27日
火曜日
お祓いと筋肉痛の記
朝8時起床。筋肉痛激し。やはり張り切りすぎたか。しゃがむと内股がひきつる感じ。
中野のマンションはエイジフリーでトイレに手すりがついているが、これがありがたい。筋肉痛とはいえありがたがる歳になろうとは。
朝食9時、ブドウ、リンゴ、スープ。原稿書きが案外かかる。
今日は11時から赤坂氷川神社で『猫三味線』本編収録開始のお祓いなのだが、出るのがギリギリになってしまう。しかも、タクシーの運転手、ベテランぽいので安心して資料を読んでいたら、前日六花マネに
「間違わないように用心するように」
と行っておいた通りの間違い(氷川神社、と言ったら日枝神社につけた)をする。しかも氷川神社を知らないらしく、そのあたりをウロウロ。
二回催促電話が携帯に来て、やっとついたが長い石段を筋肉痛の足で
「イテテ、イテテ」
とうなりながら上る。結局20分遅れ。どうにか致命的遅れにならず、お祓いが始まる。さすが氷川神社で格式にのっとった祝詞をあげるが、やはり中に
「株式会社○○の……」
「DVDをば撮影・編集なし」
などと出てくるとヘンである。出資者である某氏とそのスタッフに挨拶。Fプロデューサーからいろいろ面白い話を聞くがちょっと書けない。その後赤プリで収録打ち合わせ。佳声先生たちとタクシーに乗る。助手席に乗った私を見て運転手さんが小さく“わっ”と驚く。何かと思えば
「こないだテレビで見ました」
と。なんと正直な。佳声先生囲んで、ウッド、エースデュース、イマジカの三社でスタジオ録音打ち合わせ。いよいよだなという感じ。しかし、自分の愛し尊敬する芸人の記録を最良の形でこうして残すことが出来る俺は幸せな男だとつくづく思う。ネットで多少叩かれてもこれは仕方なかろう、こう立て続けに楽しいことばかりやっていては。
終わってタクシーで渋谷に行き、
六花マネとキッチンハチローでランチしながら打ち合わせ。帰宅したらマガジンハウスからカフェバー『プロント』に置くフリーペーパーに雑学コラム連載というお仕事。
別れたばかりのスケマネにメール。3時半、時間割『社会派くんがゆく!』対談。対談の前に担当K田くんと、今度出るアスペクトのPR雑誌のお仕事の件。なんだかんだで仕事というものは増えていく。どれも大した分量でないために、満腹のおなかにご飯つぶを
「まだもうひと粒は大丈夫だろう」
「もうひと粒くらい」
と詰め込んでいっているような感じで、無限大に増殖していく感じである。
夜9時、帰宅。パイデザと家で母のアメリカ帰りメシ。アボカドサラダ、クラムチャウダー、スパゲッティというアメリカ風ご飯。
クラムチャウダーというもの、小学校の給食に出すぎて嫌いになっていたのだがパンにひたして食べると旨し。平塚くんに自宅のプリンターとパソの接続が悪いのをなんとか、と依頼。あと冬コミ同人誌とチラシの件など。
11過ぎ自室に戻り半身浴、浴槽内読書で『未確認飛行ニュース』(タオヨーイチ編、太田出版)。浴槽内読書にふさわしい装丁、内容。これはリラックスできてヨキである。
とはいえ浴槽にしゃがむときもまだ痛い。トシである。