裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

27日

土曜日

セガ一受けたい授業

そう言えば”セカジュー”と“セガゲー”は似ている。

※『黄金夢幻城殺人事件』4日目

朝、8時起き。
豆乳小1パックと、プラム2個で朝食代わり。
薬のんで、タクシーで病院。
昨日検査も済んでいるので、すぐに診察してもらえる。
久しぶりのK先生。
レントゲン撮影の結果、心臓には全く問題なし、と。
ただ、頻脈はまだ残っているのと、内分泌系の数値が
気になるので、薬を少し増やして様子を見ます、と。

ここの病院、やはり建ったばかりで奇麗で、システマティックな
ところが気に入ってしまう。ここなら入院するのもあまり
苦にならない。

通りを渡った薬局で薬を出してもらう。
案外な分量になり、薬剤師さんに
「これ、ずっとおのみになっているんですか」
と驚かれる。
お値段も廉ならざる額。

帰宅して、エッグマフィンとオレンジジュース。
それから、1時近くまで再度休む。
昨日もそうだったが、朝何かひとつ用事をすると、
その後の時間がすごくゆったり流れて贅沢に使えるような
気がする。

1時、家を出て下北沢。
あわただしく衣装に着替え、昼の部。
今日からヒゲを描き加えてみる。怪しげな感じが出て、
なかなかいい感じ。

ラストシーンに流れる音楽、私の選曲だがこれが耳につく。
こないだはテリーが客席で口笛で吹いていた。
通俗極まる(それを意識して作曲されている)曲なのだが、
やはり通俗は強いな、と感心。

マチネとソワレの間にまたハッシー、なべさんと一緒に坦々麺。
小ライスがつくので、麺を食ったあとの残りスープをかけて
坦々飯にする。

劇場内でしばし昼寝。
贅沢なような、奇妙な静寂。
やがて夜の部の準備、始まる。
昼に描いたヒゲは鼻の下のが芝居の最中に薄れてしまった。
菊ちゃんから眉のコートを借りて塗って出る。
なかなか効果あり。

途中一回、膝がどうにも笑ってしまい、
座るべきでないところで座ってしまった。
小さいミス、どうしても諸所であり。
冷蔵庫マンさんが観に来てくれて、弁士役を絶賛してくれた。

終って、冷蔵庫マン、しら〜さん、ハッシー、菊、琴という
メンツで新雪園。ここの料理は相変わらず野趣あって美味。
卵ハルマキ、サザエの冷製など。お母さんのサービスで青唐辛子の
刻んだのが出る。辛いもの好きな菊、琴大喜び。
途中で地下から一階へとテーブル移し、冷蔵庫マンさんの
話など聞く。やはりお笑いの人は大変だな、と改めて。

ハッシー、しら〜さんとタクシー相乗りで帰宅、12時。
もう明日は千秋楽。このほのかな切なさが舞台というもの。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa