6日
水曜日
あさはか村
あさはかの祟りじゃ〜!
朝7時半起床。
雨蕭々、気圧不安定きわまりなし。入浴等済ませ、9時の朝食ベルを待ったがなし。母の部屋に行ってみるが姿見えず。あれ、今日帰ってくるんじゃなかったっけ。
仕方なしにイチジクとヨーグルトで朝食。
日記つけ、まだ腹が減っているので和の○寅から貰ったトウモロコシを一本、茹でて食べる。今度は腹が苦しくなった。
朝からテレビはずっと紀子さま男子ご出産のニュース。改めて日本人の皇室好きを思うが、皇太子夫妻のご出産でないのに、ここまで騒ぐのはちょっといかがなものかと思う。まあ、気持ちはわからないでもないが露骨すぎ。皇室典範論議を続けていくことが肝要とか識者は言っているが、今の日本の技術で人工授精法とかを発達させれば必要ないのではと思う。男くらいいくらでも生めるだろう。女帝という存在にもちょっと萌えるが。
テレ朝から電話、10月から始まる時代ものの妖怪アニメの番宣に出て、妖怪の雑学を語れとのこと。日テレやTBS、NHKにはよく出ているが、実はテレ朝でスタジオ録りは初めて(トゥナイトなどはみな取材であった)。一度ヒルズのスタジオには入ってみたかったので、それだけで引き受ける(後でわかったがテレ朝でなく毎日放送であった。まあ、引き受けたけど)。
昼は温めたご飯に卵をかけ、ニラと香菜を刻んで醤油にナムプラーもちょっと混ぜ、エスニック風卵かけご飯を試みるが失敗。わけのわからん料理になった。東急エージェンシーに某企画用の趣旨書を書く。以前書いたものが地味なので、もっと盛大に花火をブチ上げて書く。趣旨書ってのはそういうブチ上げが大事、というサジェスチョンをこのあいだ貰ったのであった。己が企画を絶賛、称揚するのはまことに気恥ずかしいがここらへんの面の皮が厚くないとプレゼンなど出来ぬのである。実際、書いていると、なるほどこれは大した企画かも知れぬ、という気にさえなってくる。人間とは滑稽なものだ。
これを送ったら、さらにプロフィールも送れとの指示。もちろん、絶賛型プロフィールである。
「時代をリードしてきたサブカル界の奇才」
などと苦笑しつつ書く。営業用プロフィールだからいいが、日記などでマジにこれをやりだすと(実際、そういうブログがネット界には散見されるが)あきらかな誇大自己症候群である。岡田尊司の同名の著書(ちくま新書)によれば、自分の万能性を謳う自賛は発狂の一歩手前の症状だそうだ。ぶるぶる。
事務所へ出る。雨はふりみふらずみ。
本日、文筆業サバイバル塾(文サバ)第一回講義の日。レジュメを作ろうとしたが第一回ではまだどういう人たちが来てくれるか、それも読めぬし、まずはアンケート代わりのサバイバルテスト問題などを作ったのみ。
6時ちょいすぎ、渋谷ネクストへ。オノに道を誘導してもらう。ネクストなどと格好つけているが梅林ビルとかいう古いビルである。雨の中、集まりはどうかと思っていたのだが、定員20名限定で出席者が19人。30代半ばというところか、平均年齢は。石黒直樹さんのようなプロもいらっしゃっているのに緊張。サバイバルとはどういうことか、実際に今、わたしが進めている企画のことなどを実例に引き、話してみる。最初でみなとまどいはあったようだが、くいつきはよし。笑いも出る。もう少しまとめかたをきちんとすべきであったか。
2時間、休息をはさんでしゃべる。終ったあと、懇親会の名目で飲み会。出席者のみなさんと雑談。すでに単行本を出されている方や、怪獣・特撮関係のライターさんで私も名前を存じ上げている方とか、プロの方も何人も参加されていることを知って驚く。
11くらいまで飲み、その後、オノ、バーバラ、大内とスタッフ反省会で道玄坂の山家本店という貧乏居酒屋へ。そこでもいろいろ話が出て、12時過ぎまでいるが、帰り、近くのテーブルに座っていた人が、オノに挨拶してくる。なんと、TBSラジオのディレクターさんで、荒川強啓さんの番組内のラジオコラム欄の担当の人だった。
ぜひウチの番組に出てくださいというので、スケジュール調整してくれるように言っておく。安居酒屋でこんな仕事が拾えるとは。
タクシーで帰宅。気圧の乱れで予定の狂った一日だった。