裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

7日

日曜日

ANAがあったら入りたい

JAL社員の本音。

※横山智佐さん結婚披露ライブ

朝、寒くて5時ころ目が覚める。
暖房は効いているのに、フトンから足をはみ出させると
鳥肌がたつほど寒い。
毛布にくるまるようにして二度寝。

そのときの夢。
立ち食いうどん屋組合数万人の待遇改善を訴えて、その先頭に立って
戦いに立ち上がる伝説のうどん湯きり師(女性)。私もその主張に
賛同するが、肝心の彼女の湯きりを見ると、湯きりザルの中に
うどん玉も具も一緒くたに入れて湯に漬けるもんだから、天かすが
ふやけてしまってまずそうでイヤになる。

9時起床。朝食、サツマイモ、黄ニラスープ。
日曜だが仕事のメールいくつも。
フリー編集者の方が多いからであろうか。

またまたテレビは朝青龍のニュース。
昨日杉山邦博氏の喋り方のことを書いたが、テレ朝の
『大相撲ダイジェスト』でおなじみの声だった山崎正氏もやはり
独特の喋り方。二人とも(あまりに相撲協会に密着した生活を
送りすぎていたからだろう)大したコメントは言わない(言え
ない)のだが、しかしそのしゃべりだけは思わず耳をそばだたせる
パワーがある。

昼は母の室でホウレンソウとタマゴの炒め物、それとブリ粕漬け焼き。
ほうじ茶で漬物。イチゴ数ヶとリンゴ二切れ。

成田国際空港に到着したニューヨーク発のデルタ航空59便の主脚格納部
に、密航しようとしたと見られる黒人男性の遺体が発見されたとの
ニュース。冬のニューヨーク発の飛行機なのに男の服装がTシャツ
だったとか、いろいろミステリーもまだ残っている事件らしいが、それは
ともかく、これでふと思い出したのが、昔、桜多吾作さん版の
『マジンガーZ』の番外編だった。

兜甲児と弓さやかが国際会議に出席する(うろ覚え)途中、南米の小国の
革命騒ぎに巻き込まれ、その裏にドクター・ヘル一味の陰謀があった、
というストーリィなのだが、その話の途中々々に、甲児たちの後を追って
飛行機の貨物室に忍び込んだボスとシローの様子が描かれて(革命とは
関係なく、ただ外国に行く甲児たちがうらやましかったから)、読むほうと
してはいつ、この二人が本筋のストーリィにからんでくるのか、という
期待もしながら読み進むのだが革命ばなしはどんどん進行していき、
ついに解決してしまう。
で、ラストでその報告を娘のさやかの手紙で読んだ弓博士が、
「それにしてもボスとシローはどこへ行ったのかな」
と空を見上げ、その頃二人は飛行機の貨物室の中でまだ
「寒いよ〜、寒いよ〜」
とわめいている、というのがオチだった。
普通、物語のセオリーとしては、この二人をいかにうまく主要ストーリィ
にからませてくるか、そこが見せ所のひとつだと思うのだが、そこを
最後まで話にからませない、というのが実に新鮮で、印象に残り、
今回も思い出したのであった。桜多さんのマジンガーには、
本家バージョン以上にユニークな話がたくさんあったなあ。

注文していた資料、届く。完全に衝動買いというか、役に立つかどうか
不明のまま買ったものだったが、見てみるとアタリ。
やった、と膝を打つ。

夕方6時、家を出て渋谷に向う。原宿クロコダイルにて、
横山智佐さん結婚披露二次会ライブ。
お誘いを受けていたので出席。
受付の列に並んでいたら、知らない初老の方から声をかけられる。
聞いたら、以前横山さんから差し入れのあった”ルパンパン“の
原型製作者さんらしい。
「智佐さんとルパンのテレビ(NHKの『とことん! ルパン三世』)
に出ておられたの、拝見してました」
とのこと。

会場は知らない人ばかり。とはいえ、旦那さんのチャカさんの
友人関係であるミュージシャンと、横山さんの関係のアニメ関係者
とははっきり区別がつく。声優さんはやっぱり地味ですね(智佐
さん以外W)。

ミュージシャン関係の方はどちらかというとおしゃれというより
”派手、目立つ“重視、という方が男女ともに多い(智佐さんのご亭主が
その典型例)のだが、そのミュージシャン系の人たちに
「失礼ですが、どういうご職業の方ですか? どこかでお見かけしたと
思うんですが」(かなり言葉使いは丁寧に変換してます)
と声を何度もかけられた。
「横山さんと一緒の番組に出させていただいた縁で」
と答えると、
「あ、やっぱり。な、な(友人に)言った通りだろ。フツーの人じゃ
ないと思ったんだ」
という反応があったりして、そんなに私は異様な雰囲気の人間か?
と少し考え込んだり(笑)。

旦那の対バン仲間中心に、お祝い演奏が続く。中で最も喝采が上がって
いたのが、YouTubeで”手乗り赤ちゃん“として評判になったと
いう接骨医の人の息子さん。
http://www.youtube.com/watch?v=94oUx4j5K34

楽しいパーティであったが、立ちっぱなしで足の関節がガクガク言い出した
ので途中で抜ける。タクシーで帰宅。
姉さん女房というのはいろいろ大変なところもあると思いますが、
お幸せに。
パーティ料理というのが苦手で、ほとんど食べなかったので
腹が空く。昨日の豆乳鍋の残りの汁にご飯を投入、雑炊にして食べる。
あと、オクラおろしなどでホッピー三バイ。
DVDで古いニュース映像。

*智佐さんと旦那さんのチャカさん。2ちゃんでは“死ね”“誰?”
“アマゾンの原住民”という書き込みがループ状態だとか。
*ルパンパン。一昨年のホラリオンへの智佐さんからの差し入れ。
撮影は佐藤歩。
*手乗り赤ちゃん。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa