「ご要望ありがとうございますが、残念ながら煉獄を当教会では認めておりません」
朝7時半。朝食9時。ミカン、イチゴ、豆のスープ。1時過ぎまで自宅で。日記つけ、雑用。昼は弁当、ノリ弁にタラコ、ネギのミソ汁（カップ）。出勤、3時時間割にてライターさんと。

ドコモのPR誌の取材で、“コミュニケーション”につき話す。一応、コミュニケーションにおける雑学の役割、のような話をしたのだが、話しているうちにスケールが大きくなり、これからのコミュニケーションの形と、それに関連しての携帯的ツールと雑学と自我と、と言ったような話になり、ライターさんもノッていろいろ質問してくれて、
「今日は何か、一人で唐沢先生の授業を受けたという感じで贅沢な時間でした」
と言う。確かに時間を予定の倍くらいとって話した。

別れて、仕事場に戻り、FRIDAYのコラム、ネタ出し。6時50分までかかって書き上げてメール。タクシーで曙橋。井上デザイン事務所。ミリオンのYくんに待ち伏せされていて（笑）、いろいろ打ち合わせ。タイトルの件、オビ文の件、イラストの件など。楽工社の『奇人怪人偏愛記』も初めてここで見る。Yくんとの話終わったあと、今度は井上くんとの某件の話。共通の友人の仕事にどう協力していくか、ということ。井上くんの友情の厚さに驚く。

彼を井上くんに紹介したのは私で、その私は現在、ちょっと彼とは疎遠になってしまっているというのに。しかも、その彼のことを井上くんに“なんとかしてやってください”と頼んできたのは、これまた私が彼に紹介して、彼のスタッフのような仕事をしたことがあるK・Gくんで、もちろんK・Gくんも現在は別に彼に義理があるわけではない。彼に、みんなにそれだけ心配される人徳があるのか、あるいは周囲のみんなが優しいのか。少し感動。

話ざっと聞いたあと、井上くんと二人、近くのワイン居酒屋にメシ食いに。五味くんとこないだ飲んだという話、お互い怒鳴る奴が嫌いだという話から、しかし仕事していると怒鳴らざるを得ない場合ってあるよねという話になり、それぞれの怒鳴ったエピソードを。

私は以前、ぶんか社に入り込んでいた詐欺師の某を怒鳴りつけた話をしたが、そこから出版業界ってそういう連中多いよね、という話になり、さらに今話題のメール関係の某というのはひょっとしてアイツではないのか、という話になる。井上くん、
「絶対アイツですよ、本当にウソしか言わない、話の中の100％がウソって奴だから」
と。そういう奴がなぜ業界を遊泳できているのか、という話も出たがアブな過ぎて書けない。

ワイン居酒屋だがビール（ギネス）と日本酒（八海山）ばかり。つまみは揚げ銀杏、猪肉のミソ炒め、ツブ貝など。ツブ貝大変に美味し。いい気分で酔って、一旦渋谷に帰る。携帯を忘れたのを取りに。それから改めて中野に帰り、ビデオで『ガメラ対ギャオス』見る。湯浅監督のこと、次々に思い出されて涙。