31日
日曜日
ハ・ミヂチ合奏団
あえて受けは省略。
※ミリオン原作
朝9時起床。
気圧が変調気味だとベッドから出たくなくなる。
朝食、間をおかず。
バナナヨーグルトジュース等、如例。
入浴前に、朝日新聞を買いに出る。日曜の読書面、
いつもは水曜にネットサイトに上がるのを待って読むのだが
今回はやはり気になるので確認。
おお、載っている載っていると喜ぶ。
書けば載るのは当たり前だが、今回は内容が内容だけに油断できず。
結局、ギリギリでNGになったワードは“老人性愛”で、
評した本の中では、主人公(シェフ)の師匠が若い弟子に
肉体を要求するかなりグロな場面なのだが、
老人性愛と一言で言ってしまうと、歳をとってもセックスを
実行している読者から“老人が性欲を持つのは悪いことなのか”と
苦情がくる可能性がある、という理由だった。
ま、新聞という媒体の持つ性質上、これは仕方ない。
ホラリオン関係でと学会のTさんやSくんと連絡とりあう。
みなさん協力かたじけなし。
快楽亭から電話。
「落語会の件ですが」
というので、10月11日の八起のかと思ったらさらにもうひとつ、
11月6日、浅草木馬亭で『やれば出来るぞ古典落語』2に
出演の件。10月は11日のすぐ後、13日に柳家一琴さんの
会でも落語をやる。最近本職が何なのかわからなくなっている。
昼は弁当、サワラ味噌漬け。
お〜いくんから電話。
10月20日の東大講義、お題がウルトラマンなので、
桜井浩子さんに出演の依頼をお願いした件。
桜井さん、ご興味がおありということだったので、
直にお電話する。なんだか大層な御機嫌で、
「他の人にも声かけてごらんなさいよ、大丈夫よ、
桜井も出るからって言えばみんな出るから」
とすごいこと。
ミリオン原作一本。今回はかなりの大物事件故に、どこに
焦点を置くかが問題。しかも調べた資料それぞれに細かい食い違いが
多く、どれを採用するかの判断が難しい。
平行して、三才ブックスの単行本ゲラチェック。
この中に一本、すごくミリオンに使いたいネタがあるのだが
出版時期がこうカブっていては難しく断念。
6時半、書き上げてメール。
それからバスで渋谷まで。
TEN−Qさんから新発売DVDが届いている。
白黒テレビシリーズ『テイルズ・オブ・トゥモロー』も嬉しいが
やはり『ミドルトン一家、ニューヨーク万博に行く』がレトロ科学
大好きな身にとって宝物のような一枚。
よくぞこんなもの、発掘してきてくれました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EMT996/karasawashyun-22
事務所に届いた手紙類、書籍類、整理。
原田実さんの『トンデモ偽史の世界』も届いていた。
うーん、最近は原田さん、楽工社のと学会関係のメインライター的
立場になっていらっしゃる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903063240/karasawashyun-22
雨がかなり強くなってくる。
台風でもないのに、ここ数日の雨はちょっと異常。
バスで帰宅のはずが資料探しに手間取り(いいのは見つかった)、
タクシーで。今日は9時からNHKでミツクリザメの番組を
やるので急いで返らねばならんのである。
母の室ですきやき。
急に牛肉が食べたくなったので。
急場の注文だったのですきやき用ではなく、焼肉用の肉での
すきやきだったが、肉は柔らかく、うまいうまい。
焼酎ハイボール缶を母と息子で飲む。
いや、これを飲むのは仕事で、なのであるが。
ミツクリザメの番組、いろんな深海ザメが沢山出てきて面白い。
ソウカ、子供の頃から魚介図鑑で見て不思議だったあの
口は、こういう仕掛けになっていたのね(目が縦長に描かれていて
そこがサメっぽくないな、と感じていたのだが、その謎も解明された)。
http://jp.youtube.com/watch?v=vMGk6ohitgM
自室に戻り、その後は教育で『ロシア ロマノフ王朝の悲劇・
90年目の遺骨発見』を見る。こっちも面白い。
自室でホッピー。
1時ころ、ニュースでプロレスラー、キラー・コワルスキー死去の報。
星新一『進化した猿たち』で紹介されていた一コママンガで
医者が“殺人鬼キラー・コワルスキー”と書かれたガウンを
来て手術室に入り、“心配しないでください、友人のレスラーから
借りたガウンなんで”と言っている、というのを覚えているが、
あれはマンガ(そのものは載ってなかった)でもそうだったのだろうか。
日本人にわかりやすい、ということで星氏がコワルスキーの名を
挙げたのではないか、と思うのだが。
コワルスキーと言えばニードロップによるユーコン・エリックの
耳そぎ事件が最大のギミックだったが、『タイガーマスク』で
その事件のことが描かれ、そぎ落とされた耳が血だまりの中で
ぴくぴく動いているのを見たコワルスキーはそれ以来肉が食えなく
なり、菜食主義者になってしまった、というエピソードが
紹介されていた。子供ごころに
「耳はいくらそぎ落とされてもぴくぴくは動かないだろう」
とツッコミを入れたものだが、これは原作者(梶原一騎)の
ユーコン・エリックとE・H・エリック(耳をピクピク動かす芸が
トレードマークだった外人タレント。岡田真澄の兄、岡田美里の
父)をかけた洒落だったのではあるまいか(いや、冗談ですが)。
ちなみに菜食主義者だったのは耳そぎ事件以前からだったそうで、
長寿を保ったのもそのおかげか。