裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

20日

土曜日

ルロロのロ、お出かけですか〜

もし、レレレのおじさんの声を飯塚昭三氏がアテていたら。

※『出版業界本当にあった……』イベント出演 槐柳二氏インタビュー

9時起床、夢ひとつ。
坂本龍馬暗殺隊が京都の隠れ家に突入。
行灯が消え、真っ暗な中で刀の応酬。
坂本龍馬の身になって、“あっ、斬られた、痛い”と思う。

9時半、朝食。
バナナダイエット。
トマトスープは味見だけ、小カップ半杯。

ミリオンコラム、文字数調整の書き足しと、その他インタビュー原稿
チェックなど。原稿中で陰謀論者の“ポスト・ホックの誤謬(ある事項
AとBが隣接しているだけでこれに因果関係があると思い込んでしまう)
のことを語っている。語ったときは何の気なしの言葉だったが、
いろいろ実例浮かんでふうん、と自分で感心。

弁当(シャケつけやき)急いで食べて、2時、家を出て新宿。
ロフトプラスワンにてバーバラの企画イベント『出版界
本当にあった怖い話』にゲスト出演。
昼企画だしどうかな、と思っていたが、かなりな客数で驚く。

壇上ではドラゴン山崎さん、大久保一人さんらに加え、
木原浩勝さんがしゃべっている。ほぼ木原さんの独壇場。
怖い話というより出版不況の中、どう企画を通すかというような
サバイバル話になっている。
第三部、私が上がる前に木原さんが
「いよいよ出版界の生き地獄、じゃない生き字引、逸話大王、
唐沢俊一さんの登場、この沈んだ雰囲気を吹き飛ばす大爆笑の炸裂!」
などとフるので大いに閉口するも、絶対爆笑のネタは
この分野ではいくつもあるので、上がってまずそれをフって、
とりあえずの大笑いは得てホッとする。

その後のことは、これはバーバラが後から同人誌にするかも
しれないので詳しくは語らないが、いい感じに盛り上がった。
しかし、怖いネタというのが、実は出版バブルの時期の方に
多いというのは何故?
オノが事務所から持ってきた同人誌類、最初は全然売れないと
ぼやいていたが、壇上で宣伝したら、持ってきた分全部が売りきれた。
いいお客さんだ!

IPPANさん迎えに来て、そこから西武新宿線で田無。
アンドナウの会『僕らを育てたあの人、あの声』の企画の一環で、
“レレレのおじさん”でおなじみの槐柳二さんインタビュー。
ご自宅に伺って、1時間半ほどお話を伺う。

「いや、遠くまでお越しいただいて」
と迎えてくださる声、子供の頃から聞いたドクターHや
モグラ獣人そのままなので感動。お歳もあり(80歳)、
ご健康状態が優れないと聞いていたのでどうかと思ったのだが
足が少しお悪い以外、いたってお元気な様子でホッとする。

最初にウォルター・ブレナンの話をフると、
「わたしねぇ、あの人の演技が大好きで、初めて映画館で
見たときに、“こういう役がやれればなあ”と思ったんです。
だから、それが来たときは、うれしかったですねぇ」
と言われたので、やった、と思う。
それからいろいろ、貴重なお話をうかがった。
ただ、いきなりのインタビューであったので、固有名詞などは
だいぶお忘れ。ご長男が途中から加わって、補佐してくださる。

これは実際に本にまとめるにはあと一・二度は伺う必要が
あるな、と思いつつ、9時、辞去。
新宿から合流したしら〜さんと、三人で近くの焼肉屋で
食事しながら、今後の活動計画について。
IPPANさんは、途中で別のイベントをのぞきに行く、という
ことで帰る。しら〜さんと、『黄昏モンスターズ』の演劇祭招待の
件で、告知をどうするかなど、相談。

西武新宿線で新宿まで。新宿駅についたあたりで、
WAHAHA本舗の清水ひとみさんから電話。
10月のセクシー寄席のセクシーパブにゲスト出演の依頼。
もちろん快諾。
タクシーで帰宅、すぐベッドにもぐり込む。

※槐さんご自宅でツーショット。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa