裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

23日

金曜日

いよいよ終盤戦、の記

朝8時起床、クリームパン、ハムカツバーガーにて朝食。『創』オタク清談原稿テープ起こしアガってくる。手を加え返送。さらに週プレ『名もニュー』原稿にかかり、11時半までに完成、メール。

今回のテーマは“萌え”。テープ起こしをしてくれているライターさんが、おぐりの反応を“内容に関係ない不規則発言”ととるとみえて、テープ起こし原稿からほぼ全部カットしてしまっている。

こっちが眼目なのに。これはきちんと次回、注意しないと。池袋へ。『ひよパジャ』公演も余すところあと3日、5ステージ。終盤に入った。今日明日の2回公演が体力的には最もハードか。実際、袖で待機中ついウトウトしてしまい、しまさんに起こされる一場面あり。私演じる矢部先生のキャラ、やっと全部の場面で存在感出たかという感じ。

唐沢俊一が演じているという部分が6割のキャラなのでやりやすい反面、いかにも、な演技はしにくい。昼の部で談笑さんとカワハラさんが来てくれていた。他に知り合いの演芸関係者数名。

その(笑いのプロが多かった)せいか、受けが大変によく演じていてみな、気分よかったと思う。しかし劇団員(ことに座長と奈緒美さん)が最も喜んだのが『おおき屋』の大将が来てくれたこと。まさか来てくれるとは思わなかったのでこっちも驚く。
「あれだけ言われりゃ来ねえわけにいかねえだろ」
と照れながら、強く握手してくれた。入りは9分。

夜の部とのあいまに外で『二天』のラーメンを食べる。太めの麺にこってり系のスープ、“あげ玉肉”というのを頼むとゆで卵とパイコーの揚げたものが乗る。パイコーが一枚そのままで切ってもいないのは乱暴だが、味は見た目よりはるかに脂っこくなく、だしも効いている。

近くにあったら通っていたかも。客の一人が、入ってきてちらと顔を見たとき
「あれ?」
と思ったほど、杉浦大蔵議員ソックリ。あのテの顔は今の若者のある種の平均値なのか。夜の部、客の入りは8分。反応、少し重いかな、という感じ。昼と夜とで、今回の公演は昼の方がおしなべて反応がよかったりする。

しかし物販はあきらかに夜のお客さんの方がよく買ってくれる。『雑学授業』はラク日までもつかどうかというところだし、『名もニュー』同人誌は毎日のように補充している状態である。夜は談四楼師匠が来てくれた。明日は志らくさんが来てくれるそうで、やたら今回の公演は客席の立川率が高い。

今日は金曜日で、劇団員はそのまま秋葉原に移動してふらないの放送に出るということだが私は聞いてなかったので用を入れてしまっている。もともと、あそこの放送局は何か行くたびに気分がしょぼんとしてくるような環境なのであるが。終わったあと、タクシーで下北沢に移動して、虎の子でK子と某件のスタッフたちと会食。

さすが金曜で込み合い、最初は店の奥に押し込まれるがやがてテーブル席へ。相席の女性が大きな声で
「“ホピ”によるとね、アメリカと中国が戦争をし始めると最終戦争になるのよ」
などと話していた。

帰宅、ちょっと疲れた体に酒が回ったので
半身浴はパスして寝る。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa