2日
水曜日
九郎判官胸元の露出ね!
きゃー、義経さま大胆!
※打ち合せ用プロット(未完成)
夢で喫茶店にいる。その店で江木俊夫主演のテレビドラマを
見ながら、グレープジュースを注文する。
出てきたグレープジュースには粉末の、これもグレープジュースの
モトがついてきている。
一緒にいた女性が、
「これって、このジュースに入れるの、それともおまけ?」
と質問してくる。
どっちかわかんないが、カッコをつけようとして
「おまけさ」
と答えるが、違ったらどうしようとドギマギする。
書いていてもつまらんが、一応憶えているので記録として
残しておく。実相寺監督のひそみにならい。
朝、9時まで寝ていた。
朝食、青汁、ニンジンスープ、イチゴ、柚子みつヨーグルト。
昨日の企画進展の件を報告したり、その次の段階の作業に
入ったり。
一方でトラブルの件の善後策を立てたり。
M社で共著者になることが決まった河井克夫さんとの打ち合わせ用
プロットを作成。これがなかなかの難物となる。
一方でアスペクトのK瀬さんから、仕事を離れての協力の
申し出があり、ちょっと感動する。
プロット書きながら、昔からの癖で時おり立ち上がり、
仕事部屋を動物園の熊のようにうろうろ歩き回る。
小学生のときからの、“お話”を考えるときの癖である。
雑文のときはそんなことをしないのだが。
昼飯、ミソをなすった握り飯が二ヶ。シメジの炒めたものを添えて。
四時に家を出て、バスで新宿経由渋谷。
事務所でプロット、続き。
朝日新聞社から、500字書評のゲラが届いている。
言い回しなどに赤を少し入れる。
K藤くんに出す原稿としてはこれが最後で、4月からは
新担当Nくんとの仕事になるが、この500字と、こないだ
出した800字書評(500字の方が先に掲載)、この時期は
新書評委員の原稿が優先になるので4月一杯、K藤くんとの
校正やりとり作業が続く。
それにしても、最後に担当さんもこちらも満足できる書評が
出せてよかった。本来、あまり朝日の書評欄向けではない本
なのだが、送別会で酔っぱらったTデスクの、気が大きく
なったときを見計らって
「どうせ朝日じゃこんな本の書評はできないから」
とカマをかけて、
「何言ってるんですか、やってくださいよ、大丈夫ですよ」
という言質をとって、翌週、何も憶えていないデスクに
綸言汗ノゴトシと申しますから、と無理矢理押し込んだのであった。
この方法は平山プロデューサーから教わった方法である。
昨日で正式に朝日新聞出版の人となったYさんから電話。
昨日の電話ではまだ前の会社の名前を名乗ってしまっていて、
ダイジョウブかと思ったのだが今日はちゃんと新しい社名で
電話が来た。来週打ち合せの件。
結局プロットは三分の二まで。
後は明日のこと、としてオノと京王井の頭線で下北沢。
Y子さんと待ち合わせて『虎の子』へ。
神が味方してくれたか、寒さが続いて桜の花、ほぼ完璧に保たれて
いる。花の中に街灯が入っているので、内側から桜の花が
ぼーっと光った感じになっていて、幻想的な光景である。
通り掛かりの人たちがこぞって携帯で写真に撮っていた。
この桜が見られるのが今年限りというのは寂しいが、
最後にこうして別れを惜しめたというのはせめても。
やがてマド、それからYくん、最後に朝日のK藤くん駆けつけて、
桜の花びらを盃に浮かべるなど、風流の贅をつくす。
筍、春キャベツ、蕗の薹のパスタなど。
酒は日高見、黒龍、庭のうぐいすなどだったが、焼酎で
「わたし・・・・・・きれい?」
というのがあった。ナルな蔵元が作ったか、それとも口裂け女か
と思ったが、カサゴみたいな魚がラベルに描いてあった。
10時過ぎまでワイワイ。YくんとK藤くんがお互いに会社のことで
外には絶対出せないようなアブナイ話などを。
Y子さんは相変らずのぎりぎり30代美少女ふぉるしぃ。
キミちゃん入れて記念写真撮り、K藤くんとオノ・マドで
すし好でちょっとまた話す。新担当Nくんのことなど。
オノが“早く見たい〜!”と言っていた。
タクシーで帰宅。