22日
木曜日
打ち合わせと芝居と、の記
朝8時半起床。要するに私は寝が足りないのか。朝食、昨日用意しておくのを忘れたのでコンビニに柄シャツ、半ズボン姿で買いに行き、御飯と漬け物、カップ味噌汁を購入。家で黒豆納豆で。
テレビで見る杉村大蔵議員のキャラ、誰かに似ていると思っていたが今日、アア、と思い至る。悪いので書かないが。
二見書房Yくんから印税割の件でメール、返事。FRIDAY四コマ原作三本、書いてメール。12時半、タクシー飛ばして渋谷へ。直に時間割入りしてさっき原作書いたFRIDAYのK村くん。打ち合わせ事項三ツ、まず次回特集号の件。ネタ出しの数と原稿料のツメ。それから単行本の件。
さらに、某企画で某氏と連絡つかない件。健康か、金か、理由はわからないがK所元副編集長も連絡つかないでいるということで、これはもう外すしかないか、という話になる。ビジネスにも何にもなったものでない。もともとこのFRIDAYで連載とれたのは某氏の仲立ちによるものなので心苦しいのではあるが。
別れて某氏に電話、これ以上連絡がつかないと切ります、と留守録に吹き込んでおく。そしたらすぐに電話があった。電話不通の理由を訊くが何やら話したくない模様。とはいえ、案件は進めていたようで、その間の説明と、停滞の理由を話してくれる。人任せはやはりよくない。こっちで動くことにする。手間のかかることだ。
5時半、仕事場を出て池袋。シアターグリーン7日目。もう1週間もこの劇場でやっている。昨日、観劇してくれた知人・友人から感想メールを貰っていて
「あそこの場面、ああしたらいいのではないか」
「ここはこうしたらもっといいのでは」
等々サジェスチョン貰っていたが、ダメ出しで、それらとまったく正反対の演出がついたのに心の中で爆笑。この劇団の演出がいわゆる演劇のそれと全く異なるということ。それが演劇のワクを破ることになるのか、最後まで傍流で終わる要因になるのか、それはまだわからない。
お客どんどん入る。まずまず、といったところの入りだが、今夜のお客さんは反応がよく、ワッワと受ける。そうすると演じ手の意気込みも全く変わってくる。特に座長とおぐり。
金沢くん演じる西山さんも、キレぶりがだんだんよくなってきた。私の役、一個捨てたギャグをおぐりのリクエストで復活。この役、演じていて楽しいとかというよりほぼ素でいけるので気楽なのだが、果たしてこんなに気楽にやっていていいのかと思わぬこともなし。
「まさか全公演出るとは」
と驚かれたシアターグリーンの高沢さんから先日
「すごい。名演」
と褒められたが、どうもピンとこない。私は(自分の)演技というのは怪演でいく、という主義であって、今回のは好演、なのである。
客席にあぁルナの橋沢さん、トテカワの幻冬舎Yさん、児玉さとみさん、『ぎゅわんぶらぁ自己中心派』の片山まさゆき氏の姿あり。客出しのときに挨拶。
バーバラ・アスカさんは娘さんと。可愛いのに驚く。
「私と180度違って引っ込み思案なんですよ〜」
と。そりゃ最も身近な母親がこうじゃなあ、と笑う。笹公人さんは何か疲れているような印象。最近テレビ出演などで忙しいせいか。と、言ったら
「じゃ、唐沢さんはとうに死んでなくてはいけません」
と。そう言えばそうか。物販好調。
近くの居酒屋で軽く飲み会。同じ席に座ったのが噺家の林家うん平さん。お母さん役の川瀬さん(しかし、顔が広い!)の知り合いだとか。
落語のくすぐりのことでちょっと盛り上がる。
「“わしがドイツに渡米した折……”ってギャグが好きなんですよ」
「私もネ、あれ、絶対抜かさない。お客が喜ばなくても私が胸のうちで爆笑しているからそれで満足しているンです」
12時近くに閉会。
橋沢さんとタクシー乗り合いで中野まで帰る。
小林三十朗さんのあぁルナへの客演、大変に楽しみである。