裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

12日

金曜日

ドナードナードナードナー、臓器を乗せて〜

ドナードナードナードナー、心臓移植〜
          (居酒屋で飲んでるときに出たダジャレ)。

※『新耳袋〜楽園版〜』二回目 『妖怪談義』飛び入り告知

真珠をすり潰して漢方薬を作る夢。
その鉢の中を見ると、他にも蝉の抜け殻とか朝鮮人参とか、
材料がいろいろ混じっている。
この材料を全部すり潰してまぜこぜにするのはさぞ
気分いいだろうなぁ、と思う。

ゆうべ就寝が12時ころ、8時間以上ぐっすり眠る。
今日は夜からの仕事(ひょっとして朝まで)なので、
夕方までは全て休養にあてることにする。

9時半朝食、ジュースダイエット一式。
ただ、生コーンの冷製スープ、自然の甘さとはいえ
あまりに甘く、栄養価ありそうで心配。

二日分の日記をつけて、のんべんだらり。
昼の弁当はトンカツ。
またまたゴマをよーくすって。
読書しながらベッドに寝て、1時間半ほどグーと
昼寝。
また夢を見て、高級スーパーで野菜を選ぶのに、
“味見”と称して葉っぱをちぎって口に入れ、
むしゃむしゃやりながら店内を回って嫌われるという
シチュエーション。

ぐっすり眠って体力回復、5時半、家を出て下北沢へ。
『新耳袋〜楽園版〜』二回目。
7時、木原さんたち来る。
相変わらずマネージャーのHさん、大好意。

7時半、開演。
今日はラストに凄まじいネタが控えているので
トークは前回よりお笑い中心にする。
「邪魔だったぞ」
という声と、
「唐沢さんが中和してくれたのでよかった」
という声が半々。呵呵。

で、音声と映像のダブルで“これは本物”と木原さんが
太鼓判を押す二件を紹介してもらう。
音声の方はどうかな、と思えないでもないが、映像の方は
これはコワい。私はこういうもの信じない方で、
このビデオに関しても仮説あるのだが、しかしコワい。

終って、今日は12時からのロフトプラスワンの妖怪談義に
『ホラリオン』告知に行く。オノ、しら〜、FKJ、じゅんじゅんと、
それまでの時間つぶしに近くの居酒屋へ。
前から目をつけていたところだったがアタリ。
つまみがなかなかおいしい。
離れた席に小島よしおさんがいた。
隠れ家的な店のようだ。
いろいろしゃべっていたら、後から八木橋くんと琴重ちゃんも
入ってきた。

11時ころ、みんなと別れタクシーで新宿。
コマ劇場に“12月末日閉館”の垂れ幕。
哀しいが、しかし何度かその内部に入って感じていたことは、
これはあきらかにもう耐久期間を過ぎたビルだ、ということだった。
昭和の戦後の建物は、ほとんどが応急の必要性に迫られて建てられた
もので、耐久という概念で建てられてはいない。
また、戦争中にそういった建物がのきなみ破壊され、焼き払われた
記憶が国民の間に強く、長く残すものを建てたって仕方ない、という
ディスペレートな気分にみな、なっていたのだろう。
昭和の記憶としてわれわれの世代がやたらそういうものの残滓を
有り難がるのは、“よくこそ残っている”という、その危うさが
あればこそ、なのかもしれない。

ロフトプラスワンの前で(このビルもかなり思えば古い)
ナンビョーSくんやナジャさん、角銅博之くんなどに会う。
なんと角銅くん、私の来ていた蜘蛛の巣シャツと全く同じものを
着ていた。

最初は妖怪プロジェクトのライブ。
『燃えろ雪おんな』に笑う。木原さんのくだんが加わっての
歌も大笑い。その後で告知させてもらう。
じゅんじゅんの“鬱の鬼太郎”かなりウケていた。
シヴヲさんも加わっていただいてのチケット販売、前回の告知の
ときより活況。さらに、メディアファクトリーの人がいたので、
下北沢から持ってきた『血で描く』にサインをして販売ブースに
置いておいたら、マイミクの黒さんはじめ、みなさん買ってくれて
持っていった分は完売してしまった。

せっかくだから最後まで(朝6時まで)観て行く、という
じゅんじゅんを置いて、帰宅。夜も12時過ぎだというのに
青梅街道は大混みであった。

※写真は藤田由美子ちゃんのブログより拝借。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa