裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

12日

木曜日

初音ミグ25

ベレンコ中尉、萌え声にひかれ函館へ亡命!

※コラム原稿 佳声先生誕生会

朝6時、またちょっと足が(今度は足の甲)が
攣って目が覚め、ついでにトイレに行く。
ゆうべ、パソコンをつけっぱなしで寝てしまったようで、
スイッチ落とす前にメールチェックしてみたら、
某誌から原稿催促。季刊雑誌で、2月に書いたところから。
かなりデッドに近いらしい。
原稿執筆を忘れていたというより、以前に書いたコラムが
連載原稿だったということを忘れていた。
読み切りだとばかり思っていた。

あわてて書き出す。
幸い、依頼内容のテーマであればネタには不自由しない。
7時半までに書き上げて、メール。
もう一回ベッドにはいるが、頭が仕事モードなので、
本でも読んでクールダウンのつもりが、
書評用の本(これまた分厚い)だったのでクールダウンに
ならず。9時まで、ちょっとウトウトしたのみ。

9時、朝食。
ミニメロン一切れ、ヨーグルト。
コーンスープ小カップ一杯。
ミルクティーマグカップで。
青汁コップ一杯。
ミルクティー、青汁は日記では省略することが多いが毎日摂って
いる。

日記つけ、メールやりとり。
ジブリのお仕事、テレビ収録とスケジュール大かぶり
だったが、テレビ収録がかなりドタバタして時間が
遅れそうなので大丈夫っぽい。

NHKのYくんから電話、7月31日にとことんシリーズ、
また出演依頼。テレビのお仕事というのは、
・依頼が来る→テンションあがる
・収録日が近づく→テンション下がる。だりー、出たくねーになる
・収録当日→とにかくワタワタ。
・収録後→解放感でやたらハイになる
というサイクルがある。解放感を味わいたくて受けるようなものだな。

昼は母の自家製すきやき丼弁当。
大賞反省会の日時調整、アンドナウの会の打ち合わせ会の日取りも。
あ、私のかつての担当同士(会社は別々)で入籍したMくんとKさんの
お祝い会もそろそろしないとなあ。
大きなイベントの後はありとあらゆることが立て込む。
入ってくる予定を全部、“イベント以降”に回すからである。
確かにイベント準備期間は目が回るほど忙しいが、それが終わったら
急にヒマになる、わけじゃないんである。
日曜の収録に備え、そろそろヘアカット予約もしないとな。
なんやかやゴタゴタして、5時まで自宅に張りつかざるを
得なくなってしまい、渋谷の事務所に行くのは時間的にあきらめる。

丸ノ内線で新宿。
らんぶるに行き、オノとちょっと打ち合わせ。
やがて、飯田人形劇フェスティバルの係の人と、ヨシエさん、
佳声先生。

8月に行われる飯田人形劇フェスティバルの打ち合わせ。
私は佳声先生と一緒に対談あたりでお茶を濁すつもりでいたら、
短くても何か講演してくれと言われる。
人形とつながりがあって私らしくて、ということで、これこれでは
どうですか、と話したら、それは短時間ではあまりにもったいない、
もっと時間を取りたい企画なので、来年お願いしたい、と言われる。
じゃ今年は佳声先生のネタとからめてこんなのは、と提案。
あ、それもオモシロイですねえ、と、即決。
スライドなどを用意しないとな。
それにしても、今年は長野に何回、足を運ぶことになるのか。

佳声先生が“これをやってみたい”というネタの資料を
見せてくれる。見覚えのあるものだが、これを紙芝居にして口演する
というアイデアに感心する。80歳にして新分野に挑戦する
そのバイタリティは凄い。
明日はNHKの『いっとろっけん』に出演されるそうだが、
スタジオで実演をやってほしいと頼まれ、“何分くらいやれば
いいですか”と訊いたら、“三十秒”と答えてきて、驚いたそうな。

そう、今日は佳声先生の80回目のバースディ。
みんなでそこから近くの『美々卯』に移動し、うどんすきで
お祝い。幸い、佳声先生の好物だったようで、喜んでいただけた。
場をしきったのはヨシエさんで、本当にいろんな話を。
東文研の事務所移転の話にも相談に乗っていただき、
さらに出版の件から、特許申請(ヨシエさんの本職)のいろんな
エピソードなど。
公序良俗に反するものは特許を取れないので、コンドームなどの
特許には、こじつけみたいな利用法が説明されてあって
面白い、とか。

10時、そろそろ閉店なので代金支払いにいったら、
なんとヨシエさんがもう支払ってくれていた。
トイレにいくふりをして、こっそり済ませてくれていたらしい。
これには驚き、いやしかしこちらが誕生会を開こうと
言ったのに払っていただいてはあまりに申し訳ないですよ、
と言ったが、ここで強引に支払いなおさせるというわけにも
いかず、じゃ、飯田ではおごらせてくださいね、と。
オノ曰く
「ヨシエさん、スマートすぎますね、支払いのタイミングとか!」
と。私も“うん、やられたな、今日ばかりは”と。

地下鉄で新中野まで。
メール、ミクシィ等チェックして、1時くらいまでなんだかんだ
起きていた。

※写真は佳声先生から以前贈られた誕生プレゼントの蜘蛛模様
シャツを着てトンデモ本大賞打ち上げで挨拶する私。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa