裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

火曜日

♪与作はイスラムだ〜フイフイ教〜フイフイ教〜

女房も割礼だよ〜フイフイ教〜フイフイ教〜

※『男の部屋』原稿

朝、落語会をプロデュースする夢を見る。
そのメンバーが、山本弘、立川談志、笹公人という組み合わせ。
三人のネタまで何故か私が考えなくてはいけなくて
苦労するというもの。
あと、誰だか忘れたが知人が夢の中で、小さなイモムシの皮膚ほど
柔らかくてぷよぷよで可愛いものはない、と言っていて、
イヤだが確かに撫でたらぷよぷよで気持ちいいかも、と思って
しまったり。

8時起床。入浴、メールチェック。
知らぬでもない人物が、まあ、“水に向かってありがとうと
言おう”運動の類い(科学的なデータを占いまがいのことに
利用している)をやっていて、メールでそれに嫌悪感を
述べてきたマイミクとちょっとやりとり。

と学会のような活動は、理性を人に喚起させる、という
よい結果をもたらしはするものの、その底にあるのは
悪意(人の一生懸命な活動を嘲笑う)であり、一方、
上記の人物の行動は理性も判断力も、いや実効すらない行為だが、
底にあるのは“多くの人に幸せになってもらいたい”という
善意である。一般人にどちらが受け入れられるかといえば
これはもう“善意”の行動の方である。

問題は“人の幸せ”をピュアに願う、善意あふれるその人物が、
いかに周囲の多くの人間を不幸にしているか、という事実で、
マイミクさんもそれを問題にしているのだと思うが、
これは仕方ない。ウソで固めた善意を照れず臆せず、
ストレートに口に出来る人間というものは、それなりの強さ
(無神経という強さだが)を持っている。
プチなりとはいえカリスマになれるのは
そういう矛盾を無視できる人物の特権なのだ。

朝食9時、スイカ、ヨーグルト。
札幌から買った漢方薬。足のむくみはしばらく小青竜湯を
切らしていたせいかもしれない。

日記つけ、旅行のメモ整理など。
プロント・プロントから電話、次回のネタ出しについて。
DVDデラックスからも電話、次回〆切について。
まだこちらの脳は旅行ボケだがすでに日常は普通通りに
流れていきはじめている。

某書籍企画(台湾旅行中にしら〜さんと話しあったもの)
を某S・C社に打診してみたら、好感触だったので、
Jプロダクションにその旨を伝えるメールを書き、
オノ通して送っておいてくれるよう頼む。
そしたらオノから返信で、Jの代表の名前とS・C社の
編集さんの名前をトッチガエている、と指摘される。
ああ、直接出さないでよかった。
やはりまだ台湾ボケ、マンゴーボケか。

3時、冷蔵庫の中をひっかき回して茶漬けをかきこみ、
出社。荷物類が山のように来ている。
『Memo・男の部屋』コラム原稿書きだす。
4枚で2時間。
昨日深夜に来た依頼、朝に電話がなかったのでNGに
なったと思っていたら5時ころ電話あり、〆切が
伸びたので金曜あたりに取材で、ということ。

7時半、タクシーで幡ヶ谷チャイナハウス。
しら〜さんと、某企画の件で打ち合せ。
まあ、前向きで進もうという方針、あと、Jプロのつながり
のあるところとの関係をどうするか、であるが、ここは
経験あるしら〜のサジェスチョンが役に立った。

マスターに台湾みやげを手渡す。ドライマンゴーと、
廸化街で買った干し肉。卵と肉を合せて燻製にしたものは
マスターも珍しがっていた。

誰か彼か知り合いのくるこの店であるが、マイミクの
ハルコマさんが編集者と打ち合わせに来ていた。
打ち合わせ後に合流して、いろんな話。
かなり参考になる体験談もあり。
蟻酒、それからクコ酒なども入れて、そんなに食べて
いない筈(野生の金芯菜、ナマズとタケノコの炒めものなど)
なのに腹いっぱい、アルコールも限界近くなった。
タクシーで帰宅。ぶっ倒れるように寝る。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa