「ジャイアンの横暴を許すな！」（のび太代表・談）

※白夜書房キャプション　『御利益』稽古

朝８時４０分起床。
日記つけ、朝食。
最近の母は早起きで、９時ジャストにいつも
朝食のベルがなる。

朝食、青汁、イチゴ、コーンスープ、ヨーグルト。
弁当作ってもらい、自室に戻り、いくつか仕事メール。
白夜のキャプション原稿、字数を伝えてきたメールに
返信の形で直接書き込む。
これもイッキ書き。
ただしキャプションの方が字数調整に何回も書き直し。

昨日麻衣夢ちゃんから受け取った新譜のデモを聞く。
やはりこの子、きちんと大学で音楽を学んでいるだけに
歌唱の安定度が抜群に高い。
ただ、安定度が高いということは聞き流されてしまう危険性も
大いにあるということで（人間、ハズしたところにフックを
かけられるものだ）もある。
プロデュースとかを考えると曲を素直に聴けない。
いまはまだ、じっとその声に耳を傾けるだけにしておきたい。

児ポ法規制法案の二次元適用は見送りというニュースで
ロリ系のブログ等、かまびすし。
これで一安心というもの、いやこれは将来さらに大きな規制が
かかるに違いないというもの、いろいろと意見があり考えさせられるが、
過激な言を用いて政府やアグネス・チャンを叩き、これが通れば
別件逮捕天国の暗黒時代が再現される、と憂いているところには、
問題のスリ変えなのではないか、とちょっと首をかしげる。
あたかも“自分たちのロリ表現を守ることが暗黒時代の
到来を防ぐ手段だ、ロリ趣味は自由のシンボルだ”とでも
言っているように聞こえはしないか。

別件逮捕こそが真の問題だというのであれば、
逆に純粋に政治的に、権力の横暴と独裁化傾向とに対し戦いを
続けている人たちから、
「お前らの存在があるから、われわれを取り締まる格好の口実を
権力者側に与えてしまっているんだ、お前たちは結局、
獅子身中の虫でしかない」
と言われる可能性をロリの人たちは考えたことがあるだろうか。
自分たちの行為に正義の衣をまとわせるような表現はつつしんだ
方がいい。

表現の自由は守られるべきである。
これは何があっても守らねばならない。
しかし、それがロリ趣味というものを正当化はしない。
その趣味のない人間にとり、それが二次元であれ三次元であれ、
忌避される表現であることは認識しておかねばならない。
ロリを見たい人、そしてロリを見たくない人、
お互いの権利を尊重しあう姿勢を、まず示さねばならない。
ロリを守ろうという人々がまず率先して、
「見たくない人々がロリ作品をどうすれば見られないようにできるか」
を考えなくてはならないだろう。
「そんなもん、見たくない連中の責任だろ、見たくなきゃ見なければ
いいだけのことじゃん」
という意見は、この情報氾濫社会では通じない。
まず、きちんとしたゾーニングの徹底。
ここから始めなければ、いつか本当に足もとをすくわれる。

『宝島』編集部Ｍさんにメール、朝日新聞Ｎさんに
今後の予定メール。
１２時半には家を出ないといけないのだが（稽古のため）
某編集部と連絡つかず。
メール待ちでちょっと家を出るのが遅れる。

荻窪までタクり、そこからバス。
今回の稽古はよくこの上井草会議室を使う。
稽古はじめのときは、八幡宮の桜がたった一輪、ほころびたのを
ながめたが、あれから満開になり、すっかり散って葉がしげっている。
今日は久しぶりに陽光が空気の中に充満しているかのような
春らしいいい気候。

稽古、今日はラスト近くのシーンを集中的に。
前半は私の出る場面の前のところの動きを細かくつけていた。
周囲からいろいろ意見が出る。
メールで携帯に予約が何本か。
動きと改訂セリフを入れる繰り返し稽古のときは、
Ｋ社に出す予定のプロットをノートに書き込みなど。
主要登場人物のイメージを試みに佐々木にして書いてみる。
そうなると、エロを入れないといかんだろうと
少し遊んでみる。
そしたら、私の出るシーンの稽古のとき、席に広げておいて
あったプロット案を赤英に読まれてしまい、
「なかなかオモシロそうですねえ！」
とヨロコばれた。

私の出番のところ、いろいろと動きが加わり、自主的に
セリフも増やしてみる。
そこと最後は私が目立てるところなのだが、その二つの
シーンの間はずっと立っているだけ。
もちろん、ただ立っているだけではなく“立っている”という
芝居をしないといけないので、力が入ったままであり、
こっちの方が足が疲れる。

９時１５分、アガり。
バスで日産自動車前まで行き、伊勢丹クイーンズシェフで
夜食用の買い物。またバスで荻窪、丸ノ内線で新中野。
メールチェック。
通った企画の打ち合せ日程あり、
出した企画でボツったのあり。
春はこういう泣き笑い交錯。
ボツったところに代替案考えて送る。

ＤＶＤで『リトルショップ・オブ・ホラーズ』。フランク・オズ版。
ＣＧ時代直前とはいえ、自在に動き回る触手などには、
かなりアニメーション合成が使われていると公開時に思って
いたが、メイキング映像を見ると、ライル・コンウェイが
原子力研究所（ＡＥＩ）に開発を依頼して、実際にあそこまで
手動で動かすことの出来る仕掛けのツタを制作したと聞いた
ときには仰天したものである。
この動きを見ると、ＳＦＸ映画というのはＣＧの出現で
堕落したとしか思えない。
そして、映画はこれだけ人知を尽くした仕掛けの人食い植物が
スティーブ・マーチンの怪演にあっさり“食われて”しまって
いる。人間バンザイというべきかどうか。

代替案のメモなどをとっているうちに書き上げてしまい
メールして、夜食。あんかけ豆腐と京しば漬け、オノの長野みやげの
鹿肉ジャーキーなど。
０７年トンデモ本大賞の記録ビデオで、杉ちゃん＆鉄平の
演奏などを聴いて陶然。
気がついたら３時過ぎてしまっていた。