裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

18日

金曜日

日記メモ

朝12時近くまで起きられず。
その中で夢。
むちゃくちゃリアルな怪獣もの。
新宿(あたり)を歩いていたら、急に空から巨大な黒い物体が
落下してきて、道に大穴をあける。やがて、地下で爆発が連続して起り、
地面が揺れ、マンホールなどから煙が噴きだし、
しばらくの静寂の後、少し離れたあたりのビルがゆっくり炎上・倒壊しはじめ、
そこから巨大な“もの”の影が現れる……という夢。
目が覚めてもちょっと怖いほどリアルだった。
のんきなミニチュア破壊の昭和特撮のファンなのに、なんでこんな
夢をみるのか。

朝昼兼用の食事(掻揚げ)を母の部屋で。
母と1時間半ほど話し込む。

戻って病院に行き、採血、レントゲン、心電図など。
これまで朝早く行っていたが、この時間の方が空いている。
老人たちは朝が早いから混み合うのである。

帰宅してテレビで酒井法子の昨日の会見ニュース。
言いたいことはいろいろあったが、
書く時間などなし。
明日から大型連休だが、あわただしく昨日打った連絡に返事多々、
それへの返事もさらに多々。
月明けのスケジュール帳が真っ赤に埋まる。
もちろん、まだ未定のものもあるが。

5時、家を出て下北沢。
佳声先生迎えてシモキタ大学ホラー学部。
佳声先生、ふらりと散歩に出て連絡つかなくなり、
エリックに探しにいかせようとしたあたりでお帰りになる。
近日、別の人の紙芝居公演がある会場の場所を探しておられた由。

若手のチラシ折をじっと見ていて、印刷所務めを長くしていた
先生、我慢できなくなったのか、“こうやるんです”とプロの
折り方をレクチャーされていたのに笑う。
楽屋でまた酒井法子に関連し、ヒロポンばなしを佳声先生から
聞く。昔の移動劇団仲間がヒロポンのビンのたまったのを
処分するときの話など、リアルで非常に面白し。
最初に『ライオンマン』と『猫三味線』の一部分を上映、
それからトーク、昔の芝居ばなし、そして実演上演
『悪魔の笑ひ』。

北海道から来てくれたという私のファンの方、女性の二人連れが
終ったあとも興味深く紙芝居の絵の裏などをのぞき込んでいた。
近くの焼き鳥店で打ち上げ、シヴさん、なべさん、ハッシー、
私、それに先生とかずおさん。
先生にハッシーがぜひ、来年の芝居への客演をと誘っていた。

帰宅してメール返信、企画前に進むのは結構だが、公演中に
見本作っておかねばならないのにはヒー。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa