裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

1日

月曜日

おざーさんは川へ洗たく(ろんだりんぐ)へ行きました

川上から4おく円のさつたばがどんぶらこどんぶらこと流れてきました。

※『社会派くん』対談 雪

朝4時に目が覚め、携帯でニュースみたりメールしたりして、
その後、二度寝して10時過ぎに起きる。
いかんな、このサイクルは。

唯一このサイクルでいいのは、二度寝時の夢は脳が刺激を受けている
ので、面白い夢が見られるということ。で、今朝もちょっと
ロマンチックなものを見る。

男のために会社の金を横領した女。
二人で高飛びをするため、空港のロビーで待っている。
時間になったが男は現れない。
警察に逮捕されたのかもしれない。
自分だけなら、顔も名前も知られていないから逃げることが
できる。だが、女は空港のアナウンスを使って男を呼び出す。
自分の名字を、男のものに変えて。
一度でもいい、男の名字になった自分の名前が呼ばれるのを
聞きたかったのだ。
アナウンスを聞いて刑事たちが駆けつけてくるのを視線の端に
見ながら、女は起ち尽くしている。

外は雨。ベランダに積んであるダンボールの中の本が心配で
一箱を開けて確認してみるが、別段被害も受けておらず、ホッとする。
と学会の次の例会の開催会場が、候補会場多く、また参加者の
都合がいろいろあって、ちと紛糾。本来、紛糾するようなこっちゃ
ないのだが、人間のやりとりというのはちょっとしたことで
紛糾してしまう。そこがオモシロイ。

12時、昼食。オムライスデミグラソース。
ほうじ茶でツケモノ、ミカン小、スチューベン小房半分。
貴乃花親方、まさかの理事当選。朝青龍事件は貴乃花を理事にするため
の陰謀、などという冗談、すでにネットで。
ところでマスコミの識者たちは貴乃花の改革を全面支持のようだが、
貴乃花はタニマチ制度を廃止しようとしているようだ。
タニマチもまた、相撲の伝統ではないのか?
識者たちは朝青龍に、伝統を守れ、としつこく言っていたようだが。

そう言えば以前、長いこと今の貴乃花の親父の貴ノ花のタニマチを
やっていたという阿佐谷のお医者さんと話したことが
あったが、あの親父も融通のきかないマジメ人間(悪口)で、
ケンカしてタニマチをやめたそうだ。そのとき
「やめてよかった。息子二人もそのうち横綱になるでしょう。
いくらご祝儀とられるかわからん」
とボヤいていたな。
親父の貴ノ花は
「落語家は不真面目だから嫌いだ」
とテレビで公言した人物である。落語ファンはあの親子を贔屓しちゃ
いけません(笑)。

自室に帰り日記つけなど。映画館でのトークの日程問合せメール。
駅前劇場の稽古と本番の日取とスリ合わせ。

5時半、氷雨の中、新宿へ出る。
喫茶『らんぶる』で『社会派くん』対談。
妙に今日は村崎さん、正論というか善人ぽいことを言う。
仕方なくこっちが悪口受け持ちに。
「ゴマキは可哀そうだよ」
「でも、喪服姿にちょっと萌え〜だったよ」
「あんな目の離れた顔でも?」
「復帰仕事でアバターの続編に出ればいいと思うんだよ」

帰宅時にはすでにみぞれ、夜半には完全な雪となる。
銀行のATMの前を通ったら声をかけられる。
マイミクのねこせんさんだった。
芸能人もATMの前に立つんだ、と、アタリマエのことだが
ちょっと意外な思い。
帰宅、仕事少し。
9時、夜食。京王デパ地下で買った手羽先焼きとオクラおろし、
明太豆腐。
ニュースで小沢関連、朝青龍関連追っかけつつ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa