27日
水曜日
アフガン狂時代
伊藤和也さんのご冥福をお祈りします。
※三才ブックス前・後書き 講談社原稿チェック ミリオン原作1本
朝9時に携帯で起こされ、45分に延ばしてもらい、
何とか起きる。
二日酔いではなく、全身の疲労感。
いや、飲んだものなあ。
他のみんなはどうだったろうか。
バナナジュース、味付けを全くしていないトマトジュース、
それとバナナ1本の朝食がちょっとキツい。
鬱々として午前中、何も出来ずに過ごす。
昼からちょっと元気回復。
講談社の少年マガジン50周年記念本の原稿ゲラに手を入れた
ものを、母の部屋のFAXを使って送る。
送り慣れぬ機械で送るのでちょっと操作手間取る。
おまけにメールに添付されていた電話番号とFAX番号が
編集部が部屋を移転する前の、古いものだったのでさらに
手間どってイラつく。
1ヶ所、掲載される図版の関係上書き直し要請あり、
すぐ手を入れて再送。
弁当使う。タラコとエリンギのニンニク炒め。
エリンギがややきついニンニクバタで炒められていて、美味。
それから今度は三才ブックスの単行本『唐沢俊一のトンデモ事件簿』
の前書きと後書き執筆。
書き上げて送って3時50分。
そこらでヘバって、メールなどいくつか。
寄贈された本などに目を通す。
小腹が空いたので、昨日買ったチキンラーメンを、
試みで鶏ガラでとったチキンブロスで作って食べてみる。
濃厚極まりない味。うまかったが、腹にもたれる。
アフガンでタリバンと思われる集団に拉致された
日本人、伊藤和也さんらしき人の死体が発見されたとのニュース。
危険が最近増している現地での農業指導に、信念を持って当たったからには
このような死も覚悟の上であったろう。
いたずらに嘆くより男子の本懐と讚えたい。
とはいえ、彼の所属していたペシャワール会の、
武装も警備も一切なしに会員に現地活動を勧める姿勢は
やはり問題ありだと思う。ペシャワール会代表の中村医師の、
「われわれは憲法9条を守っているからタリバンだって手を
出さない」
http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php
という言葉が空虚なものだったことがこれで明らかになって
しまったわけだ。
ちょっと取りに行くものがあるので、掃除に来るK子と
入れ違いに事務所へ。バスで新宿に出、京王地下で
買い物。そこからまたバスで渋谷、と思ったがくたびれて
いるのでタクシーにしてしまう。途中、麻衣夢ちゃんから電話。
なんとなんと、の状態報告。ここまで来ると嬉しいより
呆れる感じである。彼女がモデルで出ている『血で描く』を
近々、どこかで手渡しすることを約す。
事務所でいくつか雑用、の予定が必要ないことが判明。
すぐとって返してもよかったが、家は掃除中だろうから
そうすぐには帰れない。多少、時間を持て余し、資料本に
目を通したりする。それでも、そこでこれを資料にする原作の
アイデアがひょいと出たので、無駄ではなかった。
8時過ぎに帰宅し、チキンラーメンのおかげで腹が減って
いないので、ミリオン原作書きに入る。
補填データはネットで簡単に資料に当たれた。
小ネタではあるが、以前このテーマで一冊、本を作った編集Y
くんにも盲点だったネタのようで、ほくそ笑む。
「あの事件をここから切り込むか」
という点では、集中随一の回になったのではないかと思う。
書き上げたのが10時45分。
それから夕食。バナナダイエットでは、ダイエット時は
早寝を推賞していて、夜8時以降はものを食べないこと、なのだ
そうだが、今の自分には無理だな。
豆腐、油揚とアサリ剥き身の煮物、それから鶏のササミを
ゆがいて、香菜味噌(味噌を煮酒で溶いた中に微塵切りにした
香菜を入れる)で食べるもの。せめてカロリーをあまりとらない
食事にしてみた。『刑事コロンボ』をDVDで見ながら。
あと、資料読書続き(もう原稿は書いてしまったが、面白いので
使用部分以外のところも読んでいる)。