裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

22日

水曜日

ドモンジョガエル

ミレーヌ・ドモンジョの胸だったら私も張り付きたい。
いや、上の写真の時代の、ですが。

※『社会派くん』チェック 『地獄の楽園』稽古

朝8時半起床。
体がどうも自分のものでない感じ。
いろいろやってみるのだがダメ。
入浴、9時朝食。
ブドー、キウイ、ミニトマト。

『とくダネ!』で小倉智明が“アマタツ〜”と
呼ぶのを聞くたびに失笑してしまうのはアノ本のせい。
今日は“忘れられた日本”特集で、談笑がレポーター。
母が“さすが浴衣がよく似合っている”と感心していた。
高千穂地方に伝わる人形(ひとがた)流し。
巫女さんが凄い美人だった。

巫女さんと言えば修道女、というわけではないが
http://www.youtube.com/watch?v=DkQbN9r-GY0
↑どっきりカメラ。敬虔なシスターが男性ヌードを……。
最後の人は宮崎駿に似てますな。

開田さんと某件でメールやり取り。
やはり私の感じていた“あれ?”感、開田さんも感じていた
模様。なのかなあ、だといいねえ、とお互いに。

日記つけ、遅れに遅れていた『社会派くん』チェックを
やる。やはりこの仕事は夏バテでは無理だな。
これを終えて、先日行ったデパートの古書展(子細あって
日記にはつけていない)の目録をパラパラ見ている
うちに大変なこと(いや、それほどじゃないが)に
気がつく。ここ数年、探していた本があって、ある叢書の
キモ(そのシリーズの中で一番の目玉であり、それが欠けて
いると他のもの全部揃えても意味がないもの)の本であり、
目録などで注意している他、ネット古書店でも
検索していたのだが、いっかな出てこない。
確かにレア本ではあるのだが、そんなに市場に出ない本かなあ、
と思っていたのだが、その目録に書名が載っており、
古書展のときは見逃していて、その見逃した原因というのが
書名が私の記憶(メモ)と一文字、違っていたのだった。
あちゃあ、である。

急いでネットの“スーパー源氏”と“日本の古本屋”それに
アマゾンの古書で探してみると、さすがにレア本だけに
一件だけだったが、大阪の古書店のネット目録にあった。
値段も、かなりのもので、一瞬躊躇するが、ままよと
注文する。まあ、高いと言ってもそのデパート展のものよりは
やや、安く、めでたしめでたしではあったが、しかし書名の
記憶違いさえなければ数年前に見つかっていたかもなあ、と思う。

残暑はなはだしく食欲なし。
紀ノ国屋で買ったミートローフをパンにはさんで
モソモソと食う。飲み物はこれも紀ノ国屋で見つけて買った
スワンサイダー。
http://tenant.depart.livedoor.com/t/yumetai/item2917939.html
おいしいが一本230円もするのがちと。
あとこのラベルのマーク、どう見てもスワンには見えない。

出て、下北沢へ。
途中で例の古書の代金を郵便局で払い込み。
そしたら道に迷い、うろうろ歩くうち、世田谷代田まで
出てしまう。下北に小田急で戻り、改めて本多劇場裏の
小劇場『楽園』へ。
本多劇場のご好意で一日、ここを稽古場に使わせて貰える
こととなったのである。ちょっと作りが特殊な劇場だけに、
カンをつかむためにもこれは嬉しいこと。

ラストまでの話が完成しており、私と琴重ちゃんの役は
なるほどこういう役割かと納得したが、そうなると、
ちょっと初期の人格設定では無理がある。
一度解体して、また新たに作り直す必要があるな、と思う。
それは明日以降にまた、やらねばならないことだが。

初日まであと6日間、すでにほぼ完成している人あり、
まだまだな人あり。今回は麻衣夢ちゃんの凄さを
改めて感じた。役者と歌手と、立場こそ違え、お客の前で
パフォーマンスをやっているプロなればこその思いきりの
よさがある。

8時半、稽古終えて撤収、ハッシー、音響の権藤さん、
照明の小川さんTBSのAくんなどと下北沢のもつ焼屋分福で。
ここは権藤さんの行きつけらしいが、なかなか料理がうまい。
権藤さんが“バナナ黒酢サワー”なるものを頼んだが、
バナナフレーバーの黒酢サワーで、思ったほどゲテでなし。
話弾んで、また例の話になり、それだと長くなるのが常で
閉店になったので、また近くの別の店で小川さんハッシーと
さらに飲み。結局2時まで飲み明かした。喉が痛い。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa