裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

18日

木曜日

マッハゴー・イチ・ゴー!

国もふるえる犬養射殺
問答無用とゴー・イチ・ゴー
斬奸決起ゴイチ・ゴー
尊皇魂親譲り
走り出したら後にはひけぬ
いくぞ昭和の維新まで

※アスペクト原稿 大和書房原作 肉の会@大木屋

8時45分までぐっすりと。
10時間近く寝たんじゃないか。
起きがけの夢で、白黒のいい感じのアートアニメを
見ていた。これを何とか日本に紹介したいのだが、
と持ちかけられる。

9時半にしてもらい朝食。
固いラ・フランスにピオーネ。
ジャガイモとタマネギのスープ。
コショウが効いていて美味。

しおやさんの通夜の様子をぴんでんさんのメールで読む。
職場での孤独な死であったことが傷ましいが、
心臓発作というのはある意味、苦しむ期間の短い、
理想の死ではないかとも思う。
鈴木ヒロミツ氏みたいに、死への万全の準備を整えて、
家族に別れを告げて、というのは、かえって残された人間が
やりきれないのでは、と思うんである。

原稿、アスペクト(PR誌)の連載。
1700w。ちょっと書き足りないかな、という感じ。
それとアンケートに答える。依頼文に、
「原稿料は、各担当による立ち飲み1回」
とあるのが笑える。

昼飯を母の室で。
親子丼をリクエスト。
濃いめの味付けで、結構々々。
食べたいときに食べたいものが口に入るのは至福である。
わが家では昔から親子丼には三つ葉しか乗せない。
山本嘉次郎は親子丼には海苔が絶対必要と言っているが、
そうかなあ。

自室にもどり、大和書房マンガ部分原稿、遅れていたのを
一本。K子にメール。3時、バスで新宿まで。
そこでちょっと用足しして、タクシーで事務所。
ハッシー来渋、ちょっと打ち合せ。
某申し込みの件につき。
彼が来る前に、あぁルナの公演に協力してくれている
シャララ・カンパニーのYくんから電話。
その件かと思ったら全然別個で、シャララが制作する
ラジオ(J−wave)への出演依頼。

その後、大和書房原作さらに一本。
書き上げて、オノとタクシーで新宿、そこから山手線で
日暮里。もうずっと前から(コムテツの終演後?)女優陣と
約束していた、大木屋でのもんじゃ会。
全員揃って、だと絶対都合つかないので今回はとりあえず
第一回。乾恭子ちゃん、樋口かずえちゃん、大友恵理ちゃん、
原田明希子ちゃん、なべかつさん、それに私、オノマド。
特別ゲストに昨日誘った田中邦和さんが来るが、本日は
大塚で8時からライブ出演とのこと。
肉まで間に合うか?

第一陣の乾、原田、田中、私、オノマドで大木屋へ。
オードブル(笑)は肉厚、脂たっぷりの刺身。
大トロ、中トロ、カンパチ、赤イカ。
それから肉、ってダンドリだが、そこで大将の身内から電話
がかかってきたりしてなかなか出ず。
出て、写真撮った段階で田中さんリミット。
残念でした。涙ながらに見送って、
さて、あとは例によっての肉、肉。
こういうときは残酷な話だが、食べられない人間がいると
よりおいしく味わえる。
「美味いものを食うには、料理を作る人、食べる人、そして
食べられない人が必要である」
けだし名言(私の言だが)。

第二陣が来て(迎えに行くときにそれぞれドタバタあったが)、
また肉、さらに、それと牡蛎、さらにメンチ、
そしてもんじゃ。
恵理ちゃんと樋口ちゃんの歓声というより
驚声が楽しい。
今回行けなかった人はまた次回も企画しますので
うらまないでね。

乾ちゃん可愛く、恵理ちゃん面白く、樋口ちゃん豪快、
原田さん美人。男連は(心はおっさんのオノ含め)ごきげん。
話もはずみ、10時近くまで。
腹はくちくなったがアルコールが足りない。
中野まで行って、オノマドとうどんの真希で飲む。
もう私とマドは完全に酔って、これまで500ぺんは
繰り返している話題(オノ・談)をまた繰り返す。
酔っ払いの特権。
ふと気がつくと、もう3時過ぎ。驚いて、タクシーで帰る。
長生きはしないな、私も。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa