5日
日曜日
君と夏バテも
このまま君と永遠にダラケていたいよ。
※『日曜天国』出演 ミリオン出版コラム完成
最近、変な夢ばかり見て、寝ているのが楽しくて困る。
今朝のは、女の子二人が争う話で、可愛い女の子に向かい
ブスな子が
「あなたがどんなに極悪人でも、世間は可愛い子の味方なのよ!」
と罵る。可愛い子の方が、
「極悪人とはなによ!」
と、ブスの子につかみかかり、馬乗りになって首を絞めている
ところに、ブスな子のお兄さんが入ってくるが、
その兄さんも、馬乗りになっている子を見たとたん、
妹が首を絞められているのも忘れて
「今度お茶飲みに行きませんか」
と誘う、という展開。夢を見ながら笑ってしまった。
寝汗、毎度のことながら凄まじい。
8時15分、起きてシャワーを浴び、8時半朝食。
朝からもう蒸し暑い。
昨日出た生ゴミがもう臭くなっているので、
急いでゴミ置き場に持っていく。
朝食、キウイ、緑のブドー。
紅茶、漢方薬。
シャツ等洗ってもらったものを受け取る。
10時赤坂TBS、と思ってオノからの予定を見たら、
10時半だった。ちょっと拍子抜けして日記つけ。
そう言えば昨日のカイテルで聞いた話を書きわすれていた。
「ザウアークラウトは酢漬けじゃなくて発酵食品。
よい発酵をさせるためには、瓶に入れた刻んだキャベツを、
14歳から16歳の女の子が足でよく踏むこと」
なのだそうである。
http://www.ntv.co.jp/angel/20060122/main.html
↑なるほど、こんなサイトが。ちょっと踏んでる女の子の
年齢が幼いけど、まあたまらん人たちにはたまらんだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=Q5BWFIx8Ijs
↑『ザウアークラウト・レスリング』。ウィスコンシン州
シノクトンのキャベツ祭の恒例行事だとか
(ミクシィのYouTube貼り付け、マックのせいか
事務所でやっても自宅でやってもうまくいかぬ。まあ、あまり
日記をスクロールしなきゃいけないほど長くしたくないので
貼り付ける気もあまりないが)。
実はおとついあたりから強烈な夏バテであって、
テンションさっぱりあがらず、鬱々。
食欲もほとんどなし。無理して腹に押し込んでいるという感じ。
瞬間元気づけに効果あるスクラッチ体操を
してテンションを上げる。もっとも、これ、後でまた疲れる。
10時10分過ぎ、タクシーで赤坂見附まで。
ロビーでオノと、見学に来た三才ブックスTさんに挨拶。
Tさんを連れていくのは了解事項でオノから前もって
言ってあったらしいが、それでも最近はチェックがとにかく
煩瑣になった。
9階、久しぶり。懐かしの第7スタジオ(ブジオのスタジオ)
で、スタッフの皆さんに挨拶、TDのハルミさんにも久しぶり。
ざっと打ち合せしたが、時間がたぶん足りなくなるので
この部分は(もし、時間があれば)にしましょう、と
言われたが、ここ、音楽も流せておいしいので、今日の
テーマは“時間に合わせて抑えて話す”にする。
なにしろ1月に出演したときはもう、安住さんおいてきぼりで
ドトウの如くしゃべって帰っていったからなあ。
で、スタジオ入り。やはりラジオのマイクを前にすると
リラックスする。ざっとこのあいだの話題のおさらいをして、
あとは昭和レトロ映画ばなし。
ネタがネタだけに解説するだけで笑いをとれる。
中澤アナが、アナウンサーとしての進行の仕事に戻った
ときにもまだ笑いをこらえた声だったので、ウケはとれたと安心。
ちゃんとカットされることなく、話題を全部ふれた。
……これは夏バテだった怪我の功名かも。テンションを
上げ過ぎて上滑りしゃべりにならずにすんだわけである。
番組終って、Tくんとオノと、近くのネパール料理屋『マンダラ』
でランチ(日曜でもやっているのが感心)。
Tくんと出す予定を立てていた本、来年の末の方に回し、
その前にいま連載しているやつ(上の方から“いつ出すの?”と
せっつかれているらしい)をまとめたものを出そう、という話。
大変結構。それじゃあそれを機会に、連載もリニューアルして
扱う幅を広げたい、というような話をする。
タクシーでオノを新宿におろして、自宅に帰る。
自宅玄関前でパイデザ夫妻に遭遇。表紙の礼を
述べる。母が買った、あのカメラで撮影したものだそうだ。
寝不足というよりはバテで、ベッドに横になってしばらく寝る。
3時ころ、起きだして原稿書き。
延ばし延ばしになっていたミリオンのコラム(調子良いときなら
一日、いや半日仕事のはず)、7時くらいまでかけて、
やっと書き上げ、メール。これで9月に本が出る。
ホーッとする。体力気力充実せず寝てばかり、というのは
小野伯父がダメになっていったときの症状で、
自分もそうなったら、と実は怖かった。
しかし、まあ、原稿揃えられたということで、まだああは
ならぬと自分に自信がついた。
寿司でも食いに行こうと母を誘うが、カレーを作って
しまったので食べて、と言われる。
ビールとカツオたたき(鯉朝師匠からのいただきもの)
と鳥の焼いたの。
ご飯をちょっとに、スジコの塩ッからいのと、あと、
カレーをほんの一口。考えてみれば昼もカレーだったが
家のカレーの方がはるかにうまい気がする。
子供のころから食べ慣れているせいだろうが。
自室に戻り、すぐ寝ようと思ったが、さすがに昼寝をして
いるのでそうは寝られず、『風林火山』を見て、その後
DVDで『華麗なる一族』の映画版(1974)を見てしまう。
これが上映時間3時間半の大作で、私の好きな脇役俳優たち
総出演的な作品であり、ついつい、見入ってしまって、
気がついたら12時を回っていた。
悪名高き五社協定が消滅(1971年、言い出しっぺの大映が
倒産)した後の作品なので、東宝の仲代達矢、大映の田宮二郎
(1963年に五社協定違反で解雇)、日活の二谷英明という
スターの顔合わせが実現しているのも見物。
何度見ても、仲代と佐分利信の親子逆転場面は笑えるが、
記憶では佐分利信は学生服だったと思ったが、そうでなかった。
ホッピー四杯。ちょっと飲みすぎ。
つまみはあまり取りたくないので、梅干しのタネを取った
ものを包丁でトントンと叩き、カツブシとネギのみじん切りを
合せたものを肴に。金原亭馬生(もちろん先代)が好んだという
つまみだそうである。
ベッドで、『The ACME Catalog』読む、というか眺める。
トゥーンファンなら大喜びする、というよりトゥーンファン以外
誰も喜ばない本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/081185115X/karasawashyun-22
チャック・ジョーンズの『ロードランナーとコヨーテ』で、
コヨーテがロードランナーを捕まえるための道具をいつも買っている
のがアクメ社の通販製品。
http://www.youtube.com/watch?v=jZF4PACdpcE
あるときは鉄ワナだったり、あるときは金トコだったり、
岸壁にトンネルの絵を描くペンキ(“トンネル描き専用”と表示が
ある)だったり、透明になれるペンキだったり、さらには生きた
山猫だったりするのだが、いったい、コヨーテはどういう
カタログを見ながらこういう商品を選んでいるのか。
そのカタログを再現したのがこの本。
いかにもアメリカの50年代のカタログらしい(このシリーズの
大半は1950年代公開)レトロチックなイラストがまたよろしい。
そう言えばこの時代の『MAD』がこんなパロディ記事を
よく載っけていたっけ。
しかしワイリー・コヨーテ氏は現在の通販ライフのさきがけ
みたいなことをやっていたわけですなあ。