裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

金曜日

疑似雅楽

水に笙・篳篥を聞かせるときれいな結晶ができるんだよ!

※打ち合せ二件 カスミ書房挨拶

箱に入った商品名と値段を何度も何度も確認し続ける、
うんざりする夢を見る。
8時半起床。
珍しく、暑いが湿気はそれほどでないので、寝室の窓を
開け放して空気を入れ替える。

9時、朝食。桃、梨、ブドー。
梨が出てくるあたり、もう立秋過ぎなのだなと感じる。
日記つけ、雑用。
http://www.youtube.com/watch?v=MhUFCgHJ6r4
↑なんじゃこりゃ。

今日は夕方、カスミ書房さんに挨拶に行くので、
予定を全て前倒ししてもらった。
昼過ぎに家を出る。
酷暑。
渋谷に12時半に到着したので、チャーリーハウスで
昼飯を、と思い入るが、冷房がついていない。
むんとくる暑さの中でパイコートンミンを啜る。
店を出たら、通りすがりの人が驚いてふりむいたくらい
汗だくになっていた。

東武ホテルで、ミリオン出版Yくんと
打ち合せ。『泣ける猟奇』著者校ゲラを受け取り、
井上デザインによる表紙を見せてもらう。
なかなかいい感じ。K子が楽しんで描いている。
就中『お母さんといっしょ』のガロ調、
『泣ける大捜査線』のドタバタが結構な出来である。

打ち合せ終えて事務所に一旦帰る。
マドのおかげでパソコンは回復。
原稿書きだすが残念ながら時間切れ。
楽工社に次のトンデモ本の世界で取り上げる本の差し替えを
依頼。また東武ホテルに戻る(時間割はお盆休み)。

DVDデラックスKくんと次回コラム打ち合せ。
古書ばなし少しする。
粋人譚としてのエロエッセイが無くなったねえ、という話など。
原比露志、丸木砂土、式場隆三郎など、懐かしい名前だ。

事務所に戻るが、時間的にすぐ出なくてはならない。
オノはコミケに送る荷物の算段。
赤坂見附までタクシーで行き、地下鉄で神保町。
開田あやさんと待合わせて、カスミ書房さんに
毎年恒例のご挨拶に。
トンデモ本大賞の件でいろいろ話す。
来年開催の豊島区公会堂の作りについて、いろいろ
サジェスチョンももらう。
なるほど、そういう手があるか。
あやさんに昨日見た『人形佐七捕物帳・妖艶六死美人』
のDVDを貸す。

挨拶終ったあと、暑いのとあやさんがお腹が空いたと
いうので、ランチョンでビールを。
エスカルゴ、自家製ロースハムなど。
SF業界人の話などして笑う。
しかし、そろそろきちんとお礼参りが必要か。
赤いシャツを着ていったのだが、ランチョンのママに
「いいシャツねえ。注文いただいても、“あの赤シャツの
人に”って言えばすぐわかるわ」
と変な褒め方をされた。

古書センターに寄ってちょっと本を物色、
それから地下鉄で表参道、そこでもちょっと用たしをして
タクシーで帰宅。9時ころまで寝る。
9時半に目が覚め、NHKスペシャルのDVDなど見ながら
日本酒とホッピー。つまみはもう腹がいっぱいだったので
梅がつおとノリのツクダニ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa