナにして酒。
2時過ぎ就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa