14日
月曜日
ギャーティ・ハニー
「覚るわよ!(般若心経で)」
※『御利益』銀小稽古
相変らず変な夢ばかり見る。
バスに友人たちと乗り、後ろの席に座っていると、
途中で乗り込んできたデブ男が、うれしそうな顔をして
私の連れの一人のデブを抱きかかえ、何度もケリを入れる真似を
する。二人が知り合いなのかと私は思うが、実はそうではなく、
その、乗り込んで来たデブの言うことには、
デブに似合うスポーツ刈りをしたいと思っていたのだが、その
理想の髪形をついに見つけた、というのであった。
友人は襟足のところの刈り込みがコツだ、と、
わざわざ服を脱いで裸になり、よく見えるようにそのデブに
示してやる。
デブホモ夢はゾッとしないなあ。
8時半起き、風呂入れたりなんだりで9時朝食。
ファンから送られたデコタンゴール(ポンカンと清美タンゴールの
交配品種らしい。別名の“不知火”ってのはちょっと気取りすぎな
命名だなあ)の美味に母が驚いていた。
麻衣夢の新譜オビ文コピーを五種類ほど書く。
日本語を“ヒネる”楽しさ。
売文を長く続けるコツはとにかく“簡単な”文章に徹すること
なのだが、こういうときは思い切りヒネることが出来る。
作業中に電話、週刊ポストからコラム1本依頼。
銀座小劇場稽古2日目(本公演は下北沢駅前劇場なので日記読んで
間違わないように!)。
昨日、丸ノ内線で行ったら銀座に着いてからえらく歩いたので、
今日は途中の赤坂見附で銀座線に乗り換え。
これだとすぐ松屋のところに出られる。
今朝起きたときは筋肉痛もなく、いや、まだ若いわいワシも、
とご満悦だったのだが、地下から階段上がって地上に出るとき、
うわ、足にキているなあ、と痛感。
やはりトシですて。
今日は山口A二郎さんに来てもらって、稽古場風景を撮影して
もらうことになっている。衣装をつけない稽古だが、
衣装でネタバレになるところもあるし、
こちらの方が予告編としては想像を働かせられていいだろう。
セリフは入ったし、ダンドリもまず正確に出来るが、そうすると
アドリブ入れたくなったり、ハプニングを期待したくなる。
とはいえ、そこらへんをやると、20年間ギャグやってきた
メンバーとの底力の差が歴然としてしまうので、
やらぬが無難だろう。とはいいつつ、少しは入れたりして。
舞台病は仕方ない。
山口さんと銀小向いの坦々麺屋で中メシ。
「カネ(兌換紙幣)というものは言ってみれば国が国民を
ダマして通用させているものですよね」
などという山口さんの話に笑う。
夕方からは仕事でナベさんが抜けたので、いくつかのシーン抜き稽古。
由賀ちゃんたち不良三人娘と、麻見拓人さんのからむシーンが
実は私の一番のお気に入り。
携帯でmixiメールをいろいろ受信するが、設定ミスのせいか、
なぜか返事が出せないんだよなあ、とずっと思っていたが、
それがものすごいマヌケなこっちのカン違いによるものだと
いうことが初めて今日、わかって自分で吹き出す。
8時半、早めのアガリ。
山口さんへのお礼も兼ねてまたさくら水産。
ごみ箱にゴミ類を捨てるとき、着替えで持ってきたシャツが
汗で濡れてるのでビニール袋にいれておいたものを間違えて捨てて
しまった。
ハッシー、里中くん、由賀ちゃん、圭介、麻衣夢、早川さん、
藤田由美子さん、それに音響助手の洋平くんという大人数になった。
いろいろ話が錯綜して大盛り上がり。
「今日は軽く」
「私も一杯だけ」
と入るときみんな口々に言っていたが、結局またカンバンで
追い出されるまで。
由美子ちゃんの天然ボケも面白く(彼女のそこはかとない下ネタ
が今回の舞台でも日替わりで聞けます)、里中くんの“ショユラー”
(マヨラーならぬ)話にも笑ったが、
圭介の腹話術人形みたいになった麻衣夢の黒ぶりが
一番オモシロカッたが、いや、これはプロモートを引き受ける
身として、詳しくは書けない書けない。
これがあんまり面白くてひっくり返っていたので、
ハッシーに大事な地方公演の件について話すのをコロリと
忘れていた。
また帰り、ハッシー、圭介と銀座線経由丸ノ内線。
昨日は圭介に、彼が長年疑問に思っていたという西遊記の
禁箍呪のことを解説したが、やたら感心されたようで、
私が新中野で降りたあと、
「いやあ、ベンリな人だなあ」
と言ったという話に大笑い。
帰宅して、またトンデモ本大賞2007のビデオを構成の参考に
見直しながら、メールチェック。こちらのわがままなお願いに
いろいろと協力を申し出てくださっている方々がいて、まことに
ありがたく、感謝感激。
酔余で返信すると失礼があるかもしれないので、返事は明日。