「こんな方法を国営放送で宣伝しやがって！」（苦情電話）

※書き下ろし完成　連絡多々

朝９時半起床。
湿布効果大で、咳もタンもなく、ぐっすりと眠り、夢も見る。
夢で私は児童歌の世界を取材するライターである。
だが足を踏み入れてみるとこの業界は人外魔境で、怪しげな宗教が
支配しており、歌の歌詞の中に子供を奴隷化するための秘密の暗号を
織り込むため、みな日夜余念がない。それどころか、代表的な
有名歌手の一人は人間ですらなく、犬とイモムシのあいのこのような
奇怪な生物であった……というもの。

９時４５分朝食、それからずっとパソコンの前で、原稿書きと
各種連絡。
明日の最終打ち合わせの件とかチラシ折り込みの件、ゲストの入り時間
の件から弁当予約の手配まで、決めねばならぬことが無限という
感じで出てくる。

声ちゃんが何と結婚・妊娠を自身のブログで発表したとのこと。
周囲はまるで妊娠ラッシュである。
声ちゃんはと学会のトンデモ本大賞自主開催の第一回から、
司会及び司会助手をやってくれている。
これは何かお祝いをしなければならないだろう、と、
実行委員各氏にメールで（ＭＬだと声ちゃんにバレてしまう）
声掛け。

オノに、贈り物、妊婦の立場から何がいい？　と訊いてみるが
ウチは超実用的夫婦なのでそういう晴れがましいプレゼント
はよくわからない、と。

９時、最後のチェック送る。
大会の開催と書き下ろし（テープチェックを主に構成したが、多く
書き下ろし状態）とを平行し、しかも舞台などとかぶって、出来るかいな
とあやぶまれたが、無事、非常に順調な感じで原稿入稿。
まだ細かい作業残っているが、ヤマ場を超えたというところで
ホッと一息。

サントクでマグロとヒラメの刺身、豆腐を買い、重曹湯豆腐。
火にかけ過ぎでアブラゲがほとんど消滅。神戸から送っていただいた
ＤＶＤ『宇宙からの暗殺者』を見る。ニュース映画風の画面、
科学者がインプラントされた精神操縦機（なぜか頭でなく胸に
埋め込まれる）とか、バルタン星人の元ネタ、東西冷戦の露骨な
アレゴリーなど、見るべきところはたくさんある作品なのだが、
宇宙人のデザインひとつで名作になるべきところを一気に迷作と
化してしまった気の毒な作品。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0029LQVYW/karasawashyun-22

監督のＷ．リー・ワイルダーはあのビリー・ワイルダーの実兄だ
そうで、本名はウィルヘルム。愛称はウィリーで、Ｗ．リーと
いうのはウィリーを分解したものだろう（だから何だ、とは言われ
そうだが）。

夜中２時、地上波で放送した『熱中夜話・アニメソングナイト』
を見る。まあ、出演者でないとこの編集の妙はわからんだろう。
最初はこんな形ではまったくなかった。
なにしろ、水木アニキと堀江さんの順番を逆にしちゃった。
２時間２０分を４５分にカットされていながら、
出てしゃべっていた人間でも、ほとんど違和感なし。
神編集。何となく、私が総まとめ役になっているし。

ただし、私が出演のテーマにしていた、
「時代とアニメの関連性」
に関してはオールカット。これについては別番組の企画を
立てて持ち込んだ方がいいかもしれない。