3日
日曜日
眼鏡っ娘ング(メガネコング)
「可愛いしそれなりに知恵も働く」
「でも、世界一高いおもちゃだわ」
※赤塚不二夫追悼記事 『ホラリオン』お祓い
朝、8時前に起床、というより電話で起こされる。
「朝食時間にはまだ早いのに」
と思って受話器をとったら、時事通信社からで、
「赤塚不二夫さんの追悼文を夕方までにお願いします」
というものだった。
寝起きで、普段ならこの時間の電話には不機嫌になるのだが
これは嬉しい電話だった。
どこかに何かを書きたい気分でもあったのだ。
朝食、9時。
モモの生コンポート、梨。
新聞等の扱い、石森章太郎氏や横山光輝氏のときよりはるかに大きい。
やはりキャラクターの浸透度の違いか。
日記つけ、オノとメールやり取り。
コミケ用の最後の入稿になる『奇想天外シネマテーク』本、
なかなかテープ起こしチェックが対談相手の方から
帰って来ず、そろそろデッドなのでどうするか、という相談。
赤塚氏追悼文にかかる。
やはり難しく、原稿用紙400字詰め3枚分に過ぎないのに
なかなか進まない。
そうこうするうち、ネットで、ワンフェス会場(ビッグサイト
西館)のエスカレーターで事故があった、との報。
驚く。いや、もちろん事故があったことに純粋に驚いた
ということもあるが、本日の当初の予定は、このワンフェスに
行く予定だったのである。
招待状もあり、知り合いがブースを出しており、
午前中はワンフェス会場を回って、午後にルナの公演前お祓いに
行く予定であった。
それがトンだのは、朝に追悼文の仕事が入ったからである。
まあ、ずぼらな私のこと、事故があった開場時間に行ったかどうかは
わからないが、もし予定が他になく、朝イチで駆けつければ
あのエスカレーターの半ばくらいにいた可能性は十二分にある。
それを思うと、すんでのところで赤塚先生に助けられたか、
という気にすらなる。
幸い、死者は出なかった(あの巨大エスカレーターの事故で
あればどんな悲惨な結果になったかもわからない)ようだが、
負傷者のみなさんの一日も早い回復をお祈りする。
昼はチキンカツ弁当。
ウスターソースをじゃぶじゃぶかけて食う。
夏バテにはまだなっていないのが有り難い。
冷房費だけはケチらないようにしている。
4時に追悼文を書き上げてメールし、
家を出て荻窪。
天沼八幡神社にて『ホラリオン』公演のお祓いをする。
ものがホラーだけに、ということもあるが、実際、今回は
帯状疱疹になったり熱射病で倒れたりという出演者が
続出なので、やはりここは祓っておこう、と。
拝殿に裸足はいけないのだそうで、女性陣の大半が
夏場なので素足。ハッシーまでサンダル履きの裸足だったので
そういう人間は後ろの席につき、私が総代として玉串奉納などを行う。
当たり前だが神前にはエアコンなどなく、暑くてズボンがぐっしょり
濡れたほど。終ったあと、お神酒をいただいて下がるが、“徹餞”と
書かれた一升瓶のお神酒を“うちの神社から”と、いただいた。
その後、天沼会議室で稽古。『黄昏モンスターズ』台本読み合わせ。
今日来ない役者さんのために、私も加わって本読み。
読むと演じたくなる気持がムラムラ湧いてくるが、必死で抑える。
しかし芝居は魔物だな。
今日は9時の終りまでつきあうつもりだったが、シネマテーク
同人誌関係でオノから緊急メール、あわてて中野に帰る。
帰宅して詳細を。要するに間に合わないギリギリの人の原稿を
待つか待たないか、という判断。来ないという前提で構成など
進めてしまっていたので、今から新に入れるとなると、
他の人のトークを大幅カットしなくてはならず、
それはあまりにもったいないとの判断で、遅れる人のは
次回に回す、ということにする。
IPPANさんはどうしても入れたいというので、
電話でそこらを詰め、納得してもらう。
オノの作業量をこれ以上増やしては通常業務に差し障る。
そこらへん一段落ついてホッと一息。
サントクに買い物に出、帰ってまたひと仕事。
疲れているのか、なかなかまとまらず、気がつけば10時近く。
荻窪のスリーエイトで買ってきた鶏肉を数片、
フライパンで焼いて、大根おろしとポン酢で食べる。
それから、サントクで買った新サンマを焼き、
醤油とすだちと大根おろしで。やはり生のサンマは内蔵の
甘味が違う。
どちらも大満足。
金田一耕助シリーズをテレビ版映画版と見比べつつ、
間歇的に送られてくる同人誌原稿をチェックして、1時ころまで。
急激な眠気に襲われて、そこらで沈没。
暑さはやはり体力を奪うな。