12日
木曜日
“ずももももも”も田村信のうち
“ちゅどーん”も“みゅいーん”もみんな田村オノマトペ。
※同人誌原稿のみ 体調やや悪
朝方、やたら登場人物の多く出てくる夢を見る。青い背広に青い
サングラス姿の立川談笑や、何故かもう子供もいる芦辺拓夫妻、
一度も会ったことのない(だから顔も違うだろう)鈴木由美子、
それからモデルも何もない美少女など、総勢で30人近くが
“出演”。
大きな旅館のような施設にみんなで泊まったのだが、翌日、
荷物が見つからなかったりしてなかなか出発できないという夢。
私は早く出て外でみんなで飲もう、とわめいていた。
ゆうべちょっとホッピー過ごしすぎて二日酔い気味だったのだが、
それでもなお、夢でまで飲みたいと思うか。
そんな夢を長々見たせいか、時計を見て8時45分だ、と驚いて
大急ぎでシャワー浴びて、出てもう一度見たら1時間間違えて
7時45分に起きてしまったのだった。
台湾旅行の日記など書く。メモ以上に、携帯で随所々々で
撮った携帯写真が記憶を甦らせるよすがとなる。
9時、朝食。
スイカとヨーグルト。
ふと頭のすみっこに“左義長”って言葉が浮かび、えーと
何だっけ、とすぐ携帯でGoogle検索。あ、どんど焼きのことか、
とわかって満足。最近、この携帯Googleがありがたくて。
ときどき、突拍子もない単語が頭に浮かんだり、簡単なことを
ど忘れしてしまうのである。台湾から帰って、成田を出て、まず
最初にしたことは携帯Googleで“念仏無間、禅天魔、真言亡国、
律国賊”なる日蓮の言葉を調べたことで、これらを何と言ったか、
突如飛行機の中で(何でか知らない)気になりだしてたまらなく
なったためだった。調べるとすぐ、“四箇(しか)の格言”と
出て、便秘が通じたような気になる。
今日打ち合わせ予定だった白夜書房は来週に延びる。
学研の章立てにそろそろ入らないといけないか。
佳声本、遅々としているがそろそろ馬力をかけないと。
何にせよ、イラつく。気圧のせいもあるだろう。
昼はサントクで買ったザルラーメン。あまりうまくなし。
開田あやさんの同人誌(『唐沢先生の雑学授業』のイラストを
描いてくれた藤本和也さんの作品集)の原稿。
人を褒める原稿は下手をすると結婚式のスピーチになって
しまうのでいろいろ工夫する。
メールやりとり、多々。決まったことがまた
急に上の判断でひっくり返ったり。
振り回される感じ。
外の雨、昼過ぎからだいぶ小やみに。
4時過ぎ、やっと事務所。
荷物多々。
ネットニュースで大評判なのが、中国の段ボール入り
肉まんの話。
http://www.youtube.com/watch?v=JK6vrHgX8Ew
これだけ広まっているのは、嫌中感情というより、
「そこまでやるか」
「食った奴から文句が来たのではない(気がつかなかった)」
という、話自体のもはや都市伝説に類するナンセンス度
によるものではないか(政府の摘発、というのがちょっと
アヤしくもあるが)。
そう言えば昔、NHK前にあった洋風居酒屋の親父が
「インスタント茶漬けに入っているシャケは、バルサ材の
破片に色付けをし、シャケ味の液体をスプレーしているだけ」
と真面目な顔で話してくれた。本人は
「自分は昔、その工場でバイトをしていたので間違いない」
と言い張っていたが、そんな、会社の信頼にかかわるような
仕事をバイトにさせるかな?
どうにも気圧で体調おぼつかなし。
タントンマッサージにひさしぶりに行く。
足のむくみはこれと小青竜湯をちょっと頻繁に用いることで
直そうと思う。
帰宅、料理作る気力もなく、千歳で買ったニシンのスモーク
にサワークリームかけて酒。酸味と塩気が足りない(最近の
食品はみんな健康志向で塩気がほとんどない)ので、
こころみに土佐酢をかけてみるとピッタリあった。
あと、シューマイとか野菜の煮付けとかの惣菜。
野菜煮付けの方は逆に今どきこんな濃いめの味、と言いたい
くらいの甘辛いもの。これは自分で作るべきだった。
古いビデオデッキを始末しようとしていたら、何と中から
探していて見つからなかった松田定次の『赤穂浪士』の
ビデオが出てきた。つい見てみたら最後まで見てしまう。
若手俳優がみんな痩せているなあ。
吉良の息子で上杉家に養子に入った綱憲を演じた
東宮秀樹も、細い。今のジャニ系のアイドルたちも細いが
栄養が足りているスマートさで、この映画の製作当時
(1956年)の若者たちは、肉とかを果たしてどれだけ
食べていたか、と思える、皮下脂肪ゼロのガリである。
中性的美形の東宮秀樹、同じ年の『孫悟空』(この映画で
大石主税を演じた伏見扇太郎が悟空役)で三蔵法師を演じて
いる他、2年前の1954年には『犬神家の一族』の最初の
映画化、『犬神家の謎・悪魔は踊る』で、犬神スケキヨ
(字は輔清)を演じてもいる。